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ブギワン 釧路紀行編#7

#6の続き】

肝数値高男
「泉谷本店がまさかの休業日で、残念な気持ちでいっぱいでしたが、つくもひふみさんが後部座席で阿部寛のサイトくらいの爆速スピードで別の店舗を調べてくれたら、本店じゃない方のお店は営業中とのことで。いろいろ調べてくれてありがとうございました。」

つくもひふみ
「いえいえ。うちもスパカツは食べたかったしね。」

肝数値高男
「俺も食べたかったし、それよりもアリストテレスくんがあんなにも楽しみにしていたからさすがに食べられないのは可哀想だなと思ってだな。
今まで、「泉谷本店」にしか来たことがなかったので、本店以外のお店に行くのはそれはそれで楽しみだなと思って。イメージ的には小さな「泉谷」が釧路市内にいくつかあるのかなと思ったら、つくもひふみくんが調べたのが「イオンモール店」という(笑)
なんかイメージと違ったけれども、それもそれで素敵だし、スパカツが食べられるのならばそれでいいかなと。」

つくもひふみ
「食べられないよりはいいよね」

肝数値高男
「つくもひふみさんのナビで、2車線の道の左側をなんとなく走行していたら、右側に並ぶように車を走らせていたのが、まささにさっき出会ったばかりの 10-FEET を観に来た男女2人だった(笑)
あ!さっきの人たちだ!!って思いながら車を走らせていたら助手席のアリストテレスが「あ!10-FEET ニキだ!」って言って、このネーミングに俺とアリストテレスが大爆笑(笑)」

つくもひふみ
「アリストテレスは急に面白いことをいうよね(笑)」

肝数値高男
「今、ネットで「ニキ」とか「ネキ」とかつけるじゃん。それは知っていたんだけれども、それを今ここで持ってくるか!って、俺とつくもひふみくんがツボに入っちゃって・・・(笑)
【10-FEET ニキ】ってすごい言葉だなって・・・。よくそんな言葉を考えたなって思ったよな(笑)
「10-FEET」ってめちゃくちゃ有名なバンドで、全国にかなりの数のファンがいると思うんだけれども、「10-FEET ニキ」って言葉を使っているの多分俺たちだけだったよな。」

つくもひふみ
「うっひゃっひゃっひゃ!それは間違いないね。」

肝数値高男
「10-FEET ニキたちが右車線を走っていて、俺は左車線を走っていた。そこで信じられないことが起こった。
うしろでつくもひふみくんが iPhone で道案内をしてくれるわけだ。「もうしばらく直進だ」って言われたので、その通りに運転していたんだけれども、次の信号まで50mないくらいで後ろのつくもひふみくんが「次の交差点 右折でお願いします。」って言って来た!
おいおいおい!ナビをしているのならば、この先で右折するのはわかっているはずだ!普通だったら「右車線走っていてね」って言ってくれるはずだ。なのに俺は何も知らずに左車線を走っていた。で、交差点が目の先にあるところで「右折して」って、無理じゃ−ーーーー!」

つくもひふみ
「本当に申し訳ございません。こういうの、あまり慣れていなくて・・・。」

肝数値高男
「道も結構混んでいたし、というか混んでいたとしてもこの距離で急な車線変更はまずいし、そもそも右側に 10-FEET ニキたちがいるし!とりあえず、その先で車線変更をして、少し膨らんじゃうけれども先の交差点で右に曲がることに。そしたら、本来俺たちが右折したかった道を、ニキたちが右折していったんだよな。「あれ?もしかしてニキたちも同じところに向かっているんじゃないか?って、それでまた俺たち大爆笑。正直、こんなことでツボっている俺たち意味不明なんだけれども・・・。」

つくもひふみ
「まったく同じ方向を向かっていっていたね。」

肝数値高男
「多分、泉谷本店がお休みだったのを知って、車に向かって同じように別の店舗が営業中なを検索して、イオン店が営業中だってのを見て、動いたんだろう。俺たちと行動がまったく同じだ。唯一俺たちと違うことといえば、2車線で右折をする時は、右側車線を走行しないと行けないってことを知らない頭の悪い人が乗車しているかしていないかってだけだ(笑)」

つくもひふみ
「いーひゃっひゃっひゃっひゃっ!まさに、その通りでございます。」

肝数値高男
「かなり回り道してしまったけれども、無事にイオンに到着。はじめて行ったけれども、結構古い感じの建物だった。あの感じ、以前は別のショッピングモールが入っていたんだけれども、途中でイオンに変わったパターンの建物で、少なくても30年は経過しているような。信じられないくらい広かったよな。端から端まで移動するのに3年くらいかかりそうなくらいの広さ。」

つくもひふみ
「んーっふっふっふっふ。」

肝数値高男
「店内に入って一番最初に俺たちを歓迎したのが、防犯部ブザーだったな。」

つくもひふみ
「うーっふっふっふっふ!ありましたねぇ!」

肝数値高男
「俺、全国のイオンを渡り歩いているイオンマニアではないので、詳しいことはわからないんだけれども、イオンの入り口に防犯ブザーがあるのは珍しいなと思った。」
つくもひふみ
「あまり見ないかもしれないね。」
肝数値高男
「やっぱりそうだよね。
そんなイオンに入って、泉谷に真っ直ぐ行くのかと思いきや、俺たちは32歳。おじさんの俺たちは「トイレ」に行くわけだ。おしっこがしたくて仕方ない。」

つくもひふみ
「飲み物もたくさん飲んでいたからね。」

肝数値高男
「アリストテレスは先ほど、Google 使って観光案内してくれる人のところでトイレを済ませているから、尿意0パーセントっぽかったけれども、俺とつくもひふみさんの尿意パーセントがここに来るまでに結構高まってしまった(笑)
で、トイレに行ったんだけれども洗面台にとんでもない張り紙が(笑)」

つくもひふみ
「いやーこれは、改めて見たらスゴイな・・・(笑)」

肝数値高男
「これは本当にビビったよね。」

つくもひふみ
「インパクトデカすぎだよね。」

肝数値高男
「これどういうことだよって(笑)」

つくもひふみ
「書いていることがいかつすぎるんだよね。」

肝数値高男
「こういう張り紙があるってことは、こういうことがあったということでしょう。
俺たちの住む地域では見たことがないよな。」

つくもひふみ
「この注意書きはさすがに見たことがない。
多分だけれども、こういうことをする人が1人いるのかもしれない。」

肝数値高男
「無敵の人がね。」

つくもひふみ
「釧路の人がみんなやっているわけではない。多分、ほんの1人だけがこういうことをやっているのかもしれない。だからこういう張り紙を貼らざるを得ない状態になったのかもしれない。」

肝数値高男
「宇宙人のような人がいたわけだ。」

つくもひふみ
「人知を超えた別次元の存在の仕業(笑)」

肝数値高男
「つくもひふみくんと俺でこれを見てめちゃくちゃ爆ウケして。で、トイレにはその時俺たちしかいなかったから、これ写真撮っちゃおうと。
つくもひふみさんがカシャっと写真を撮影した瞬間に、店内の BGM で TM NETWORK の「Get Wild」が流れて(笑)」

つくもひふみ
「最高のタイミングで流れたよね(笑)」

肝数値高男
「何かが起こるんじゃないか!?ってくらいのぴったりなタイミングで流れたな(笑)」

つくもひふみ
「しかもインストゥルメンタルバージョン(笑)」

肝数値高男
「トイレの洗面台でこんなやばいことをする客がいるから、そりゃ入り口に防犯ゲートが設置される罠って思ったよ。まぁ、元々設置されていたのかもしれないけれども。
トイレを出て、イオンの中の泉谷まで歩いて行くわけだけれども、店内がびっくりするほどデカくて、果てしないくらい歩いた。途中で脱水症状を起こすんじゃないかってくらい歩かされた。」

つくもひふみ
「イッフッフッフッフフ(笑)確かに、ものすごいデカい建物だった。」

肝数値高男
「昔、さいたまスーパーアリーナを端から端まで歩いたことあったけれども、あの時よりも広く感じだ。夏場だったら蜃気楼が見えちゃったりするんじゃないかってくらいの広さだった。」

つくもひふみ
「ウッフッフッフ。それはとんでもない広さ(笑)」

肝数値高男
「歩きまくって、やっとイオンの中の泉谷を発見した。「おー!やっとスパカツが食べられる!」と俺たちのテンションも爆上がり。店内 BGM では「Get Wild」も大サビでブイブイ盛り上がっているし。」

つくもひふみ
「アリストテレスくんも SNS 用の写真を撮影したりしていましたね。」

肝数値高男
「腹も減っているし、もうここでスパカツを食べられなかったら俺たちは白骨化してしまうってくらいだった。で、お店の前に行ったら不穏な張り紙が・・・。」

つくもひふみ
「この写真、拡大したら「お食事メニューは終了しました」って書いている(笑)
しかも「調理スタッフも人手不足です。いろいろとごめんなさい・・・」だなんてことも書いている(笑)大変そうだ・・・。」

肝数値高男
「人手不足なのか・・・。便所で髪の毛を洗っているやつはここでバイトをするべきだよな。」

つくもひふみ
「イーッヒッヒッヒッ(笑)」

肝数値高男
「中には結構な数のお客さんがいた。食事を終えてコーヒーを飲んでいる人。あと少しで食事が終わりそうな人。本店が休業中だったためか、ここにスゴイ数のお客さんが集まったのかもしれない。
入り口に体半分入れても、店員さんが誰もこっちに来てくれない(笑)
店員さんがとにかく忙しそうなんだ。で、やっと来てくれた店員さんに言った言葉が「スパカツが食べたいです」という(笑)」

つくもひふみ
「バスケがしたいですの感じで言っていましたね。」

肝数値高男
「32歳のいい年したおっさんが、しかもド平日の14時に、気持ち悪い見た目のわけわかんない奴が、何を言い出すかと思ったら「スパカツが食べたいです」だって。」

つくもひふみ
「お食事は終了しましたって書いているのに、もしかしたらまだ食べられるのではないかって期待を込めて確認したけれども、ダメでした。」

肝数値高男
「本当に残念だったね。俺たちはここでスパカツを諦めるのか?他のお店を探すのか?」

【続く】

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