不自然に気づく
先日地元で自然農業をされておられる方のもとに訪ねていきました。
そこは地鶏も飼っておられました。
地鶏ってパックに書いてあると
勝手に土の上を元氣に走っている鷄をイメージしてませんか。
ぼくはしていて、地鶏って書いてある鶏肉ばかり買っていました。
以前は良心的な生産者のもとでは、散歩の時間として外で走る時間がありましたが
残念ながら、鳥インフルエンザ以降外で飼うことができなくなっているのが現状です。
多くの地鶏は鶏舎の中です。
密閉された鶏舎の中なので抗生剤を飲ませて病気を防いでいます。
余談ですが、抗生剤の代わりに納豆を食べさせても良いそうです。
だったら雑草つつかせていたらいいのに
って感じですよね。
憎き「鳥インフル」
地鶏は育成日数が65日以上だったかなぁ。
普通の鷄は45日前後です。
そして鷄の数の密度と平飼いが決まっているくらいだと記憶しています。
だから、畜産物はほぼ工業的な生産になっているのが現実です。
ここのように本当の地鶏は今は難しい時代ですね。
農家さんとお話している時、ふと孵卵器が目に入りました。
この人でも孵卵器を使うんだ
と思い尋ねてみると
「今の鷄は自分が産んだ卵🥚を温めないんですよ。」と
ショックでした。
鷄の世界でも自然の摂理が崩壊しているんだ。
孵卵器の誕生で工業的に温めることを人がするので
卵🥚を温めるという
親としての愛情のDNAがなくなってしまっているんでしょうね。
これは人災以外ないよなぁ。
つぶやきながら、家路につきました。
こんなふうに、今の時代
不自然っていっぱいあると思うんですよね。
例えば、エアコン。
以前、某テレビ番組で
真冬の北海道ですよ。
室内は皆半袖短パンで過ごしている姿を見ました。
外は確か零下10℃くらいだったかなぁ。
当時はふーん、凄い設備だなぁつて思ってましたが、
冬暑くて、夏は寒い室内ってどうでしょう。
人の身体は
寒い時は身体を温め
暑い時は身体を冷やすように
自律神経が働くようになってます。
こんな生活をしていて「自律神経失調症が辛いんです」
って言われても
お身体大切に
しか言えないですよね。
鷄さんみたいに子孫が大変なことになっちゃいますよ。
今の時代、便利な時代だと思います。
この便利な物を便利だと思って使っているうちはいいですけど
当たり前になってしまうと…
いかがでしょう。
100年後笑顔で暮らす人々が想像できますか?