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エッセイ

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冬の馬・六月の春によって書かれたエッセイ、といいつつ、ここには雑文状の文章たちが収納されていく予定です。
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2024年7月の記事一覧

刹那的たまゆらエセー:ため息支え憂鬱重ならないさよなら

ため息を別の言い方をするなら、それは「そこに寄りかかろうとする息」、それか「支えにする息…

刹那的たまゆらエセー:失楽園の知らない私

同じ歌を何度も執拗に聞き返しているのは、それが与えた痛みを薄めようと欲しているようでもあ…

刹那的たまゆらエセー:美しい引き算と罪深い足し算とその「和」と「差」

引き算の美学はあっても足し算の美学はない。すくなくとも日本におけるそれを知らない。私たち…

刹那的たまゆらエセー:生きるデジャブ知る忘れる動物

走るなかで、息が体に追いついてしだいに慣れていくなかでそれでも慣れないであるもの。それが…

刹那的たまゆらエセー:エッセイ優しさ息誰か走れ

エッセイという文章はある時間的長さを含意している。エッセイとは「試みる」ことだからだ。し…

エッセイ:世界はあった、かのように、うしなわれて

線より下は、本当のなかに嘘を、嘘のなかに本当を、まじえて書かれる。  以前、「感情移入」…