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【感想】BPL Season2 Regular Stage 第21試合・第22試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。かつてのチームメイト同士がぶつかる第21試合、想像よりも壮絶な戦いでした。BPLの熱さがこれ以上ないほど伝わってきました。そして第22試合...ラウンドワン、アピナ共に強さが見えた試合でした。

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BPLSeason2 Regular Stage 第21試合・第22試合

第21試合 
SUPERNOVA Tohoku vs GiGO
-指定A-

 WELLOW vs CORIVEの元チームメイト対決に注目がかなり集まっていたこの試合ですが、振り返ると先鋒・中堅もかなり激しい展開だったと思います。試合としてはスーパーノバが一気にポイントを稼ぎましたが、GiGOの猛攻もかなり素晴らしいものだったと思います。

先鋒 -CHORD- 
FRIP VS CYBERX

FRIP
予想 「garden」「LUV CAN SAVE U(A)」「Warrior」
結果 LOVELY STORM
CYBERX
予想「Love Me Do」「Mind Mapping(L)」「KAMIKAZE」
結果 Boundary
試合結果
予想 DRAW
結果 CYBERX WIN!!

 選曲が読めないことでお馴染み(?)のFRIP選手は高BPMで繰り返し配置が特徴的な物量譜面であるLOVELY STORMを選択してきました。一時5点ほどリードしたものの終盤の微縦連に崩されて逆転負け、ここで全く崩れなかったCYBERX選手の縦連力には感服するばかりです。
 そしてCYBERX選手は変則リズムが目立つBoundaryを選択し、今回もまたS-RANDOMを利用してきました(普通BPM160の曲にS-RANを使ってはいけませんよ…)。勝負はオプション差でFRIP選手が優位に進めていたものの、最後でCYBERX選手が追いつき今大会6度目となる引き分けになりました。このCYBERX選手のS-RANでの安定感の高さは毎回理解ができないです。そしてFRIP選手はトータルでは負けとなりましたが、他選で自己ベスト-2点を出すパフォーマンスの高さには驚きました。

中堅 -SCRATCH- 
VELVET VS LOOT

VELVET
予想 「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」「HEARTACHE」「bass 2 bass」
結果 灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)
LOOT
予想「Hella Deep」「NO LIMIT -オレ達に限界は無い-」「廿」
結果 Midnight Drive
試合結果
予想 VELVET WIN
結果 VELVET WIN!!

 SCRATCHをフィールドとするVELVET選手相手に、LOOT選手がどのように立ち回るかが見所でした。が、この試合ではVELVET選手のスクラッチ力の高さはもちろん、LOOT選手のオールラウンダーっぷりにも驚かされました。VELVET選手の選んだ灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)BSS地帯までLOOT選手がリードしており、VELVET選手に「点差が見えていたらメンタルが折れていた」と言わしめるほどの精度の高さを見せつけました。Midnight Driveは開幕でリードを許してしまったものの、BPMが変化するタイミングで一気に詰め寄り、あわや逆転というところまで迫っていました。とはいえVELVET選手は2曲とも自己ベスト-1桁に抑えており、本番力の高さで勝利をつかんだと言えるでしょう。

大将 -SOF-LAN- 
WELLOW VS CORIVE

WELLOW
予想「four pieces of heaven」「(This Is Not) The Angels」「D」
結果 four pieces of heaven
CORIVE
予想「Theory」「SABER WING」「FUTURE is Dead」
結果 Theory⇒ストラテジー⇒Ah Hah Yeah
試合結果

予想 DRAW
結果 WELLOW WIN!!

 前シーズンからスーパーノバを支え続けるエースストライカーWELLOW選手相手に、スーパーノバの3巡目からGiGOのエースにまで急成長したCORIVE選手がどう立ち向かうかが、今回の試合の最注目ポイントだったと思います。確かにSOF-LANはCORIVE選手の得意フィールドではあるものの、WELLOW選手は決して苦手としているわけではないジャンルなので、厳しい戦いだったといえるでしょう。
 WELLOW選手は課題曲の中でもソフラン要素が薄く、最も地力が問われるfour pieces of heavenを選択してきました。結果は66点差で勝利をおさめ、チームを勝利に導きました。CORIVE選手は得意のスクラッチ力を活かせるTheoryを選択したもののストラテジーの餌食に、そして選ばれたのはAh Hah Yeah。こちらも鍵盤力勝負となる譜面のため、5点差まで詰めたものの勝利とはならず。とはいえ最後まで諦めずに戦い続けたCORIVE選手の健闘っぷりは称えるべきものだったと思います。

 ここにきて一気に順位を上げてきたスーパーノバ、最終戦は指定Aのレジャーランドと強敵ではありますが、クォーターファイナルへの望みは決して捨ててはいないでしょう。GiGOは窮地に追いやられましたが、ストラテジーカードを温存したことから最終戦のタイトー戦に全力を賭けるのでしょう。2チームともクォーターファイナル進出・レギュラーシーズン敗退ともに可能性が残っているので、最終戦までヒリヒリした勝負が続くと思います。

第22試合 
ROUND1 vs APINA VRAMeS
-指定B-

 クォーターファイナル進出が確定している2チームです。この試合は互いにとってファイナルステージの前哨戦の意味合いが強かったといえます。そして、アピナの可能性とラウンドワンの恐怖感を引き出すには十二分すぎる試合でした。

先鋒 -NOTES- 
KUREI VS KENTAN

KUREI
予想 「Tizona d'El Cid」「Back Into The Light」「Abyss -The Heavens Remix-」
結果 Super Duper Racers
KENTAN
予想「HAPPY☆ANGEL」「Rowdy」「Votania Beat」
結果 Daisuke
試合結果
予想 KUREI WIN
結果 DRAW

 この選曲予想できた人マジでエスパーだと思います。2人とも選ぶ譜面の傾向すら読めなさすぎる…
 KUREI選手はSuper Duper Racersを選択したのですが正規で安定しているのすごい。サビが特に押し辛い配置ながらほとんど崩すことなく8点差で勝利となりました。でもKENTAN選手の譜面、ランダムがかなりハズれていたので当たってさえいれば…と思わずにはいられませんでした。しかし完全復活したKENTAN選手はタダでは終わりません。自選のDaisukeは終始安定してリードを保っており、max-13という好スコアで勝利。前シーズンで引き分けた因縁を持ち越す形となりました。

中堅 -SOF-LAN- 
I6VV VS NIKE.

I6VV
予想 「Onyx」「(This Is Not) The Angels」「Ah Hah Yeah」
結果 Theory
NIKE.
予想「D」「Linus」「nostos」
結果 D
試合結果

予想 NIKE. WIN
結果 NIKE. WIN!!

 SOF-LAN3回目の登板となるI6VV選手を迎え撃つのは中難易度SOF-LANの帝王NIKE.選手。I6VV選手はNIKE.選手が未知数であるスクラッチの実力が試されるTheoryを選んだのですが…NIKE.選手のスクラッチ上手すぎないか???確かにNIKE.選手は前シーズンでUMMUを選ばれてカウンターする程度にはスクラッチ力があるのはわかっていましたが、まさか一歩もリードを許さないほど仕上がっているとは思いませんでした。そしてNIKE.選手の選択は必殺の武器であるD。もうDOLCE.さん呼んで来いレベルで上手いんですよ…鉄壁のNIKE.選手の安定感の高さがこれでもかと発揮された一戦でした。

大将 -CHARGE- 
 U*TAKA VS 46

U*TAKA
予想「真 地獄超特急 -HELL or HELL-」「共鳴遊戯の華」「Painful Fate」
結果 Carmina
46
予想「Reflux」「DIAMOND CROSSING」「ECHIDNA」
結果 ABSOLUTE EVIL
試合結果
予想 U*TAKA WIN
結果 U*TAKA WIN!!

 絶対王者U*TAKA選手の実力の底の無さは本当に素晴らしいとかそういう言葉で表せるものじゃないです。…が、この試合は46選手の猛烈な強さも垣間見えた一戦でした。
 まず、U*TAKA選手の選曲はCarminaですあまりにも無慈悲すぎる。試合後に動画上げていたのですが正規でmax-68(当然歴代TOPです)って何言っているんですか。とはいえ本番一発では自己ベスト-99点の3833…って誰が勝てるんだこれ。前シーズンでのSEIRYU選手のスコアを76点上回っているんですけど…とはいえ46選手は本番一発でAAAを余裕で乗せているのでこの時点で試合のレベルの高さがうかがえました。
 そんな46選手が繰り出した必殺の武器は、まさかのU*TAKA選手が前の試合で選んだABSOLUTE EVILでした。同じ曲は出てこないという心理的な隙をつく+正規系は癖がつきやすいという理由で選んだとのことですが、U*TAKA選手はまさかの前回と同じスコアというムチャクチャなことをやってのけました。とはいえ46選手は1-PIN選手のスコアを39点上回る好スコアを叩き出しているので、底なしのポテンシャルはこの先の試合展開を確実に盛り上げる事間違いなしだと思います。

 この試合を以てU*TAKA選手はレギュラーシーズン全タテを達成し、獲得ポイント賞・カウンター賞TOPが決まりました。最早無双状態となっているU*TAKA選手率いるラウンドワンを止められるチームはいるのでしょうか。一方、アピナはクォーターファイナル進出が確定しているため、最終戦のシルクハット戦は余裕をもって立ち向かえると思います。

 気付けば残り1か月となったBPLS2、そろそろSOUND VOLTEXも動き出す頃になってきました。来週9/14(水) 21時からの試合は非常にドキドキが止まらない展開の連続になると思います。楽しみに待ちましょう。

がんばります