【World Theater Project】オンラインツアー実施レポート
こんにちは!JAPF学生委員会の新居ひなたです。
突然ですが、あなたの子どもの頃の夢は何ですか?
どうしてそのような夢を抱くようになったのでしょうか?
ちなみに…私は”匠(建築家)”に憧れていました。完全に某テレビ朝日系列番組「大改造‼︎劇的◯フォー◯◯ター」の影響です。(笑)
ここで改めて、あなたの夢のきっかけは何ですか?親に憧れて、幼稚園の先生が好きで、野球を習っていて、もしくは、私のようにテレビ番組を観てなど…
では、そのきっかけは世界中の人々全員に平等に与えられているのでしょうか。
そこで今回取り上げるのが、NPO法人World Theater Projectです。
2012年に立ち上がった NPO 法人 World Theater Project は、「生まれ育った環境に関係なく子ども達が人生を切り拓ける世界をつくる」という理念のもと、途上国の子ども達に移動映画館で映画を届けておられます。
映画は食料やワクチンのように、生きていく上で絶対に必要なものではありません。
けれども様々な世界へ連れて行ってくれる映画は、時に生きる目的や、心への栄養を与えてくれるものです。(公式ホームページより)
以下、2020年9月12日に行われたJAPF主催のオンライン講演会での【NPO法人World Theater Project】のイベントレポートです。
1. 団体紹介
World Theater Projectは、代表である教来石さんが大学生の時に、ケニアにドキュメンタリーを撮りに行ったことから始まりました。「あなたの夢は何ですか?」をテーマに子供たちの様々な夢を収めるはずが、返ってきたのは「医者」や「先生」といったものばかり。出てくる夢の数が少ないのは、知らないから。知らない夢は思い描くことができない。そうお考えになった教来石さんは、ご自身も影響を受けて育った「映画」を通して、夢を広げる「夢の種まき」の活動を始められました。
メインの事業としては、現地スタッフの協力のもと、主に学校や広場、寺院でスクリーンを組み立てて、移動映画館という形で現地の子どもたちに映画を届けておられます。上映作品には、子どもたちの夢の選択肢が広がるような、夢に向かって努力することの大切さを教えてくれるようなものが選ばれ、上映後にはその映画の内容にまつわるワークショップも併せて実施されています。
2. ご講演内容
プロジェクト発足のきっかけや活動内容、その広がりについてお話していただきました。また、JAPFオンラインツアー特別に、「WOWOW映画工房」とのコラボ作品、『映画の妖精フィルとムー』の本編も上映してくださりました。またコロナウイルスの影響について、現在は現地での映画上映は休止されているとのことでした。「人を集めることができる。」という映画の強みが、コロナ禍では最大の弱点になってしまう。その中で今後は、映画上映前の衛生教育映像の放映であったり、オンラインイベントの実施を考えておられるそうです。
Q&Aの一部をご紹介↓
Q:上映場所の選定はどのようにされているのか?
A:今までに行ったことのない学校などを中心に、現地のスタッフにおまかせしています。
Q:(ご講演者の菊地夏美さんは、)途上国に今後求められるものは何だとお考えですか?
A:情操教育をどのように取り入れていくのか。映画がその一助になればと。
3. わたしが感じたこと
数年前の私は正直なところ「途上国の田舎の子どもたちが、先生や医者になって村の人の役に立ちたいってなんてステキなことなんだろう。」としか思っていませんでした。しかし初めてWorld Theater Project様の活動を知り、子どもたちの夢の裏側にある、一見すると見逃してしまうような事実に気付かされたとき、とても衝撃を受けたのを今でも覚えています。物質的な、目に見える支援にもカバーできないことがあるのだと。また「知らない世界は夢見れない。」というのも、個人的に絶賛就職活動中の自分自身とても共感しました。サブスクリプションの普及で、近年ますます身近になった映画の持つ、ロマンやパワーに改めて気付くことができました。
4. NPO法人World Theater Projectについてもっと知りたい方はこちらから
【HP】https://worldtheater-pj.net
【Twitter】https://twitter.com/CATiC0901
【Instagram】@world_theater_project
【Facebook】https://www.facebook.com/worldtheaterproject/
これまでの活動についてのレポートなどが掲載されています。
みなさまぜひぜひアクセスしてみてください!!!
最後に、学生からのオファーに快くお応えくださったNPO 法人 World Theater Projectの菊地さん、そして当日ご参加いただいたみなさま、改めてありがとうございました!!