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プロレスにおける批判的な考察 18

外国人エース考える その1

 
 新日本プロレスでは、ジェイ・ホワイトの退団が確定した。バレットクラブのリーダーとして活躍したジェイの功績は大きいと思う。G1こそ制覇はならなかったが、IWGPをはじめ、様々なタイトルを手中にした。
 何より・・・そのファイトスタイルが、俺は好きだった。
 彼のスタイルは、いわゆる古き良きアメリカンスタイル。緩急織り交ぜた緻密なレスリング。一撃必殺の武器であるブレードランナー。そのスタイル故、ウイル・オスプレイと比べるといたって地味。爆発的な人気は出なかったのだろうが、彼の実力は確かなもの。新日本は、大きな痛手を負ったと考える。

 ジェイが去り、外国人エースは誰になるのか。やはりオスプレイか?

 俺が子どもの頃は、プロレスの試合と言えば「ガイジン 対 日本人」。ガイジンはたいてい悪役であり、その双璧として一時代を築いたのがブッチャーとシン。そこにロビンそにゃマスカラス、ファンクスのような正統派外国人が絡むようになり、やがてハンセンやホーガン、ベイダーへと続く、巨大でパワフルな外国人エース時代へとなっていく。

 今、アメリカはWWFとAEWの二大派閥。日本のプロレス団体に外国人エールが生まれづらくなってからどれくらいたつだろう・・・?日本人同士の抗争は、それはそれで楽しめるが、海外からのレスラーはやはり大会に彩を添える。
 ジェイが去り、新日本プロレスの外国人エースはどうなっていくのだろうか。少し考えてみたいと思う。

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