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これが令和のサイレントヒル! 「SILENT HILL : The Short Message」

どうも、(「夢見る少女じゃいられない」のメロディで)「♪朝から血尿 止まらな〜い」です。

それは冗談でして肝数値高男です。
いつも何かとお世話になっている友人 Kattyo さんの誕生日が近いので、カチンくんと一緒に前祝いをしに彼の家に行きました。飯を食ったり、最近観た面白動画をみんなで観たりと好き勝手に過ごしていたんですけれども、やがて Kattyo さんとカチンくんがいつものように交代で Nintendo Switch の「スイカゲーム」をやりはじめます。
隣のモニターには PlayStation5 が接続されておりますが、誰も操作しておりません。PlayStation 5 触り放題の大チャ〜〜ンス!!!
「Kattyo さん、PlayStation5 イジってもいいですか?」「いいよ~」とのことだったので、PlayStation5 で遊ばせていただくことに。

というのも、めちゃくちゃ気になっているゲームがあったんですよ。
2月1日に「SILENT HILL : The Short Message」というタイトルのゲームが無料で配信されて話題になっているのはご存知でしょうか?
「SILENT HILL」といえば、我々世代のホラー好きなアンちゃんならほとんどの人が知っているのではないでしょうか。コナミが開発したホラーアドベンチャーゲームです。
1999年に「SILENT HILL」シリーズの第一弾が初代 PlayStation 用ソフトとして発売され、その後 PlayStation2、PSP、PlayStation3、PS Vita など、様々なハードで展開され、毎シリーズごとのクオリティーの高さに世界中のゲームファンから高い評価を受け、映画化などもされていました。

全身から「よっちゃんイカ」のニオイがするでお馴染みの俺も、「SILENT HILL」シリーズは大好きで、ほとんどの作品をプレイ済みです。ウルトラ多分ですが今から12年前に PlayStation3 で発売された「SILENT HILL: DOWNPOUR」という作品を最後に、「SILENT HILL」シリーズから離れてしまいました。

あれは2014年の夏でした。PlayStation4 で「P.T.」という謎のホラーゲームが配信され話題になりました。一人称視点で、怪奇現象が起こりまくる家の中をグルグル回るだけのゲームなんですけれども、同じ場所を何度も何度もループするだけではあるんですけれども、途中でえげつないほどの怪奇現象が起りまくりでびっくりしておしっこもらしちゃった!と思ったら血尿でした、チャンチャン♪なくらい、めちゃくちゃ怖いゲームだったのですが、クリア後にこれが「SILENT HILL」のシリーズであること。また開発に「メタルギア」や「僕らの太陽」などを手がけた超凄腕ゲームクリエイターの小島秀夫監督が関わっていること。そして主人公のモデルに「ウォーキング・デッド」のダリル役でお馴染みの俳優ノーマン・リーダスさんが起用されていることがわかりめちゃくちゃ話題になったんですけれども、翌年に小島監督がコナミを退社することに。おそらくその流れでこのプロジェクトも没となってしまい、「P.T.」は PlayStation Network からも削除されてしまったため、2度と遊ぶことのできない幻のゲームになってしまい、当時多くのゲームファン・ホラーファンが落胆していたのを覚えております。

個人的にも、小島監督が手がけた「SILENT HILL」はめちゃくちゃ興味あったし、ノーマン・リーダスさんは大好きな俳優さんだったので、そんな彼が「SILENT HILL」シリーズに出演されるのが楽しみでした。もしもあのまま、小島監督がコナミに在籍し続けたら「SILENT HILL」の歴史は大きく変わっていたんだろうなぁと思う反面、その後 小島監督が独立してから手がけた「DEATH STRANDING」は無かったのかもしれないと考えたらなんともいえない気持ちになったりします。と、「DEATH STRANDING」を未プレイの俺がそんなことを考えちゃったりしたり。

こんなこともあってか、「SILENT HILL」シリーズは2013年に PS Vita から発売された「SILENT HILL: BOOK OF MEMORIES」というシリーズを最後に最新作のリリースは一切なし。それどころか、最新作を開発している気配すらありませんでした。「SILENT HILL」シリーズはこのまま終わってしまうのではないかとも思ったんですけれども、2022年の秋だったかな。現行機に「SILENT HILL」の最新シリーズが再始動することが発表されました。

最新作1本出ただけでシリーズのファンとしては十分に嬉しいんですけれども、「SILENT HILL: Townfall」「SILENT HILL f」という最新作2本の発表。まさかの2本ですよ。どんだけ熱が入っているんだ!?と思ったんですけれどもそれだけではありません。大人気シリーズ作品の「SILENT HILL2」のリメイクも同時に発表され、ゲームだけではなく映画「Return to SILENT HILL」の発表、スマホや Web などで楽しめる新時代のコンテンツ「SILENT HILL: Ascension」も発表されました。この時点でコンテンツ数は5本。約10年ぶりの「SILENT HILL」シリーズの再始動なのはわかるけれども力の入り方異常じゃないですか!?
もう続編や新作は出ないと諦めていた我々の想像を桁違いに超えていて、とにかく驚き、10年ぶりに血尿が止まらなくなってしまいました。

そんな時にさらに度肝を抜くような発表が。それが今回の「SILENT HILL : The Short Message」の発表でございます。

開発者インタビューによると、今後「SILENT HILL」シリーズの新作ラッシュに先駆けて、「SILENT HILL」シリーズを現代に蘇らせるためのプロジェクトであること。もうひとつは開発者がノウハウを溜めるために実験的に開発した短編作品だそうです。
確かにこれはとても大切なことだと思います。

先ほど書いた通り、最後に発売された「SILENT HILL」シリーズが2013年に PS Vita で発売された「SILENT HILL: BOOK OF MEMORIES」なので、10年もの空白ができてしまっております。
32歳のおじさんの俺からしたら10年前も余裕で社会人をやっていましたので、ついこの間に感じるのですが、冷静に考えて10年は相当な長さです。「俺は AKB や SKE のメンバーと同世代の若者よ!」とオネエの格好をしてイキっていた20代の俺が、10年も経てば全身から賞味期限が遠い昔に切れたよっちゃんイカのニオイがする30代のおじさんになってしまったくらいですから。
この間にハードの世代も変わったし、様々なホラーゲームも発表され、ホラージャンルにおけるトレンドも随分様変わりしました。ゲームをプレイする世代も変わり、「SILENT HILL」を知らないしょんべんくさい・・・ではなく、若い世代も今はかなり増えたのかもしれません。

「SILENT HILL : The Short Message」を無料で配信することで、世の中にも「SILENT HILL」シリーズを再度浸透させることができ、プロモーションにも繋がる上に開発者のノウハウにもなる。これはコナミのような大手ゲーム会社だからこそできる事なのかも知れません。

「SILENT HILL」を初代からプレイしている俺からしたら、本当に嬉しい。令和の今の時代にまた「SILENT HILL」が蘇ることも嬉しいし、今はインディーズの作品も含めるととんでもない数のホラーゲームがある中に、「SILENT HILL」がラインナップされることを心から嬉しく思います。
「SILENT HILL」を昔プレイしていたけれども、何年もプレイしていないという方、「Dead by Daylight」などで「SILENT HILL」の存在を知っているけれども一度もプレイしたことのない方、是非とも「SILENT HILL : The Short Message」で「SILENT HILL」の世界観に触れて欲しいです。と、たくさんの方におすすめしたいんですけれども、今作はめちゃくちゃ怖いだけではなく、ストーリー面では自殺や虐待などの描写があって結構キツイです。どのくらいキツイかと言いますと今作のプレイ動画を小学校の道徳の授業で生徒に観せたら、生徒全員がトラウマになるだけではなく、学校の体育館に収まりきらないくらいの父兄がブチギレて学校に押し入り、そのパワーが原因で学校のグラウンドに UFO を呼び寄せてしまうくらいです。なので、精神的に余裕がない方はプレイ要注意です。

では「SILENT HILL : The Short Message」をプレイしてみた感想に入りますが、気がつけば文字数が3000文字を超えてしまったので続きはまた次回に書きたいと思います。読者の皆様は次回のテキストまでカップラーメンのフタをぺろぺろ舐めて待っていただけるとこちら側も非常に助かります。


・SILENT HILL PORTAL SITE – サイレントヒル公式サイト→ https://www.konami.com/games/silenthill/jp/ja/

・SILENT HILL: The Short Message→ https://www.konami.com/games/silenthill/tsm/jp/ja/

というところまで書いて文字数が4140文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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