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現代の日常がサイレントヒルに! 「SILENT HILL : The Short Message」

どうも、「君、おでんツンツン男 に似てハンサムだねぇ」でございます。

それは冗談でして肝数値高男です。
PlayStation5 で2月1日に無料配信された話題作「SILENT HILL : The Short Message」をプレイしました。と、堂々と書いておりますがこういうことを書ける人は PlayStation5 を所持している人だけ。実はこれだけのために「PlayStation 5」を買っちまいました〜!いやいや、副業のホストの仕事の収入が今月あまりにも良かったので奮発して本体を買ってしまいました。と、冗談はここまでにして、2024年2月現在、PlayStation 5 本体はまだ所持しておりません。友人の Kattyo さんの家にある PlayStation 5 でプレイしました。
ってことはだぞ、ハードは友人のものを借り、無料配信されている「SILENT HILL : The Short Message」をプレイしたってことは、俺1円も金払っていないじゃ〜ん!経済を何一つ回していない俺みたいな奴がいるからいつまで経っても不景気なんだろうな。「SILENT HILL」シリーズの新作ラッシュが来たらさすがの俺も「PlayStation 5」が欲しくなっちまうよな〜。でも、本体が高いし、困っちゃうよね〜(何故か内股ポーズ)

前のテキストで書いた通り、Kattyo さんとカチンくんが Nintendo Switch で「スイカゲーム」をプレイしている横で「SILENT HILL : The Short Message」をプレイしました。最新ハードの PlayStation 5 のホラーゲームなんかめちゃくちゃ怖いに決まっているじゃないですか。ホラーゲームは好きだけれども実はビビりという可愛らしい一面を持っている俺なので、きっとコントローラを持ったまま泡を吹いて気絶するかもしれない。でも大丈夫。何故ならばすぐ隣で2人が「スイカゲーム」というほのぼのとしたゲームをプレイしているし。これで怖かったら俺は人間やめよう、って意気込んでプレイしたんですけれども、めちゃくちゃ怖かったなぁ・・・。

今日のテキストではプレイしてみた感想を書いていこうと思ったのですが、正直に言いますと、初代から「SILENT HILL」シリーズをプレイしてきた俺がプレイ中に感じたこと、それは「なんか、SILENT HILL っぽくないな〜」ということでございます。言ってしまえばシナリオからゲーム性まで、様々な要素が「現代風」な仕上がりになっているのです。でもこれは当然のことで、昔と変わらない作風のままだったらそれはそれで大問題です。
最後までプレイしたんですけれども「SILENT HILL」なので、なんだか腑に落ちないような終わり方をするんですよ。なんか、モヤモヤするというか。いわゆるプレイ後の「余韻」なんですけれども、それがなんだか懐かしい。少し考えてハッとしました。まさにこのプレイ後の「余韻」過去の「SILENT HILL」シリーズをプレイし終わった後の「余韻」とまったく同じなのです。
プレイし終わった後に大事なことに気づきました。「これぞ、SILENT HILL だ!!!」ということです。

今月配信されたばかりのゲームで、これからプレイする方もたくさんいると思いますので、ネタバレがないように気をつけて書いていきます。私を信じて・・・私を信じて・・・(不自然にニヤつきながら)

舞台は、ウルトラ多分ですがドイツ。10代の女の子が主人公なんですけれども、学校の友人に「自殺の名所」と言われている廃墟のマンションに呼ばれ、実際に訪れるところからはじまります。というか、なんつーところで友達と会っているんだ!?って話ですよ。もしも実際の生活を送っている中で、小学時代からの友人のつくもひふみくんあたりに自殺の名所である廃墟で待ち合わせ!だなんて連絡きたら、たとえその日が休日であっても「ゴメ〜ン、その日 会議が入っていて・・・。」と、テキトーな嘘を並べて会うのを避けます。で、「あいつおかしくなった」って共通の友人たちにベラベラ話すでしょう。でもゲームだからそれはできない。真面目そうな主人公の女の子は、友人に言われた通りに自殺の名所と言われている廃墟のマンションにいくのです。

友人を探すのですが友人はなかなか見つからず。それどころかどうもマンションの様子がおかしい。ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、ドアを開けた瞬間、全身がヒヤッとするような狂った部屋があったあたりで普通の人だったら即帰宅ですよ。「こんなヤバいところにいたらヤバイ怪奇現象に巻き込まれるだろうな。」と思っていたらちゃんと巻き込まれてしまい、やがてアパートからも出られなくなってしまいます。さらには迷路みたいな廊下で怪物に追いかけられたりと、夢なのか現実なのかよくわからないカオスな時間がはじまります。

そんなことを繰り返しているうちに、自分をここに呼んでいた友人はとんでもないことになっていたり、あとは自分自身の悲しい過去を思い出したり・・・。この感じがいかにも「SILENT HILL」っぽいんだけれども、この辺を具体的に書いたら・・・ネタバレになっちまうんだろうなぁ。でも、これが令和的で、なんだったら今の若い世代のプレイヤーに響くであろうテーマですごくよくできているんですよ。この設定が、最初に感じた「SILENT HILL っぽくないな〜。」と感じた要素でもありました。

俺の中で「SILENT HILL」というゲームは時代設定が曖昧なものでした。ゲーム内で登場する車の車種を見る感じ、相当古い時代の話で、近代の話ではないのかなと思っていたのですが、今作は主人公は「スマホ」を持っているし、SNS の描写もあるし、なんだったら「コロナウイルス」の話なんかも絡んできているし、現代のストーリーであるのが前面に出てきます。あまりにも時代設定がハッキリしていて、その上現代の話。
ゲームをプレイしてすぐにこの辺が目について「SILENT HILL っぽくない」と感じるのですが、プレイすればするほど、「SILENT HILL」っぽい要素を見つけることになります。

例えばクリーチャーの存在も32歳の大人である俺が夜トイレに行けなくなるレベルで怖いんですけれども、それだけではなく、生きている人間がじわじわ怖い、という描写があって、その辺に「SILENT HILL」ならではのコアわがらせ方です。過去のシリーズをプレイした時に感じた恐怖に似たものを感じました。
特に終盤の、あのシーンは本当に嫌な気持ちになったなぁ。プレイした人だけがわかるワードだけで説明しますが「クローゼット」のシーン。あれは本当に嫌な気持ちになってしまったな。
繰り返しプレイしたくないくらいゾッとするし、可哀想だし、悲しいし、怖いし。この究極の後味の悪さこそが「SILENT HILL」です。

ビビりまくりの俺の隣で「スイカゲーム」をプレイしていた Kattyo さんとカチンくんも気がつけば途中でコントローラを置き、俺がプレイしている「SILENT HILL : The Short Message」に釘付け。ストーリーの行方をかなり気にしていたようでした。彼らは「SILENT HILL」シリーズをこれまで一切プレイしてこなかったようで、過去作品をそれなりにプレイしている俺に「SILENT HILL ってどんな感じのゲーム?昔のやつもこんな感じのゲームだったの?」と、質問攻め。さすが、「SILENT HILL」です。作品に触れてこなかった人までも虜にしてしまう魅力がある中川証拠です。

最近よく聞く言葉でいうところの「センシティブ」な内容だらけの「SILENT HILL : The Short Message」あえてそこを突っ走ったコナミさん。かなり攻めていると思います。ゲームの開始時にはゲーム内容が「自殺」という、センシティブな表現があるということの注意文に加えて、相談窓口の案内までも表示されております。
精神的にまだまだ余裕のある俺からしたら「おお・・・こんなことまで」と逆にびっくりしましたが、ゲームはいろんな人が触れるものだし、今作は無料で配信されているゲームということもあるし、必要なことだったのでしょう。やっぱり命は大事。命があるからこそゲームがプレイできるし、「面白い!」「楽しい!」「怖い!」と感じることができます。

「こういうのは、昔のゲームにはなかったなぁ」と思ったり、映画やドラマに並ぶほどの影響力が今ではテレビゲームから普通に発揮されているんだなとしみじみ思ったのでした。


・SILENT HILL PORTAL SITE – サイレントヒル公式サイト→ https://www.konami.com/games/silenthill/jp/ja/

・SILENT HILL: The Short Message→ https://www.konami.com/games/silenthill/tsm/jp/ja/

というところまで書いて文字数が3872文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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