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日本お米ばなし vol.10 食文化編「お米の種類はいくつあるの?」

Natural Farmingは、お米の専門家である「五ツ星お米マイスター」のいるお店です。
お米が大好きな私たちがお届けする【 日本お米ばなし】ぜひご覧ください。

日本お米ばなし vol.10 食文化編「お米の種類はいくつあるの?」

普段何気なく食べているお米ですが、お米にも種類があるんです。日本では、品種で選んで食べている方も多いと思いますが、今回は、お米の種類について、ご紹介していきます。

「アジアイネ」と「アフリカイネ」

世界で栽培されているイネには「アフリカイネ」と「アジアイネ」の2種類があります。
アフリカイネ:アフリカ西部でごくわずかに生産されている
アジアイネ:現在栽培されているほとんどのイネ

アジアイネは、下記3種類に分類されます。
・ジャポニカ種(日本型イネ)
・インディカ種(インド型イネ)
・ジャバニカ種(ジャワ型イネ)

粘りが強くて日本でよく食べられているジャポニカ種、パサパサでカレーライスやピラフに合うインディカ種、その中間的な食味のジャバニカ種があります。

「ジャポニカ種」「インディカ種」「ジャバニカ種」

日本では、普段食べている米は、「ジャポニカ種」で、短くて丸みのある形をしています。
寒さに強く、アミロース量が少ないため、炊くと柔らかくて粘りや艶が出ます。

主な生産地域は、日本、朝鮮半島、中国東北部、アメリカ(カリフォルニア)、オーストラリア、地中海諸国(イタリア・スペイン・エジプトなど)、ブラジルの一部で作られています。

世界で一番多く作られているのが「インディカ種」です。なんと、全体の80%以上を占めます。ジャポニカ種に比べて、細長い形をしています。

主な生産地域は、中国南部、インド、東南アジア(タイ・ベトナム・マレーシア・バングラデシュ・フィリピンなど)、ブラジル、アメリカ(メキシコ海岸)、中東諸国などで作られています。

「ジャバニカ種」は、インドネシアのジャワ島などでごくわずかに栽培されています。米粒の幅が広く大型で、味はあっさりしていて、ややねばりがあります。

まとめ

日本お米ばなし vol.10 食文化編「お米の種類はいくつあるの?」
こたえ:「ジャポニカ種」「インディカ種」「ジャバニカ種」の3種類


おわりに
ひとくちにお米といっても、いろいろな種類があるのですね!
世界で生産されるお米のほとんどがインディカ種ですが、近年、オーストラリや中国では、外食産業での米需要の高まりによって、ジャポニカ米の生産量が増えています。
ジャポニカ種の美味しい食べ方を知っている私たち日本人が、食文化も一緒に世界へ広めていけるといいなと思います。


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