自閉症啓発デー

お久しぶりです。なつのあゆみです。
自閉症啓発デーなので、親戚に自閉症の子がいるので小さい頃からその子を見てきた体験談を書きます。
まず、自閉症とは何か。一言でいっても知的障害を持つ場合と、知的障害のない発達障害に近い高度自閉症と、その特徴は多岐にあります。
以下、親戚のその子を私は妹のように想っているので「私の子」と記述しますが我が子ということではありません、あしからず。

私の子は重度の自閉症です。着替えや自分の身の回りのことはできますが、他者とのコミュニケーションがまったく取れません。そしてずっと同じ言葉を繰り返しています。機嫌が悪くなると叫んだりもします。

重度自閉症の子は会話がほぼできません。
自分の思いを言葉にできません。

だからといって重度自閉症の子が何かわかっていないのか、知的障害があるから何も考えていないのか、そうではないと私は思います。

重度自閉症だからと話してもムダなど思わないでください、人間として尊重してください。
おかしな行動を笑わないでください。
1人でずっと喋っているのを変だとか言わないでください。
パニックになって騒ぐとそりゃあ、うるさいです。ですがどうか、寛大になってください。

私の子は母親と実家に帰ってくるとわたしの部屋によくきました。熱がある時に来て床で寝っ転がってずっと大きな意味のない繰り返しの一人言を聞かされしんどい時もありました。
たまに会う私がそうなのですから、家族はもっと大変です。
私はニート時代があってなんの変化もない日常の中、むしろ親戚が来ることが嬉しかったので念仏のような私の子の一人言が落ち着く時もありました。

重度自閉症の子は1つのこだわりが強いです。
うちの家にくるとスーパーに買い物に行く、などルーティンがあります。このルーティンが出来ないとなるとパニックを起こします。
普通の子とは違うので、たとえばこちらは話半分で「レストランにまた行こうね」と言うと、その子にとって「レストランに行く」という予定ができて、それを行うことができないとパニックになります。

パニックになった時は無理に鎮めようとしないでください、さらにパニックになります。
安全かどうか見守り、体に触れるなども嫌がることがあります。
周りから見たらうるさいとか、母親が早くなだめろとか、思わないでください。落ち着くまで見守るしかないんです。もしパニックになっている人を見たら見守っていてください、怪我をしそうになったら、その時は止めてください。

自分の気持ちや出来事を、重度自閉症の子は話せません。何か嫌なことや辛いことがあったらパニックなって発散するしかない時もあるのかな、と思います。そしてストレスが溜まると、壁に頭を打ち付ける、自分の手を噛むなど自傷行為をします。

話が通じないからといって、自閉症の子が何も分からないとは限りません。私ちと違う脳の仕組みなだけです、同じ人間です。だからこそ自傷行為をしてしまうのだと思います、傷つくのです。

どうか、自閉症についてより理解が深まり、
自閉症の人達とその家族が生きやすい世の中になればと思います。

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