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短歌 x15
6/18 - 7/2
感じ切るため生きるけど
悲しみに立ち止まってる暇ももうない
チョコベビー、時間がループした気して
知ってるようで知らない味だ
私には何も効かない
出鱈目な漢方過剰摂取してやる
何もかも知って生まれてきた
これは、忘れたことを思い出す作業
体温は多分同じで 吐く息を
吸ったことにも気がついてない
知らぬ間に生気を吸い取られている
無料であげるわけにいかない
行きよりも鞄が軽くなったこと
帰りの電車乗って気づいた
6月に時空は歪み切ったので
誕生日前の記憶が曖昧
どんだけ人と会ったとて虚無ですょ
そりゃそうですょ きみがいなくちゃ
救われぬ気持ちを持て余したまま
スクロールする勝手気ままに
どっちでもいいようなこと追いかけて
こねくり回すスタイルでいく
マウントを取られた時はささやかな
プレゼントとして差し上げます
常温で保存していた関係で
腐った記憶ゴミの日に出す
見たことのない道を行く
引き返す術はないことぐらい知ってる
ふてくされちゃった心を撫でるには
特殊な技能が必要になる