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【マインド】親は私と同じ不完全で不器用な人間である

「お母さんに頼れない」

「親に出産後の里帰りを断られてしまって…頼れないのがとても悲しいです。前からですが、お母さんには期待はしてないって感じです。でも、natsuさんは親に頼れて羨ましい…」
そんな相談を受けました。
実際の相談内容はもっと長いけど、詳細は割愛してます。

これには2つの課題を含んでいる相談だなと感じました。
・実際に出産後のサポートをしてくれる先がなくて困る
・親に甘えられず、拒絶された気持ちがして悲しい

親に甘えたい時に断られるって、精神的に辛いよね。
そりゃそうだよね。

じつは、私も再婚後に2人目を出産した時(今なんだけど)、実家を頼りませんでした。
母は「夜、物音がするとすぐ起きちゃって、寝不足が辛いんだよね…」って言うので、無理して手伝いお願いしてもなぁと思ったし。
父とはシングルマザー時代に現在の夫との交際に関して喧嘩をして数年口を聞いていません。(それでも実家には定期的に帰ってます。話はしないけど、顔は見せてる。)

入院中に長女を預かってもらえないかと依頼した時も「仕事忙しいからごめん無理〜」と。

「うん、おっけー😂」

今回はそんな感じ。笑

生まれたてな我が子。かわいい。

親って自分と同じ不器用な人間

自分自身を認めてあげられない人は、親との関係を一度見直してみることをおすすめします。

子供にとって親は間違えるはずのない絶対的な存在。
親に認めてもらえることが、そのまま自分を認めることに繋がる。
子供の頃にかけてもらった言葉が、自分に向けられた行動が、自分の思考を作っていく。

100点を取れなくてもテスト勉強頑張っていたねと褒められれば、頑張って努力することに価値があると学ぶし、100点を取れた時しか誉められなければ自分は結果を出すことでしか認められないと学ぶ。

そして、親の生き様そのものがお手本になって大きな影響を受けていく。
親が楽しそうに仕事をしていれば、働くことをポジティブに捉えられるようになるし、時には自由に遊ぶ親を見れば、大人になることは楽しいことだと学ぶ。
親が毎日辛そうに仕事をしていれば、仕事は耐えるものだと学ぶし、世の中の理不尽に耐えていれば、自分は理不尽をされても仕方がない存在なのだと学ぶ。

良くも悪くも人生観は刷り込まれる。
親ってそういうものだと思います。

そして。
案外親に認めてもらいたいという気持ちは大人になってもあるもの。
気付かずに刷り込まれた人生観にずっと縛られているもの。

だから、もし子供の頃に「違う」と感じていたことや「愛して欲しかった」「認めて欲しかった」と思う気持ちが置いてけぼりになっていたのだとしたら、向き合う必要があります。
なんだったら今何歳でもいいから、直接「悲しかった!」と伝えても良いと思う。

私は30歳で泣きながら嫌だったことを母に伝えたことがあるよ。
「理不尽に耐える様子を見たくなかった。」「私に降りかかる理不尽にも戦ってほしかった。守って欲しかった。」

親との関係についてのしこりに向き合うと、口に出すと涙でちゃうのは私だけじゃないと思う。
今更だって思っていたけど、自分のアイデンティティのど真ん中の問題だから、何歳だって遅くないです。
でも、一番弱いところにそこまで向き合えたから、前を向ける。

不思議なことに、すぅ〜っと気持ちが軽くなります。

そして、気づく。
「親は絶対ではない。私と同じ不完全で不器用な人間である。」ということ。

その時に私、本当の意味で初めて自分は大人になったんだと思いました。
初めて二本足で立った感覚というのか…。

実母はたまに来て、孫を愛でて帰る。(母に抱っこされるベビー)
ついでに一緒におしゃべりして楽しい時間を過ごす。
それでいいのだ!

というわけで、今回実の親に産後のお手伝いをお願いできなくても、なんとも思わなかったな。
そっか〜ちょっと今回はタイミング合わなかったねって。
私が大切に思われてることと、頼れないことはまた別だよね、おしまい。

そんなことよりも。
ご飯を作りにきてくれる義理のお母さん。
上のお兄ちゃんお姉ちゃんと遊んでくれる近所の同僚。
「家事は適当でいいよ」と言ってくれる夫。
ステップファミリーとして大変なこともあるけど、こんなに理解して、支えてくれる人が周りにいるって私って恵まれてるーーー!

そんな幸せに目が向くようになりました。
本当に、人生はぼーっとしてたら終わっちゃうから、大切にしてくれる人だけを大切にしてこ!
自分を大切にしてくれない人に割いてる時間なんてないよ!もったいない!

私たちを受け入れてくれた新しい家族

まずは素直に感情を受け止めて

親との関係に向き合うには時間がかかります。
「親に出産後の里帰りを断られてしまって…頼れないのがとても悲しいです。」

うんうん。

まずは「お母さんに期待していたのに、寄り添ってもらえなかったのが悲しかったな」って、しっかり感情を受け止めてあげてほしい。
ネガティブな感情を無視しちゃうと消化できずにずっと残っちゃうからね。

「悲しかったね」って瞑想しながらでも心の中で自分に言ってあげるのがオススメです。
お母さんを許さないでもいいし、許せない自分を責めたりしなくてもいいよ。
まずは、自分に素直になろう。

そして、今自分を支えてくれる人たちに感謝してありがたく頼ろう。
そうするとゆっくりと自分を肯定できるようになっていくと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

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