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人生100年時代ではこんな格差が広がっていく

激しく変化する「人生100年時代」がどんな時代になっていくのか、「生き方格差」・「健康格差」・「能力格差」・「投資格差」という4つの格差から説明していきます。

100年時代は「生き方格差」時代

私が学生時代を過ごした1980〜1990年頃は、終身雇用・年功序列システムが機能していました。

新卒で正社員入社して定年まで同じ会社に勤めるのが当たり前で、そうなるような教育を受けて来ました。

しかし、現代では会社の存続年数よりも、人間の寿命が長くなり、いくつかの職業すらなくなる時代になりました。

もはや、会社が自分の一生や家族の安定を保証し、変わらない毎日を長期間にわたって提供できる時代ではなくなっているのです。

変わり続けていく社会に適合するように自分を変えられる人と、変わることができない人の間で「生き方格差」が静かに広がっています。

100年時代の「健康格差」

人口減少、少子高齢化社会の日本で一定水準の生活を続けるためには、70代、80代まで働き続けることが予想されます。

高齢まで働くためには、健康な肉体と気持ちの若さを保っていくことが重要になり、そこにも格差が広がります。

平均寿命がこれほど長くなく、また、多くの方が同じような人生を歩んできたこれまでの時代は、「年相応」が当たり前で、若さの格差は今より小さかったのではないでしょうか。

 若いうちから健康に関する正しい知識と生活習慣を得られたかどうかで、健康格差が広がってしまうのです。

健康格差が広がっていく背景には、収入の格差があることが分かっています。

高収入の方は健康に関する情報も手に入れやすく、健康増進への支出も十分できていますが、低収入の方は健康を維持・増進するための支出をほとんどしていない傾向があり、収入格差は健康格差も招いているのです。

100年時代の「能力格差」

100年時代では職業や会社の存在年数よりも人の寿命の方が長くなるので、当然のように転職を経験します。

あなたは今の職場や職業がなくなっても新しい仕事を手に入れる力をつけていますか?

今の仕事を失った時に、新しい仕事を獲得するための知識と経験を持っているでしょうか。

過去の時代は、慣れ親しんだことに集中してコツコツと取り組むことが美徳で標準でした。

しかし、会社や職業が消滅する時代では、せっかく高めてきた能力の使い途がなくなる可能性もあります。

最新情報を持ち、時代が要求するスキル獲得に挑戦できている人と、再学習できていない人の間で生き残るのに必要な能力の格差が広がっていくのです。

100年時代の「投資格差」

動画配信サービス、スマホゲームなどに時間を使っている方も多くいらっしゃいますし、リモートワークで職場の目が届かず、一日の仕事時間が増えている方もいらっしゃいます。

現代社会は貴重な時間の奪い合い時代とも言えます。

使える時間が減っている中で、本当に必要なことに気づき、「何に時間を投資するか」で未来が変わり、格差が生まれているのです。

あなたの時間を「健康」に投資するかどうかで、将来の健康度が変わりますし、「学習や経験」に投資するかどうかで将来の能力が変わってきます。

忙しい日常に飲み込まれ、社会の変化に目を向けず、必要なことに時間を投資できないことは、100年時代では大きなリスクになるのではないでしょうか。

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