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村は宝にあふれている

村八分という言葉を聞いたことがあると思います。
10のうち8つが仲間に入れてもらえませんでした。
その10個が何かご存じですか?

村八分は、村社会の秩序を維持するために行われた処分です。
村八分の家には冠・婚・建築・病気・水害・旅行・出産・年忌の八種の制裁がありました。
葬儀と火事だけは、村に及ぼす影響が大きいため制裁されなかった。
葬儀は感染症で亡くなる人が多く、まん延させないためです。
火事も村全体に迷惑がかかります。

村八分になってもその場を離れることはなく、じっと耐えて生活してました。現代は、村八分なんていう仲間外れどころか、どこへ行っても生活ができる。

でも、村という地域の共同作業は残っていて、
村の人との交流は必須です。
それがいいか悪いかは、住む人の気持ちの問題。
うっとうしいと思うのか、心強いと思うのか。

村では、若い人は都会に出てしまい、年よりばかりだったりします。
お互いにつかず離れず見守っていて、誰かが困っていれば、誰かが助ける。
どこかで水があふれていれば、誰かが作業する。
協力して助け合って生活しています。

絆という字の訓読みは
つな(ぐ) ほだ(す)です。
馬の足にからめてしばるひも。また、人を束縛する義理・人情などのたとえ。 つなぐ。ほだす。しばって自由に行動できなくする。

縁は、かかわりあい。ゆかり。 婚姻によって生じる関係、親子。
絆は、うっとうしいを乗り越えてできるもの。

村社会は絆で成り立つものといえます。
村の一番の宝は、豊かな土地、水、そして絆じゃないかな。

年をとるとご縁の先の絆が欲しくなるものかも?

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