幸せと危機感

幸せだ。
ご飯が食べられて、布団で眠れて、
ネットみたいな娯楽もあって、
家という自分だけの居場所がある。

幸せだ。

ずっとこんな毎日が続けばいい。
幸せになる権利が私にはある。

そう思って生きることが大事。

でも幸せにかまけたらすぐに転落する。
だから危機感は常に持ち続けなくちゃいけない。

勉強して、仕事で昇進を目指さないといけない。
節約もしなきゃいけない。
ニュースをみて社会問題と向き合わないといけない。

危ういバランスのギリギリなところで築かれている幸せなのだと、
手を抜いたらすぐに何もなくなるのだと、
恐怖と向き合い続けなくてはいけない。

一寸先は闇なのだ。

昇進できない人間は職を失う。
お金も底をつく。
家も手放さなければならない。
そうでなくても、戦争になれば全て消える。

そんな世界に生きているのだ。
そんな世界に、生きねばならないのだ。

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