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もしも俺が○○だったら SEASON2 #2

どうも、僕のお父さんの職業は「少女A」です。

それは冗談でして肝数値高男です。

さっそくなのですが先日の話。深夜に作業部屋で Netflix で「御手洗家、炎上する」を視聴していた時、なんか音がするなと思い、音のなる方を見ると見たことのないような虫が飛んでいました。俺が「昆虫博士」だったら「あの虫は00という虫で・・・」とすぐに答えられるのですが、俺の正体はみなさんご存知の通り「巨乳博士」なのでわかりませんが、見た目でいうと初代「サイレントヒル」のラスボスをマクロサイズにしたようなヤバイ見た目の奴です。

そんな奴が俺の家の中にいることが許されるわけないじゃないですか。だってここの家賃を支払っているのは俺だし、そもそも家族以外の人間をシェアして住まわせないってのは大谷さんとの約束事なのでこれが大家にバレたら翌日の午前中に家の近くの公園で「バイオハザード5」の序盤のおっさんみたいに斧で首をかっ飛ばされてしまいます。なので虫には申し訳ないけれども俺の代わりに死んでもらいましょう、ということであいにく左手はなぜか手錠で繋がれているので空いているのは右手だけ。ぷ〜んと飛んでいるそいつを右手で素早く捕まえて絞めてやろうと思った次の瞬間、右手親指に痛みが。

状況的にその虫が俺の指先を噛んだか刺したのかと思うのですが、こういう時ってチクッとした痛みが走ると思いきや、ライターの火で指を炙られたみたいな、火傷したかのような痛みが走ったのです。何この痛み?びっくりしたんですけれども。
人の家には勝手に住み着くし、俺の指先を攻撃するしでまともな奴じゃないですね。虫相手に「人間のやることじゃないぞ!」と、ついつい説教をしてしまいました。
でもね、これ俺だから「人間のやることじゃないぞ!」で済まされますけれども、もしも俺が「バイオハザード4」の主人公のレオン・S・ケネディだったら「泣けるぜ」って言っているでしょうね。もしくは俺が令和の若者だったら「え、まって」って言っているでしょうね。もしくは俺が1990年代半ばのギャルだったら「チョベリバ」って言っているでしょうね。もしも俺が金八先生だったら「何度でも私は言います!!あーたー方はまだ16歳!!死ぬなんて言葉を使うな!!!」と言っているでしょうね。もしも俺がプロゲーマーのたぬかなだったら「こんな虫に人権、あるわけ無いだろ。調子のんな。コッチは虫にはキチ~ンだよ。でも言わせて、私デブとハゲには優しいから。」って言うでしょうね。

そんな俺ですけれども8月は調子に乗って外食が多く、こんな生活を続けていたら金がなくなってしまい、のこりわずかの臓器を売って金にしないといけなくなってしまうため、最近は自炊を心がけております。
8月の終わりなので夕食の支度をしている時間帯、窓の外は真っ赤な夕日に染まっております。「いい景色だなぁ」と、股間をモッコリさせながらフライパン、窓の外、床に転がったままの位牌の順番に視線を動かしながら過ごしていました。
キッチンに置いてあるアレクサは「Spotify」に接続されており、好きな音楽が爆音で再生。この日チョイスした作品が小田和正さんが2007年にリリースした「自己ベスト-2」。このアルバムが存知の通り名曲のオンパレードなんですよね。

夕焼けが美しい時間帯に、ちょうど「たそがれ」って曲が流れました。この曲は小田和正さんが1985年にオフコースの楽曲として発表した作品。20年近く活動したオフコースは最初の小田さん・鈴木さんの2人時代。そこに清水さん、大間さん、松尾さんが参加して5人時代が少し続き、その後まさかの鈴木さんが脱退して4人の時代が数年続き解散、という感じでバンドは大きく分けて3形態なんですけれ「たそがれ」は解散の数年前の「4人時代」の作品です。
何を隠そう何も隠していない俺は4人時代のオフコースのサウンドがとにかく大好きなので「たそがれ」なんかもめちゃくちゃ大好きな曲。

2004年にリリースされた名曲「真っ白」のカップリングで「たそがれ」がセルフカバーされ、その時のバージョンが収録されているのですが、これが夕焼けが真っ赤な時間帯に聴くとなんともいえない不思議な気持ちになって最高なんですよ。しかもギターが佐橋佳幸さんでコーラスが元スターダスト☆レビューの光田健一さんという最強メンバーで収録されていて、完璧すぎるセルフカバーバージョンとなっております。

最高のセルフカバーバージョンが聴けたのでもうええやんええやんなんですけれども、俺という男は本当に欲張りな男なので「原曲の方も久しぶりに聴きたいな」と思ったのでした。
オフコース版「たそがれ」なんて、もう何年も聴いていないし、たまにはいいよねってことで料理をする手を完全に止め、Spotify でオフコース版の「たそがれ」を検索するのですが、これがどんなに調べても全然検索に上がらないのです。一瞬自分がアホになってしまったのか!?と思ったんですけれども、冷静になって考えることにしました。

「たそがれ」は1985年の作品なので、この頃だと「The Best Year of My Life」だとリリースされたのは前年の1984年なので収録されていないだろうし、その次のオリジナルアルバムは1987年の「as close as possible」で「たそがれ」は収録されていないし、というかこの時代のオフコースのアルバムのタイトル長すぎだしで全然見つかりません。

この2作品の間に「Back Street of Tokyo」という名アルバムを1985年にリリースしているのですが、こちらはどういったアルバムなのかと言いますと以前から世界進出を考えていたオフコースのメンバーたちが、そのキッカケになればと過去の作品を英語歌詞に書き換えレコーディングしなおした、野心あふれる1枚で、俺が大好きなアルバムなんですけれども、この中に「たそがれ」を英語歌詞にした「ENDLESS NIGHTS」が収録されております。アレンジはそのままなんだけれども、なんせ歌詞が英語なのです。

俺はアホなので英語ペラぺ〜ラじゃないし、なんだったら日本語も若干怪しいし、夏場は体からおもしろおかしいニオイがする男なので「ENDLESS NIGHTS」でもいいんだけれども、できれば日本語歌詞で聴きたいものです。
「たそがれ」はどのアルバムに収録されいてんだったんか!?と思い調べて見たらなんと「たそがれ」という楽曲は1985年にシングルでリリースされてアルバム未収録らしいのです。
Spotify ではシングル版の配信はなし。そんでもって当時リリースされたベスト版には収録されていたけれども、オリジナルアルバムは配信されているけれどもベスト盤の配信はなし。つまりはどういうことかと言いますとオフコースの「たそがれ」という楽曲は Spotify では聴けないということに気づいてしまったのでした。ガツーン!

いやいや、ショックだったなぁ。というかしばらく手を止めて Spotify で「たそがれ」を数十分もかけて検索した結果、夕日もすっかり落ちて暗くなっているし、料理の方も手が止まっていたせいで作るのが遅くなってしまったし。「俺は何をやっているんだ!」って思ってしまいました。
これ俺だから「俺は何をやっているんだ!」で済まされますけれども、もしも俺が「バイオハザード4」の主人公のレオン・S・ケネディだったら「泣けるぜ」って言っているでしょうね。もしくは俺が令和の若者だったら「え、まって」って言っているでしょうね。もしくは俺が1990年代半ばのギャルだったら「チョベリバ」って言っているでしょうね。もしも俺が金八先生だったら「何度でも私は言います!!あーたー方はまだ16歳!!死ぬなんて言葉を使うな!!!」と言っているでしょうね。もしも俺がプロゲーマーのたぬかなだったら「“たそがれ”が配信されていないこんな世の中に人権、あるわけ無いだろ。調子のんな。コッチは“たそがれ”が配信されていないこんな世の中にキチ~ンだよ。でも言わせて、私デブとハゲには優しいから。」って言うでしょうね。


・前回の「もしも俺が○○だったら SEASON2」

というところまで書いたところで文字数が3524文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。

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