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【ラストワードスペルウマ娘】解説


・自己紹介

初めまして、ナツメと申します。
普段は秋葉原、新宿を中心にシャドウバースエボルヴをプレイしていて、【ナツメCS】という名前の大会を開催しています。
黒銀のバハムート環境のCSでは主にハイブリッドドラゴンを使用し、全体勝率は8割を超え安定してベスト4以上の成績を残すことが出来ました。

今回は発売当初から調整を続け、横浜GPでは50位と勝ちきれないながらもある程度の成績を残すことができた【ラストワードスペルウマ娘】について、一度区切りと思考の整理の意味も含めて解説記事を書かせていただこうと思います。

・使用理由

このデッキを使用した理由は「検証、開始」と「イクノディクタス」による安定感の高さです。
カードを選んで手札に加える能力を駆使することでキーパーツを揃え、安定した勝率を出せると思い使用しました。
しかしウマ娘はクラスの性質上、どうしても全体除去系のカードを持っているクラスには不利だと感じていました。
そのため、ラストワードギミックを採用することで全体除去を受けてもリソースが尽きない構築を目指しました。

・構築

デッキコード1G6Y8


・採用カード解説

・ナリタブライアン
ウマ娘はオーラ持ちのフォロワーが除去しにくいため、先に出すことができれば詰みになる可能性を秘めたカードです。
ウマ娘対面では「検証、開始」や「イクノディクタス」からめくれた際、積極的に回収したいカードになります。
しかし事故要因でもあり、無くても勝てるため抜くか迷いましたが、このカードに助けられるゲームもあるため1枚のみ採用しました。

・ライスシャワー
3点ダメージを与えつつ墓場にカードを増やすことができます。
「雨の独奏、私の独創」や「7センチの先へ」の条件を満たすスピードを上げる役割と、墓場回収で手札を整える役割を持っています。
ウマ娘対面では体力5点のフォロワーの除去が少し難しいため、場持ちが良いです。
ドラゴン対面の場合は体力バフカードを使用して体力を6点にする事で、「ファフニール」「灼熱の嵐」「竜の怒り」の除去圏内から外れることができます。
体力が5あるため、「ヘルフレイムドラゴン」1枚には除去されない点も非常に優秀です。
3点ダメージしか出ないため、場合によっては相手に当たらせるプレイや「ウルズ」を要求させるプレイ等を意識すると使いやすいです。

・ダイワスカーレット
このデッキのキーカードです。
スペル3枚発動時の効果は狙わないと達成が難しいため、後半は手札のスペルの枚数を意識するようにプレイしましょう。

・ウオッカ
前述した「ダイワスカーレット」とのコンボが強力なカードです。
基本的には「ダイワスカーレット」とセットでプレイすることが望ましいですが、状況によっては3コストでプレイし、バフ効果で盤面強化を狙うことも考えましょう。
3ターン目に「イクノディクタス」をプレイした後、4ターン目で「ウオッカ」をプレイすると3/5守護と4/4が並びとても強力です。

・マルゼンスキー
このカードの採用枠は「カワカミプリンセス」「エイシンフラッシュ」と迷っていました。
後攻3ターン目に進化して2面処理できる点、ゲームの後半では「神龍」ライン(体力6)のフォロワーを除去できる点、デッキの性質上早期にネクロチャージ10を達成出来る点からこのカードを採用しました。

・イクノディクタス
3/2/4守護でテンポロスもなくキーカードを探すことができる、デッキの安定感を支えるカードです。
相手の除去が追いつかない時には、4ターン目に「ウオッカ」と1コストスペルをプレイしてそのままアグロプランを通すこともあります。

・スペシャルウィーク
2ターン目に手札を減らさずプレイ出来る標準スタッツのフォロワーです。
覚醒状態で適用される進化時能力のバフ効果で、フォロワーのスタッツを上げて盤面作りも可能です。

・アグネスタキオン
処理能力最強カードです。
後攻4ターン目に置くことで、相手の先攻5ターン目「ダイワスカーレット」&「ウオッカ」のコンボを牽制することができます。
基本的にアタックは行わず、スタンド状態で相手に除去を強要させましょう。
ロイヤルやアグロナイトメア等、序盤から盤面展開が得意な代わりにスタンド状態のフォロワーを除去する手段が少ない対面にはとても刺さります。
「ライスシャワー」から回収する頻度が高いため、エボルヴフォロワーは3枚採用しています。

・トーセンジョーダン
2ターン目のパスが負けに直結するため、2コストフォロワーの数を増やす目的で採用しました。
ラストワードでスペルを回収できるので、実質手札を減らさずにプレイ出来ます。
また、「ダイワスカーレット」のスペルを3回以上プレイした際の効果を使用するためのサポートにもなります。
2pp余らせてこのカードを置いておくと「オグリキャップ」の攻撃時に先に攻撃時効果が起動してからクイックタイミングに入るので、「雨の独奏、私の独創」を回収して「オグリキャップ」を破壊できます。
実際GPでも墓地に「雨の独奏、私の独創」が2枚あり、相手が3枚目を割り切って「オグリキャップ」でアタックした際に上記のプレイをして勝った試合がありました。

・検証、開始
このデッキのエンジンカードです。
手札が弱い場合は4ターン目に「ダイワスカーレット」から回収し、そのままプレイする事もあります。
基本的に使い得なカードではありますが、「ダイワスカーレット」のスペル3回プレイした時の能力を使用するために温存することもあります。

・あなたにささげる
手札を減らさずにフォロワーの攻撃力を上げるカードです。
基本的に手札が弱い時以外は、相手に直接攻撃して通りやすいフォロワーをバフしましょう。

・見習い魔女と長い夜
ウマ娘版エンジェルスナイプであり、出走済みフォロワーがいると3点出すことが出来ます。
場に「ダイワスカーレット」と「ウオッカ」が揃っていると、残りPPが0でも相手ターンに0コストでプレイ&バフを行うことが出来ます。
しかし、基本的に「ダイワスカーレット」が除去され0PPでは使えなくなってしまうので、自分のターンの内に使った方が良いです。

・おどれ・さわげ・フェスれ
序盤の除去を支えるカードです。
「アグネスタキオン」と合わせて使うと体力5のフォロワーまでを除去することが出来ます。
4.5ターン目に低コストのウマ娘フォロワーと合わせて使うことで、除去+フォロワーの展開が行なえます。

・雨の独奏、私の独走
「おどれ・さわげ・フェスれ」とは違い後半の除去を支えるカードです。
このカードを構えることで、相手の「オグリキャップ」や「ジェネシスドラゴン」が疾走しづらくなります。
1枚採用だと「ライスシャワー」で墓場に落ちた時や既に使用済みの時に「ダイワスカーレット」から回収出来なくなってしまい、3枚採用だと序盤に手札で浮きやすいため2枚採用にしました。

・迫る熱に押されて
このカードを「アグネスタキオン」や「トーセンジョーダン」で使いまわしてライフを削る、アグロプランが稀に発生します。
体力4の「ウオッカ」をバフして「ブレイジングブレス」のケア、体力5の「ダイワスカーレット」をバフして「竜の怒り」のケア等に使うことが多いです。
サーチ可能なため、デッキにあるだけで勝ち筋が増えるカードです。

・7センチの先へ 
前述した「迫る熱に押されて」と同じくデッキにあるだけで勝ち筋が増えるカードです。
墓場を増やすフォロワーが「ライスシャワー」しか入ってませんが、それでもロングゲームになった際は墓場の枚数が20枚になる事があるので、無理なく採用できました。
ゲームの途中から7センチプランに変更できたりもするので、入れ得だと思います。

・不採用カード解説

・オグリキャップ
「ナリタブライアン」とどちらかの採用を考えていましたが、ウマ娘相手には「ナリタブライアン」の方が強く、相手のPPが余っていると攻撃出来ない点も弱く感じたため不採用としました。
ですが10点疾走はとても魅力的なので、環境の変移や好みによっては採用しても良いカードだと思います。

・エイシンフラッシュ
後攻3ターン目に相手のフォロワーを手札に戻すのは魅力的ですが、ウマ娘相手に手札に戻す行為があまり強くないと感じて不採用としました。
今回は「マルゼンスキー」を採用しましたが、ドラゴンを重く見るなら「ドラゴンナイト・アイラ」や4PP時の「ドラゴンウォーリア」を手札に戻すのがとても強力なので、採用したいと考えています。

・カワカミプリンセス
先攻4ターン目にとても強いカードです。
最初は採用していましたが、後攻時は4ターン目にしか出せないのが少し弱く、後攻3ターン目に出して強いフォロワーが欲しかったので「マルゼンスキー」を採用しました。

・サイレンススズカ
体力2しかないため、「見習い魔女と長い夜」や「ブレイジングブレス」で簡単に除去されてしまいます。
このデッキは盤面作りの方が大事だと感じたので不採用。

・ナリタトップロード
2ドロー1ディスカードと、書いてあることは魅力的です。
しかし、そもそもこのデッキはあまり手札が薄くならず、突進でしか盤面に触れない点が弱いと感じて不採用。

・マチカネタンホイザ
ウマ娘対面では弱いですが、ドラゴン対面では「竜巫女の儀式」を破壊することが出来ます。
ですが序盤に破壊しないとそもそも間に合っていないことが多く、手札で浮いている事の方が多いと感じたため不採用。

・〔ようこそトレセン学園へ〕駿川たづな
ウマ娘フォロワーじゃない為「ウオッカ」の効果を受けられず、墓場にあっても「7センチの先へ」や「雨の独奏、私の独走」のカウントに数えられないため不採用。

・スーパークリーク
5点回復&守護と、ドラゴンの「神竜」に似た能力を持つカードです。
6コストと事故要因になりやすく、このカードで回復したい場面があまり無いと感じたため不採用。

・ファインモーション
墓場の枚数増やして回復することができますが、相手の盤面に突進でしか触ることが出来ないため不採用。

・ゲームプラン

・「ダイワスカーレット&ウオッカ」プラン
このデッキのメインプランとなり、基本的にはこのプランで勝つことが多いです。
ドラゴン、ビショップ対面ではこの2枚が揃っていても温存し、疾走として使用する方が多いです。
手札が弱く「テミスの審判」と「灼熱の嵐」を割り切らないと勝てない場合は、割り切って展開しましょう。

・「7センチの先へ」プラン
主にウマ娘対面でよく使用します。
ウマ娘対面はお互いに展開と除去を繰り返す事が多く、ロングゲームになりやすいです。
そのため、このカードの有無で勝敗が別れることもあります。
ですが、ウマ娘対面でも相手が7センチコントロール特化型だとわかった場合はこのプランを避けましょう。
ドラゴン対面でもロングゲームになった場合、このプランで勝ちを狙いにいくことがあります。
最初からこのプランで勝ちに行く事を狙うのではなく、ゲームの途中から長引かせて狙いに行く判断が必要です。

・「あなたにささげる&迫る熱に押されて」プラン
このプランを使用するのはごく稀ですが、「あなたにささげる」と「迫る熱に押されて」を「トーセンジョーダン」や「アグネスタキオン」で使いまわし、アグロで勝つゲームもあります。

・マリガン基準
ドラゴンと違い、特定のカードを全力で探しに行くマリガンは行いません。
意識する点は、2、3ターン目にプレイできるカードを探すことです。
「ダイワスカーレット」と「ウオッカ」が手札に揃っている場合でも、2.3ターン目をパスすれば負けてしまうのでマリガンしましょう。
例外として、「ダイワスカーレット」が2枚来た時は弱いですがキープしましょう。
デッキをシャッフルできるカードが2枚デッキの下に埋まると、3枚目のカードがデッキの下にあった場合デッキをシャッフル出来ず、ゲームが終わるまでデッキの下に置かれることになります。

・終わりに


以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ウマ娘を使って安定した勝率を出したい方、もっと上手くなりたい方は是非使ってみてください!
ドラゴンとは違って細かいプレイを要求されるので、今後のエボルヴ人生においても確実な経験値になると思います!!

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