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さるなし石けん
石けんも手作りする私。
特に“ すてるもの “を石けんにするのも得意。
りんごの芯とか。食べ物を使って作る石けんは本当に沢山作ってきました。
手作り石けんの基本的な材料は
・水
・油
・アルカリ
この3つだけです。
今回、貴重すぎるのですが
興味がわいてしまって
さるなしで石けんを作ってみました!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90932589/picture_pc_533cd5bbd34d1ac555eef2db4d4f39d5.jpg?width=800)
おやおや!
緑じゃない石けんに仕上がりました。
茶色ですが、さるなしたっぷり入ってます。
手作り石けんでは、アルカリを使用します。
このアルカリに植物が反応すると
思いもよらない色になります。
植物の持つ色素はアントシアニンなど
酸性やアルカリ性によって
色が青だったり赤だったりに変わっていきます。
この変化の中で
さるなしは作る過程でどんどん色が変化していきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90932921/picture_pc_4b6756b4ac33780a78cd86fe8a060605.jpg?width=800)
アルカリと反応させたばかりの頃は
まだグリーン。
そして、混ぜているうちに赤茶になっていくバージョン。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90932972/picture_pc_3aa1297efbd8f3c08989bff452035c61.jpg?width=800)
アルカリ反応と酸化反応。
どちらも起こっている。
さるなしにはポリフェノールがたっぷり含まれている。
実は
この色は赤ワインで石けんを作る時と似ているから
なるほど。ポリフェノールの多さを実感できる結果。
じゃあ酸化させないように作ってみようと
別の方法で作ってみると
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90933101/picture_pc_f56389a1fb658515903e17210e14e5c3.jpg?width=800)
赤茶のさるなし石けんと
グリーンのさるなし石けんが出来ました!
酸化とアルカリ反応を考慮して
タイミングを変えて作れば
こうやって色素を残すことが出来るのですね。
やった!やっぱり!成功したっ!
と思ったのですが
ここからが面白かった。
型から出すと両方とも
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90933201/picture_pc_852116f4cf1834b2f6641a47d798bd4d.jpg?width=800)
グリーンの方も型から出してカットをすると
あれよあれよと赤茶化していくのです!!
写真を撮る暇もないくらい
型から出して空気に触れると
どんどん赤茶化。
これは面白いです。
これがきっと、さるなしの流通出来ない成分たちに
関係しているのかなとも思いました。
そして使用感は
クリームのようにしっとりと!!
泡はほんのりピンク。
この石けんイイ!!
石けんの素材としては
かなりいい感じ。
栄養価の高さを感じる石けんです。
実は枝も頂いてきているので
次は草木染めにチャレンジ!
ピンクが染まったら嬉しいな。
次回の記事をお楽しみに。
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