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【感想】BPL Season2 Regular Stage 第13試合・第14試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。アピナの快進撃を正面から受け止めたタイトー、ゲーパニとGiGOの背水にして最高の戦いと、今週も想像すらできなかった極限の戦いが繰り広げられました。すごかったです。

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BPLSeason2 Regular Stage 第13試合・第14試合

第13試合
TAITO STATION Tradz vs APINA VRAMeS
-指定A-

 4試合目ともなると、タイトーの弱点である「相手の選曲を食えない」ところがハッキリとしてきました。とはいえ、今回はストラテジーカード3連打を正面から受け止められたのは、チームとして確かな成長だったと思います。

先鋒 -NOTES-
PPJT VS 46

PPJT
予想 「dual control」「¡Viva!」「D2R」
結果 shuriken⇒ストラテジー⇒Last Burning
46
予想「Chemical Cookie」「Chewingood!!!」「smooooch・∀・ (Snail's House Remix)」
結果 outer wall
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 嘘4巡の46選手、対戦相手の指名など関係なしの勝負強さを今回も存分に発揮しきれました。ストラテジーカードで選ばれたLast Burning終始シーソーゲームの接戦を制し、4点差で勝利となりました。
 …が、タダで負けなかったのがPPJT選手。BPLでは2回目となるouter wallをオプションを変えて(S-RAN⇒R-RAN)挑み、最後に捲り上げて勝利となりました。今大会未だに2タテこそ実現できていないものの、自身のポテンシャルを見せつけた一戦といえたでしょう。

中堅 -SCRATCH-
TATSU VS UCCHIE

TATSU
予想 「Do Back Burn」「Hella Deep」「SPEED DEMON」
結果 Feedback
UCCHIE
予想「Buffalo」「rottel-da-sun」「NO LIMIT -オレ達に限界は無い-」
結果 HEARTACHE
※両者ストラテジーカード使用

試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 アピナとしてはここで2タテをするつもりだったのでしょう。エースUCCHIEを繰り出してストラテジーカードまで切ってきた。それほどまでにこのTATSU選手を警戒していたといえます。実際、この試合のUCCHIE選手は仕上がりまくっており、自選のHEARTACHEは驚異のmax-13と非常に好調だったと思います。TATSU選手の選んだFeedbackでさえ、ブレイク前までは差をつけていました。ですが、曲が終わりに向かうにつれTATSU選手は猛烈な追い上げを見せつけ、最終的には19点差となっていました。相手が誰であろうと自選を刺し切るTATSU選手の恐ろしさは何度発揮されるのでしょうか。

大将 -PEAK-
RIOO VS NIKE.

RIOO
予想「Spica」「NEMESIS」「BLOCKS」
結果 Ganymede⇒ストラテジー⇒MENTAL MELTDOWN
NIKE.
予想「tripping contact(teranoid&MC Natsack Remix)」「蛇神」「朝焼けから始まるボクらの小さな旅」
結果 kors k's How to make OTOGE CORE
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 まず、Ganymedeを自選に選ぼうとするRIOO選手の精神力に感服です。あれ当たりとかはずれとかそういう概念のない曲なんじゃ…???そしてタイトーに対して今回もストラテジーカードは猛烈な牙をむきました(日頃失礼な選曲をしているバチでもあたった?)。並みの選手であれば曲名通りメンタルが折れること間違いなしのMENTAL MELTDOWNでも一切ブレないプレーを見せ、勝利をつかみ取りました。NIKE.選手もミラーで安定感抜群のプレーだったのですが、一歩及ばず。
 しかし、NIKE.選手は自身の見せ場をしっかりと作りました。kors k's How to make OTOGE COREは一般的にギアチェンでハイスピードを調整するのですが、NIKE.選手はSUDDEN外し+配置の厳しい正規と無茶苦茶研究を重ねないと不可能なプレーを見せつけ、タイトーのエースRIOO相手に一歩も寄せ付けない勝利となりました。結果としては引き分けではありますが、並み居るエースプレーヤー相手に120%のパフォーマンスを発揮するNIKE.選手の強さは芸術的でした。

 アピナとしては勝ち点を稼ぎたかったところですが、2勝のアドバンテージは揺るがないものであるため、まだまだ安全圏にいるといえます。タイトーは2分けとなり、勝ち点を思うように稼げていないため、ほかのチームの動向次第でクォーターファイナル進出争いの展開が変わるのが思ったより厳しい状況かもしれません。残りコストの厳しいアピナ、かゆいところに手が届いていないタイトーは残り3試合をどう乗り切るのでしょうか。

第14試合
GAME PANIC vs GiGO
-指定B-

 この試合は負けたチームがレギュラーシーズン敗退一直線の危険なルートに追いやられる背水の陣だったと思います。だからこそ両チームストラテジーカードを飛ばす戦いとなったのでしょう。

先鋒 -SCRATCH-
#MA3# VS CYBERX

#MA3#
予想 「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」「bass 2 bass」「5.1.1.」
結果 灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)
CYBERX
予想「SWEET LAB」「Spin the disc」「rottel-da-sun」
結果 Buffalo
※両者ストラテジーカード使用

試合結果
予想 DRAW
結果 CYBERX WIN!!

 鍵盤・スクラッチに限らず均等配置の譜面を得意とする#MA3#らしく、均等なスクラッチが降ってくる灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)でスクラッチ精度勝負を仕掛けました。ところが…精密機械CYBERX選手は驚異のS-RANで押し切り、自己ベスト-5点の好スコアで勝利、そのまま自選のBuffaloもS-RANで#MA3#選手の自己ベストを超えるスコアを叩き出し2タテとなりました。#MA3#選手は今まで1-PIN選手以外に2タテを取られたことがなかったため、ここでの敗戦は非常に衝撃的でした。そしてCYBERX選手の活躍はGiGOの勢いを一気に加速させました。

中堅 -CHARGE-
MIKAMO VS CORIVE

MIKAMO
予想 「Energy Drive」「ROCK女 feat. 大山愛未, Ken」「Rejection Girl」
結果 ABSOLUTE (kors k Remix)
CORIVE
予想「Kailua」「Zenith」「Psycho Sheep Riddim」
結果 Kailua
試合結果
予想 MIKAMO WIN
結果 DRAW

 GiGOのエースCORIVE選手の急成長が止まりません。ゲーパニの守護神MIKAMO選手は自選のABSOLUTE (kors k Remix)こそ正規で安定感のあるプレーを見せましたが、CORIVE選手の研究に研究を重ねた運指によるKailuaを破ることはできませんでした。というかトリルを交互にとるためのCNの押し方、どうなっているんですかね…
 ところで、MIKAMO選手はKailuaにS-RAN使っていましたが、あれ当たるんですかね?とてもじゃないけど押せる配置に見えないのですが…(といいつつこの記事を書いているときにMIKAMO選手が配信でKailuaをS-RANで全国TOP出していました、なんで???)

大将 -CHORD-
54GAYA VS NCHO72

54GAYA
予想 「Megalara Garuda」「Rave Patroller」「Twelfth Style」
結果 Proof of the existence⇒ストラテジー⇒Blue Spring Express
NCHO72
予想「Sense 2007」「Scripted Connection⇒ A mix」「Ristaccia」
結果 moon_child
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 前回もそうでしたが、54GAYA選手は自身のフィールドではない(もちろん高水準のスコアを叩き出せますが)ズレ譜面のProof of the existenceを繰り出してきました。当然の如くストラテジーカードを切られましたが、選ばれたのは同じくズレ系のBlue Spring Express。終始NCHO72選手がリードし続けていましたが、最後にゲーパニに吹いた猛烈な追い風に乗り54GAYA選手の逆転となりました。
 ところが、同じ展開がGiGOにも訪れました。moon_childは後半から54GAYA選手が驚異的な追い上げを見せたにも関わらず最後に5鍵で落とす致命傷を負いNCHO72選手が逆転勝利、GiGOの2勝目となりました。

 ゲームパニックはこの試合で3敗となり、残り3試合(よりによって指定Aのタイトー、ラウワン、指定Bのシルクハット戦)で一度たりとも負けられない状態となりました。対するGiGOはここでの勝利でクォーターファイナル争いの台風の目と化しました。

 混戦に次ぐ混戦の連続となるBPLS2、なんと早くもレギュラーシーズンの半分が過ぎてしまいました。残る14試合はどんなドラマの連続となるのか、8/17(水) 21時からの試合で各チームの命運がどうなるのか、注目です。

がんばります