お客さんをバカにしてはいけない

twitterで「#クリエイターよくわからん指示選手権」というのを見かけて「あーわかるわ~」と最初はクスクス笑いながら見ていた。これとかね。

自分も色々言われたことがあるな~と眺めていたが、一定数「お客さん側の行為・発言」自体を嘲笑するような投稿もちらほら。

「WEBの知識がない」というお客さん

窓口の方が異動になり新しい担当の方からご挨拶をいただくとき「WEBの仕事は初めてなので・・」といった事を言われることが結構ある。数ある職業の大多数はWEB制作に関わっていない人なのであたり前の話なのに。

発注の仕方や予算、進行方向やコミュニケーション手法など、それこそ千差万別で会社によってもぜんぜん違う。少し前のスタンダードは「今では迷惑な行為」と捉えられてしまうことすらある。

だって自分たちが「車を買う」「家を建てる」「税理士に相談をする」といった初めての行為を依頼するときに、その方面の知識を十分もったうえで接しているか。家を買う・借りるときなんてそれこそ契約の方法も税金の話もわかってなく営業マンに教えられて覚えることがほとんどじゃないだろうか。

「猫の手貸します」という理念

自分たちの「猫の手貸します」という理念で会社を立ち上げた。困っている会社さんに対して、我々は小さい小さい手だけどお客様の手助けになるべくお手伝いしますよ、と。

お客さんが初心者だから・慣れてないから。それは当然のものとしてナビゲートした上でプロジェクトを成功に導くのは自分たちの役割だと思えば、突飛な発言は軌道修正し無茶な要求は整理して、次の仕事まで繋げるために動くことができる。

お客さんの嘲笑するような発言というのは、しっかりコンサルしてコントロールできない3流の発言であり、少なくとも安易にお客さんを小馬鹿にする(そういった印象を与えかねない)ような発言は控えるべき。

安い予算を言われたら正しい費用を提示しろ、無茶を言われたら断れ、変なこと言われたら正せ。それが仕事でしょう。

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