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プロレスにおける批判的な考察 15
「スターダム」について 後編
ずいぶんと間が空いてしまった。言い訳すると、怒涛の2か月間であった・・・。
さて、スターダムである。前回述べたように、今の女子プロレスは二分化されてきているように感じる。アイドル路線で集客ねらいの団体か、本当にプロレスを追求するアスリート路線か。
結論を言うと、スターダムはそのどちらも取り入れ、それが今の繁栄につながっているようだ。まあ戦略なのだろう。
元々、愛川ゆず季というグラビアアイドルをエースにスタートした団体である。その一方で高橋奈苗という超ストロングな柱も持っていた。つまり、団体のスタート時からの戦略なのである。
その後、多くのメンバーの引退や離脱があり、正直アブナイ時期もあったと思える。だけどブシロード傘下に入り、今や新日本プロレスを超えるくらいの集客力。今の女子プロレス界では他を寄せ付けないだろう。
メンバーも、ストロングな朱里をはじめ、ジュリアや林下詩美のような準ストロング系(プラス準アイドルか?)をそろえる一方、申し訳ないがプロレスの基礎も全くできていないようなアイドル系が他団体から移籍させている。果たして集客につながっているのか?
個人的に朱里の実力はスゴイと思っているし、林下やジュリアも強いのだろう。俺的にはもっともっとストロング系に近づいてほしい。
仙台女子の橋本や、スターダムでデビューした彩羽匠は明らかに強い。同じくスターダムでデビューした世志琥もそうである。
このような、一般の人が試合を観ても、「スゴイ」「強い」そう感じる選手があと数名必要ではないか?他団体との対抗戦で、スターダム勢が明らかに弱そうに感じることがあるが、それはやっぱり業界の盟主としてマズイと思う。
まあもう少し長い目で見よう。生え抜きの新人も少しずつ育ってきている。ブシロードグループとして、新日本の選手からのコーチも受けられそうだ。スターダムにはより「強さ」を求めてもらいたい。
移籍してきた選手では・・・やっぱりMIRAIかな?より「強く」化けそうなのは。
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