手術当日

夜は思ったよりも眠れた。といっても何度も目が覚めてその都度、手術の事が頭をよぎったけど。

9時頃から点滴が始まり、開始時間が13時に正式に決定した。(当日にならないと、正式に決まらないらしい。)

10時頃に手術着に着替え、スタンバイ。下はまだ履いたまま。

12時頃にトイレを済ませ、ふんどしをしめた。初ふんどし。ゆるゆるふんどし。心許ない。

手術室前で旦那さんの顔をみる。逆の立場もきっとツラいよね。

手術室に入ると、着々と準備は進み、点滴から麻酔が入ってきて、腕が少し痛いなと思ったらもう意識はなかった。

次の瞬間、ハッとして、手術中だったことに気づいたが、まだ目は開かないし、身体も動かない。多分もう全て終わっていて、麻酔が弱くなった瞬間だったと思うが、しっかり目が覚めたのは、またその後だった。

両足の感覚がある、動く、膝も曲がる。とりあえずそれだけでホッとした。取り除いた腫瘍を見せてもらったが、あまりよく見えなかった。

いくつかの神経がまとまって腫瘍化しており、神経ごと切るしかなかった。おそらく切っても問題はない神経とのこと。

足は動く。とりあえず良かった。 

術後の辛さは予想はしていたが、やっぱりきつかった。でも手術は終わった。

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