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スプラ拳

どうも、デカデカと「ハレンチ」と書かれた T シャツを着ている外国人です。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
おとといの夜の話なんですけれども、九十九一二三くんとアリストテレスくんと俺という、1991年度生まれの恥でお馴染みの3人組で、「Splatoon3」をリモートで一緒にプレイしました。それがなかなかに楽しかったので、2022年秋の素敵な思い出のひとつとして、ここに記して永遠に残しておこうと思います。

まず何から話そうか。それじゃ俺たちの関係性の話から説明しましょうか。俺と九十九一二三くんは小学校から中学校までの同級生。俺とアリストテレスくんは高校時代の同級生。つまりこの3人は、俺という柱があっての3人組。九十九一二三くんとアリストテレスくんは一度も学校を被っていないはずだし、俺を抜きに2人で遊んぶような関係性ではないはず。
いやいや、もしかしたら毎月末に俺を抜きにして「肝数値高男の悪口を言い合う会」を高級シャンパーニュを飲みながら2人でやっているのかもしれない。いや、下手したら2人を中心に、50人以上、100人未満のメンバーでやっているかも知れない。そうだったら話は変わるんですけれどもね。・・・あれ?なんで目からこんなにしょっぱい水が溢れ出しているんだろう。

こんな関係性の3人。遊んだ回数ってのはそんなに多くはないんですけれども、数回遊んだその内容ってのがなかなか濃密なんですよね。あれは2013年の話なんですけれども、当時九十九一二三くんは東京に住んでいまして、そこに遊びに行くって話をアリストテレスくんにしたところ「俺も行きたい」と言いましてね。なんてったって我々なんかデッカイドウに住んでいる田舎っぺですからね。よくデッカイドウの中でも地方の集落のことを「人間よりも牛の数が多い」みたいな表現をされておりますけれども、そんな地域まで俺の家から車で1時間もしないで行けるような、そんな場所に我々は住んでおります。そんな我々が、飛行機に乗って東京に行くなんて大変なことです。もうね「東京」なんて言わないよ俺たちは「TOKIO」と書いて「トキオ」と呼んでいるでお馴染みの俺たちですけれども、俺もそれなりの覚悟で東京の九十九一二三くんのところにいこうとしている中、アリストテレスくんは何故そんなにも軽々しく「俺も行く」と決断したのか。

その理由を覚えている限りで説明しますと、当時まだ AKB48 というグループがめちゃくちゃ流行っていたじゃないですか。アリストテレスくんも彼女らのことをそれなりに好きだったんですよね。これは俺の考察になるんですけれども、彼は高校時代の時点で「AK-69」の大ファンだったんですよ。多分ですけれども CD ショップで「AK-69」の CD を取ろうとして「AKB48」の CD を取っちゃったんだろうな。彼はおっちょこちょいなのでね。

気がつけば彼は、当時大人気メンバーだった大島優子さんを激推ししておりました。恐ろしいことに、会ったことないのに、年上の女性なのに「優子」って呼び捨てにしているレベルで激推しでした。推しはおっかないね。
まぁそれはいいんですけれども、当時の彼はどこに行っても大島優子さんの話ばっかりしておりましたね。「初恋って、こんなもんだよね」ってレベルで、四六時中、大島優子さんの話をしておりました。

俺が東京の九十九一二三くんのところに遊びに行く話をした時も「東京行ったらさぁ、優子に会えるかも知れないじゃん」と発言。びっくりですよねぇ。彼は東京都を旭川の末広くらいの広さだと思ったのでしょうか。「多分、会えないと思うと」と、彼の考えを否定するというやり方もできましたけれども、それで彼が「そうだな、じゃあ行かないかな」と言って行かなくなるよりは、一緒に行った方が楽しいじゃんってことで、「そうだな、間違いなく会える。最低でも“ああ、ここにいたな”といういわゆる【残り香】を嗅ぐこともできるかもな!」と、深夜のラーメン屋で彼をグイグイその気にさせ、結局一緒に東京の九十九一二三くんの元へ。デッカイドウの田舎町で生まれ育ったはずの3人が、東京の片隅で再会したのでした。
この時も伝説的な出来事がいくつかあったんですけれども、もう大昔のことなのでキャッツアイさせてもらいます。

あれから九十九一二三くん、アリストテレスくん、肝数値高男の組み合わせで会うことって何回あったかなぁ。多分そんなにないでしょう。
しかし今年に入ってこの3人が集うことが激増。というのも九十九一二三くんが「東京は疲れた。」という言葉を現地に残して地元に戻ってきたのです。九十九一二三くんもアリストテレスくんも俺も、車で数十分で行ける距離、自転車だったら「結構頑張ったね」って距離、徒歩だったら「神」というあだ名で呼ばれる距離、匍匐前進だったら「あれが彼の姿を見た最期だった」と言われてしまう距離の中で暮らしていますので、今後は彼らと会う回数が増えるでしょう。

そんな彼らと、今回はツラを合わせているのではなく、各家庭からリモートで「Splatoon3」をしたって話にようやく入って行きます。
はじまりはアリストテレスくんから「今夜暇している?」って連絡をくれたこと。彼もいろいろと忙しい人生を送っている人間ですので、なかなか向こう側から俺のことを誘うことがないのです。数ヶ月に一度、彼の方から声をかけてくれることがあるんですけれども、だいたいその時は「タバコのサンプルもらったんだけれども、あげようか」と、何かしらのルートで手に入れたタバコのサンプルを、彼は非喫煙者なので俺にすべてくれるのです。
この間もタバコのサンプルを渡すって連絡をいただいたんですけれども、ここ半月間、俺は禁煙継続中だということを説明して、別の喫煙者に渡すことを伝えたのですが、そこで彼が俺に言った言葉、信じられないぜ。
「我慢は体に毒だぜ?」ですよ。禁煙頑張っている人にその言葉、絶対にダメだよね。東出昌大さんに「唐田えりかさんに最近会いましたか?」って聞くくらい危なっかしい言葉ですよ。

でも正直に話すよ。当時は一瞬心が揺らいだ。某喫煙者が言っていた「自分以外の人が金を払って買ったタバコは禁煙に含まれる」という言葉を思い出した。これは半世紀近く喫煙者の親父の言葉なんですけれどね。
まだ禁煙始まったばかりだ。こんなところでこけてしまったらダメだと思った俺は、丁重に断り、結局はタバコを受け取ることはなかったんですけれども、その数日後にアリストテレスくんからこの言葉。
ああ、多分彼は俺が思っていた以上に意地悪な男なんだ。きっと俺の家に直接タバコのサンプルを持って行って、なんだったら俺の目の前で一本タバコに火をつけて、禁煙中の俺をより苦しめるだろう。そう思ったので「家にいるけれども、何かあったかい?」と返信したと同時に、胸に隠ししまっていたナイフをピカピカに磨いて、彼の返信を待っていたら彼から返ってきた返信が「Splatoon を一緒にやらないかい?」という、まさかのタバコと全然関係のない健全的な返信でした。

アリストテレスくん、本当に申し訳ない。俺の頭の中には、意地悪い表情でタバコを大量に持ってくる君の顔が思い浮かんでいたよ。嫌なやつだなと思ってしまっていたよ。本当に申し訳ない。そして、もうタバコの話をフってこなくて、ありがとう。
俺の界隈には「尿酸値高男くん」という、夫婦生活の送り方は下手くそなのに、Splatoon はバカ上手いという男がいましてね。Splatoon をやるってなると必ず彼がいるのですが、彼とゲームをプレイすると、彼が敵チームだった場合、手も足も出ない。逆に彼が自分と同じチームだった場合、大した努力をしないでも勝利してしまうという、どっちに転んでもゲームがつまらなくなってしまうという不思議な現象が起こってしまいますので、ここは俺とアリストテレスくんの、ゲームが下手同士で遊びましょうって話になりまして、夜2人でゲームをすることになったのですが、ここに俺らと同じレベルでゲームが下手な男「九十九一二三くん」も混ぜたら、いい感じになるのではないかと思い、彼を誘ってみたところ、ノリノリで合流してくださったので、今回の Splatoon 大会が開催されたわけでございますが、この話はまだまだ長く続きそうな上に、このテキストの文字数がいい感じになってしまいましたので、この続きは次回また書きたいと思います。

■スプラ拳 目次→ https://note.com/preview/n0f8f82d802d6?prev_access_key=55b15cf50a47998197c479d1782ce06e

というところまで書いたところで文字数が3772文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。毎日更新しておりますので、よければまた遊びに来ください。
それでは次回をご期待ください。さよなら、さよなら、さよなら(淀川さん風に)

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