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お風呂に入れるタブレット、炭酸と重炭酸は違うの?

炭酸美容講師で、
肌オタクの具志きみこです。
 
炭酸を使ったの美容グッズが巷に溢れているなか、
ここ数年、重炭酸イオンを使った美容グッズが増えてきました。
お風呂に入れるタブ(錠剤型)やシートマスクなど、あちらこちらで見かけます。
 
商品の表示や店頭ポップみると
炭酸ガス重炭酸イオンの働きをごっちゃ混ぜにしてるのも多く、残念に感じることがあります。


え、重炭酸って炭酸と同じでしょ。何が違うの?
と、お客様や受講生さんから質問されることが多いです。


炭酸と重炭酸の違いを(化学的に)簡単に。

炭酸ガスが水の中で発生した時に
水のphによって、炭酸ガスが重炭酸イオンに変換する事があります。
・水の中が中性だと → 重炭酸イオンに変換
・水の中が酸性だと → 炭酸ガスのままで溶けこむ

 
炭酸ガスが溶けこんだ 炭酸水(湯) は弱酸性
古い皮脂を優しく取り、アルカリ性に傾いたお肌を整えてくれます。
健康な肌のphは、4.5〜6.0の弱酸性です。
市販されているウィルキンソンのphは、約4.3 だそうです。

また、炭酸ガスが1000ppm以上溶け込んだ炭酸泉(水、湯)は、炭酸ガスが肌の奥(真皮層)にある血管まで届き、血行を促す手伝いをします。
ドイツなどでは、その1000ppm以上の炭酸泉を、循環器(心臓や血管など)の療養に使われています。

中性の重炭酸イオンには、その効果が感じにくくなります。


ちなみに、
日本の多くの温泉の泉質はアルカリ性。
たんぱく質である、皮膚表面(角質層)を落とすことで、肌が滑らかになる事から美肌の湯と言われます。

実は、炭酸(ガス)美容が弱酸性ってことを、
美容家さんでも理解できてない方が多いんです。
実際に、ある有名美容家さんに 炭酸でスキンケアケアしてる って話したら
「炭酸水はいいよね!私も毎日 飲んでるのよ!でも、炭酸水って酸性でしょ、お肌大丈夫?」って言われたことがあります。
 

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