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植物図鑑*カノコソウ

昨年の今頃、
カノコソウ.鹿の子.鹿子絞り。どんな花なんだろう?
会ってみたい。
植物の通称名は姿形や特徴でヒトがつけた名前。
<なるほど!>と含み笑いをしたり、ちょっとヒドくないって
同情したり、彼らには罪はないが、ヒトらしいコミニュケーション
ツールだと許していただきたい。

<立花山づたいにある松尾山か白岳に咲いてる花>だだそれだけの情報で
その山を目指した。一度目は道に迷い断念、翌日リベンジ。
人のあまり通らない山道を超え、辿り着いた山の頂上いっぱいに
カノコソウの群生。
こんなところに!!
ピンクががった小さな白い花の集合体が描く鹿子の模様は五月の柔らかな
光を浴びて風に揺れ、その中をたくさんの蝶たちが飛び回っていた。 

桃源郷のような光景にしばらく呆然と眺めていた。

そして昨日、もう一度逢いたい。
愛しい人に逢いに行く気持ちで山に向かった。
群生地にはスムーズに辿り着いたが、花の数が減っている…………..

なぜ?なぜ?群生地はきちんとロープが張られて守られている。
幾分マムシ草の勢力が広がっているようにも見える。
なぜ?なぜ?を探りながら山を降りた。

高山植物は厳しい環境の中で順応して生きている。
気候の変化、最近は人的な森林伐採.土地開発.化学物質の飛来。

何が正義か、わからない時代だけど生命はバランスよく存在したい。
愛しいものも救ってあげられない悲しみとおごりで感情があふれた。

2022年


2023年

Valeriana fauriei BRIQUET

薬効と用途
鎮静作用があり,ヒステリー,神経過敏,心臓神経症などに用いる.
精油の臭も鎮静作用がある.粗く刻んだ根と根茎100 gに70%エタノールを加え,全量を1000 mlにし,1回2 mlを1日3回服用する

春おみなえしとも言われている

鹿子絞り

糸で布地を括って(くくって)防染する絞り染め技法は、室町末期から安土桃山時代にかけては「辻が花染」として一世を風靡し、江戸時代にはさらに高度な「京鹿の子絞り」(きょうかのこしぼり)が生まれました。


まさに鹿の子


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2023.4.30<SUN>



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