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きっとどうでもいいラノベブロガーの戯言part.3

・はじめに
くださいやがれは酷いかもしれない。そう思った。さて、今回は予告通りラノベの面白さについて話す。ただラノベはこういう風に面白いと話すのもつまらない。そこであなたがラノベを楽しめないのはこうかもしれないという視点から話す。もちろん筆者の妄言だ。

・ラノベの面白さは文脈に左右される(前編)

ラノベの面白さは文脈に左右されると思う。この文脈というのは筆者の造語で、ここでは「ラノベを読む人が辿ってきた数々の物語たち」のことを指す。この物語は別にフィクションでも、ノンフィクションでも、映画でも小説でも漫画でも、とにかくなんでもいい。朝起きたら変な寝癖がついていたもこの文脈に組み込んでいい。ちょっとした雑学を聞いたも組み込んでいい。それも立派な物語だ。とにかくそんな感じだ。例えば1990年代の日本を舞台にした作品で、電車に乗るのにICカードを使う人物がいたら違和感を覚えるだろう。しかし、今の例で違和感を覚えられない読者もいるだろう。おそらく筆者より五歳も下の年代の方は別になんとも思わないと思う(おっさんは「いや今の若いもんだって昔はICカードがないことくらいわかる」と反発するかもしれないが)。反対に現代日本(2017年にしようか)を舞台にした作品で、登場人物がJRを国鉄と言い換えたとして「国鉄?あぁ、JRね」なんて思える方は少なくとも「国鉄」という文脈をどういう形であれ経験してきた読者だろう。例がやや地味にそして細かくなったが「ある特定の文脈を辿っていれば楽しめる・つまらなくなる物語」があると筆者は考えている。あくまで妄言なのでやはり鵜呑みにしてはいけない。

・ラノベの面白さは文脈に左右される(後編)

長くなったので前後編分ける。さて、文脈をラノベに適用していこう。ラノベには(いやもちろんラノベに限らないが)パロディやオマージュというものが存在する。パロやオマージュで有名な作品は多数あるが、ここでは特定の作品名は出さない。パロやオマージュを楽しむにはもちろん前提となる作品を知っていることが必要になる。これが一般的に知られている作品ならいいが、特定の作品、しかも特定のラノベを読んでないと全くとは言わないがわからないものがある。ラノベ作家ものというラノベ作家を描いたジャンルの作品には、時折作家の過去作を知らなければ楽しめないパロがあることもある。そんなことはもちろんラノベ以外にも適用されるが、実は「ラノベならではのお約束」みたいなものは「ラノベの文脈を辿っていないとできない」と考える。その最もたる例が「巻頭カラーイラストのヒロインが本編に全くエロがないにもなぜか際どい格好をしている」ということだろう。いや、確かに漫画にもあると思うがラノベほど多くはないと思う。これを全くラノベを知らない人が見たら反射的に「この作品はエロい!」となるはずだ。しかし、それをある種どんな作品にも適用される可能性があるお約束だと知っていれば「実は全然エロくないんでしょ?」と割り切って物語を楽しめる(もちろん実際にエロい作品もあるが)。これ以外にも色々あるが、こういうお約束は多数あり(異世界転生もののトラック、チートを授ける神様、中世西洋のぼやっとした中世西洋感など)ラノベに適用できる「文脈」だと思う。その文脈を辿っているかいないかで楽しめるか否かも決まってくると思う。もちろんこれは筆者の妄想なので適当に「馬鹿じゃね?」と言ってもらいたい。

・最期に
最後と間違えて最期になったが、ノートに何かを書くという意味では最期かもしれないのでこれでいこう。今まで虚言妄言に付き合っていただいて感謝する。また以下は何にもないにも関わらず値段をつけるので、よろしくお願いしたい。別にお金はいらない。またこんな戯言がみたければぶん投げてくれればいい。

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