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3連休で初めて作曲に挑んでみた備忘録

こんにちは、なっつはんです。
3連休を使って初めて作曲に挑戦してみたので、そのきっかけや過程、感想などを備忘録として残しておこうと思います。

つくった曲はこちらです!


曲作ろう!のきっかけ

最近、ガールズバンドクライというアニメを見たり、それの影響でドラムの練習を再開してみたりと、音楽に対する熱が高い状態というのがあったんですが、そんなときにYoutubeをザッピングしているとこちらの動画にたどりつきました。

Synthesizer Vという歌声合成ソフトで提供されている、夢ノ結唱 ROSEという歌声データベースを用いられた曲なのですが、伸びやかな高音をはじめとして歌唱表現力は、どんどん人が歌っているものに近づいているんだなぁと驚かされました。
そして興味本位で無料体験版を触ってみましたが、適当に打ち込んだだけでもうまく歌ってくれる面白さからついつい購入してしまったので、ほな何か作らねばなぁと思い立ちました。

ただWindowsのDAWには慣れておらず、LogicProのライセンスは持っていたのですが2014年製のMacBookにはもう限界感があったので、Mac買うべきかなぁう~んと悩んでいると、翌日偶然友人に秋葉原で飲まないかと誘われていたので、じゃんぱらでM2のMacBookAirを買ってきました。

SynthesizerVと夢ノ結唱 ROSEや、しれっと購入したギターアンプシミュ、MacBookと合わせて、わずか数日で軽く18万程度飛んでいったことになります。音楽というかDTMお金かかりすぎでは???

楽曲制作開始

実は東方のアレンジみたいなことに手を出していたことはあるので、DTM自体は初めてではないのですが、自分で歌ものの楽曲を作るというのは初めてだったので、とりあえずYoutubeでいろいろと検索しました。

「作曲 初心者」「Logic Pro 初心者」「コード進行 かっこいい」

検索例

やっぱりシンプルな構成のロック調のバンド曲がいいなぁというところで、Youtubeの動画からメロディはこういう音を使いやすいのか~とか、各コードにはこういう役割があるんだな~などをYoutubeから調べたり、好きな曲の弾いてみた動画でコード進行やフレーズを調べたりしてみました。

コード進行を決めるのにめちゃくちゃ役立ったLogicProの新機能

Logic Proに前はなかったはずの機能なのですが、コード進行を入力するとベースとキーボードがそれに合わせて適当に弾いてくれる機能があり、それを使ってなんとなく曲のイメージを膨らませました。
Drummerは前からあったんですが、ベースとキーボードは本当に最近追加された機能らしい。控えめに言ってめちゃくちゃたすかる。

動画で得た知識とこの機能で、なんとなくこんな感じのコード進行かな~と決めて、Logic Proにコードを入力していきました。

コード進行を入力すると勝手に合わせてくれる。全部これでええやん

メロディを打ち込む

次にメロディを決めていきます。Logic内蔵のキーボードでああだのこうだのやっていきます。ここはとにかく慣れない作業で、時間がかかりました。しかもPCのキーボードの幅が狭く、1.5オクターブ分くらいしかないので、せめて2~3オクターブくらいあるMIDIキーボードがあるといいのかな~とAmazonを眺めたのですが、なんか昔見た時より相場が高くなってる気がします。円安の影響でしょうか。

仮メロ?をPCキーボードで

歌詞を作るときにリズムや音程は変えたのですが、おおよそのメロディはこのタイミングで決めました。自分で聞いてもなんとなく初心者っぽいというか、なんかこうもうちょっとうまくできるんじゃないかという気はするのですが、色々な楽曲をコピーしてみないと上達しない気がします。

バッキングギターを録音する

エレキギターは持っていたので、これでとりあえずバッキングっぽいギターの方のフレーズを作りました。もちろんギターも初心者に毛が生えた程度なのですが(1曲弾ける曲もない)、ルート音でパワーコードかオクターブ奏法というシンプルなフレーズを作りました。というよりそれ以外できない…

しれっと購入したBiasFX2

ただ、録音してみてから聴き返してみると意外とそれっぽく聞こえるというか、アジカンの初期の音に結構似てるかも…!とテンションが上がっていました。ここらへんでかなり初期アジカンを意識し始めて、崩壊アンプリファーを繰り返し流したり、その弾いてみた演奏やTABを見て多少フレーズを勉強しました。

ドラムとベースを微調整する

バッキングが入ったことでより具体的な曲の方向性が定まった気がしたので、ドラムのフィルやベースを調整することにしました。
とはいってもベースは基本的にLogic Proが用意・生成してくれるフレーズをほとんどそのまま使っていて、ドラムだけは「ここからライドのベル叩くとアジカンぽいよな~」とかそういうことを考えながら多少いじりました。

サビでライドベルたたくと伊地知潔を感じる

リードギターを録音する

バッキングだけでなんとかならんかなと思っていましたがさすがに寂しいものがあり、リードギターのことも考えます。とはいえこちらも多少高めの音にしただけで、バッキングとそこまで変わりませんでした。
ただ、「ここでギターソロっぽいの入れたらそれっぽいなぁ」と思う箇所が見つかり、ねじこんで入れてみることにしたのですが、そのギターソロのフレーズを考えるのはめちゃくちゃ難航しました。
そもそもギターソロなんて練習したことがないので、色々弾きながら試行錯誤してひねり出してみたのですが、一度録音したあとに寝て聴きなおしてみるとひどすぎて聴くに堪えなくて頭を抱えました。
もうすこしフレーズを単純にして録りなおしましたがここも明確な課題の一つとして心に刻みました。

あとここでFlexという機能の存在をLogicPro解説動画で知ります。ギターなどのオーディオの波形のタイミングなどを自動/手動で調整できるものなのですが、自分のギターのリズム感が本当に終わっていたのでこれでバッキング・リード共にズレている部分を直しました。

ドラムもそうだけど本当にテンポキープができない

歌詞を考える

おおよそ楽器隊の方が終わったので、歌詞を考えてROSEに歌わせていくことにします。
もともとメッセージとかを作品に込めるのが苦手なので、「きちんとコンセプトを決めて、ストーリーが感じられるような…」といった歌詞を書こうという意気込みはさらさらありませんでしたが、アジカンみたいに思わず口ずさみたくなるような歌詞になればいいな~とぼんやり着手しました。が、やっぱり相応しい言葉が全然見つかりません。メロディにも問題あるんだろうなぁと思いながらもとりあえずパズルのように強引に当てはめていきました。

ピアノロールにキャラ画像を表示する機能があって最初はオンにしてたけど、
途中で普通に邪魔になったので消した

ただ、聴きなおす中で微調整していく中で、最初にザーッと書いたときの歌詞の3分の2くらいは別のフレーズになっています。これも経験と訓練がいるのでしょう。
ちなみにいわゆる「調声」というものは、パラメータをいじって、このくらいの声の張り方がいいなぁとかは決めましたが、やっていないに等しいです。なんかベタ打ちでええ感じに歌ってくれているのでそれに委ねました。

SynthesizerVについてもちゃんと使っている人の動画とかを見回ると、よりよくできるTipsがあるんだと思います。

自動マスタリング… ポチ!

Logic Proにはmastering assistantという機能があるのを偶然見つけて(これも最近出たやつらしい)、有効にしてみたのですがたしかになんか音圧があがって全体的に聞きやすくなったような気がします。
ボーカルの音量をいじったり、各パートの音量にキーを打ったりしましたが、正解がよくわからないしLogicがいい感じにしてくれているであろうことを信じてマスタリングと呼ばれるような作業は手短に済ませました。

なんかいい感じで

完成!

一旦完成として書き出していつも音楽を聴いてるイヤホンで聴いたり、iPhoneのスピーカーで流して聴きなおしました。改善できるところは山ほどありそうですが、これでアップすることにしました。

動画作成・アップロード

絵を描いてPremiereで歌詞を載せ、簡単な演出(モーションブラーっぽいところとか)だけつけて動画で書き出しました。

Youtubeにあげるとき、ゲームとかグラフィックのことについてあげているアカウントもあるのですが、昔使っていたYoutubeアカウントの動画を大量に整理しこちらを使うことにしました。黒歴史になりかけはじめていたのでこの際整理できてよかったですね。

ふりかえり

作業時間

3連休の多くの時間を使えたので、作り始めてからYoutubeにアップし終えるまでには約15~20時間程度は作業していたでしょうか。

途中でヒャダインさんが1時間で曲を作る動画を見たのですが… レベルが違いすぎる!😇

反省

作りながらまったく足りていない部分が見えてきたのでそれも残しておこうと思います。

  1. コード進行と曲全体の作りについての知識が足りない

  2. なんか打ち込むメロディが垢ぬけない

  3. ギターのフレーズ、わからなすぎる

  4. 歌詞の作り方・あてはめ方

1~3については総じて楽曲をコピーすることで勉強・訓練できると思うのですが、
4の歌詞については知識だけではなんともならない難しさがあるような気がしています。数をこなすべきなんでしょうか。

感想

こうやって実際に作ってみるとやはり作曲というのは大変でもありましたが、とても制作過程が楽しいものでした。

ただ、「イラストを描いて公開する」という自分の中でのよく知った制作物公開のループに対して、楽曲は作ること自体も当然大変ですが、イラストや動画を用意しなければYoutubeなどに公開しづらいというのが、かかる時間や労力に対して、反応が返ってくるまでの時間が長すぎて、辛い部分だな… と感じました。

次の楽曲も早速作ってみたいです!!

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