【感想】BPL Season2 Semi- Final Stage 振り返り
こんにちは、T2-Kです。数々のドラマを生み出し這い上がってきた2チームと、優勝に向けて王道を歩む2チームの熱き戦いには本当に感動しました。観戦中「すげぇ...」しか言えなかったです。
BEMANI PRO LEAGUE SEASON2 公式サイト
BPLSeason2 Semi-Final 第1試合・第2試合
第1試合
LEISURE LAND vs SUPERNOVA Tohoku
今期絶好調のレジャラン相手に、スーパーノバがどこまで食らいつけるかと思いながら観ていました。が、レジャランの想像以上の仕上がりっぷりに驚くばかりでした。おそらくどのチームが相手でも、この日のレジャランを倒すのは難しかったと思います。
先鋒 -SCRATCH-
U76NER VS VELVET
予想
U76NER：Somebody Like You
VELVET：SWEET LAB
結果
U76NER：Close my Eyes for Me
VELVET：灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW
先鋒スクラッチ頂上決戦ともいえる対戦カードでした。指名順ではVELVET選手が圧倒的格上ですが、U76NER選手は誰が相手でも自選を貫ける強さを持っているので、勝敗がどうなるかはわかりませんでした。
互いにスクラッチを得意としていながら、U76NER選手はソフラン要素の攻略が重要となるClose my Eyes for Meを選択しました。勝負はかなり拮抗していましたが、中盤の加速でU76NER選手が一気にリードを奪うとそのまま逃げ切りとなりました。
続くVELVET選手の選曲は純粋なスクラッチ力と丁寧なトリル処理が求められる灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)。U76NER選手MIRROR、VELVET選手は前回と異なりR-RANで挑みましたが、スクラッチの精度で圧倒したVELVET選手が42点リードして勝利となりました。
技のU76NER選手と力のVELVET選手のそれぞれの強みが光った、セミファイナルの開幕にふさわしい試合でした。
次鋒 -CHORD-
G* VS FRIP
予想
G*：突撃!ガラスのニーソ姫!
FRIP：SINOBUZ Fantasy
結果
G*：LUV CAN SAVE U(L)
FRIP：Claiomh Solais
試合結果
予想 LEISURE LAND WIN
結果 LEISURE LAND G* WIN!!
いくら当たりそうにないからって予想が適当すぎました。
物量の申し子G*選手は肩書に反して非常に武器が豊富であり、今回も物量系ではなく縦連の技術が必要なLUV CAN SAVE U(L)とテクニカルな選挙区をしてきました。G*選手はMIRRORでmax-3を叩き出すほど磨き上げており、この試合でも当然MIRRORを選択し安定感抜群のプレーで勝利となりました。
そして毎度渋い選曲をしてくるFRIP選手ですが、選んだのはClaiomh Solais。細かい階段がポイントになる曲ですがFRIP選手は正規でバッチリ仕上げてきました。これ別に正規当たっていないですよ…?ただ、最後の最後で降ってきた同色階段で痛恨のGREATハマりとなり、G*選手が2タテを達成しました！
勝負強さに定評のあるFRIP選手を上回る強さを見せたG*選手、お見事でした。
中堅 -SOF-LAN-
DINASO VS WELLOW
※レジャーランドがEXストラテジーを使用
予想
1-PIN：nostos
WELLOW：(This Is Not) The Angels
結果
DINASO：Linus⇒EXストラテジー⇒Farewell to Marrakech
WELLOW：Theory⇒EXストラテジー⇒Harmony and Lovely
試合結果
予想 DRAW
結果 LEISURE LAND DINASO WIN!!
レジャーランドは高水準のオールラウンダーが揃ったチームです。中堅でDINASO選手が出場した時点で1-PIN選手が1回しか出場しないことが確定したため、レジャランのチーム力の高さを改めて思い知らされました。とはいえ相手は強敵WELLOW選手、そうやすやすと勝てるような相手ではないと思っていました。
ここでレジャランはEXストラテジーカードを使用。選んだテーマはPEAK、DINASO選手の必殺の武器であるFarewell to Marrakechの再来となりました。WELLOW選手は自己ベスト-3点と大健闘したのですが、DINASO選手は無慈悲にも31点差をつけ勝利。これでも前回より29点落としていることがよくわかんないポイントです。
そしてEXストラテジーカードで選ばれたのはHarmony and Lovely。WELLOW選手が得意なガチ押し曲のため、かなり厳しい勝負に思えました。ですが、今期絶好調のDINASO選手の本番力はまさに無双状態。自己ベスト+10点を叩き出して2タテを勝ち取りました！
レジャランの快進撃を支えるDINASO選手の活躍は、本当にとどまるところを知らないですね。
副将 -NOTES-
1-PIN VS 8S.
予想
DINASO：UMMU
8S.：Playing With Fire
結果
1-PIN：Castle on the Moon
8S.：ハイテックトキオ
試合結果
予想 LEISURE LAND WIN
結果 DRAW
スーパーノバはこの時点で1曲も落とせない状況となっていました。そこにきてレジャランからはエース1-PIN選手の登場、8S.選手にとってはかなりつらい場面だったと思います。
1-PIN選手が豊富な武器曲の中から選んだのは高速物量のCastle on the Moon。自己ベストが驚異のmax-7というスコアですが、本番の緊張のせいか細かいミスがつもり、中盤までは差がついていない状況でした。ですが、後半で調子を取り戻すと一気に8S.選手を突き放し24点差で勝利、レジャーランドは悲願の決勝進出を果たしました！この瞬間の1-PIN選手の感情の爆発した雄たけびは心揺さぶられるものでした。チームメンバーもアドバイザーのべあーさんのもとに集まり、喜びを爆発させていました。
とはいえ試合は終わっていません。スーパーノバも敗退が決まったからと言って、闘志が衰えたわけではありません。8S.選手はテクニカルなスクラッチ複合曲のハイテックトキオを選択。決して当たりとは言えない譜面を丁寧に捌き切り勝利となり、意地をみせることができました。
大将 -PEAK・CHARGE-
DINASO VS WELLOW
予想
1-PIN：HAERETICUS
WELLOW：EROICA
結果
DINASO：Mächö Mönky
WELLOW：KAMAITACHI
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW
Lv12PEAKは確かにDINASO選手のフィールドであり、WELLOW選手相手でも圧倒できる曲がいくつもあるため納得の選出でした。
人が嫌がる譜面が得意なDINASO選手、選んだのはフリーダムズレ譜面のMächö Mönky。WELLOW選手はMIRRORでかなり健闘していたのですが、DINASO選手はズレで一気に突き放して勝利となりました。本当にこの日のDINASO選手の強さはだれにも止められないだろうと思っていました。
が、そこはエースストライカーWELLOW選手。出してきたのは超絶物量譜面のKAMAITACHI。最後はスーパーノバに見せ場を作りたいと銀座の悪魔が働いたか、DINASO選手は理論値ハズレ譜面と言える配置でかなり踏んだり蹴ったりな目にあってしまいました。一方のWELLOW選手はこれをMIRRORで仕上げる超人っぷりを見せつけ、大台の3800を軽々と越えて勝利となりました。
スーパーノバは2年連続セミファイナル敗退となりました。ただ、悔しい気持ちはあるでしょうが、全力でレジャーランドと戦えたことに悔いはあまりないように感じられました。
そして、レジャーランドは前シーズンと同じメンバーで決勝進出を果たすことができました。前年度からみている視聴者はまさかここまでレジャランが強くなっているとは想像できなかったのではないでしょうか。この勢いのまま優勝を目指してファイナルも戦い抜いてほしいと思います！
第2試合
ROUND1 vs GiGO
逆転に次ぐ逆転でセミファイナルまで這い上がってきたGiGO。ただ、そこに立ちふさがるROUND1の圧倒的なパワー…前年度ファイナリストとしてのプライドが光った試合でした。
先鋒 -SCRATCH-
MAKO-G VS LOOT
予想
MAKO-G：Spin the disc
LOOT：Really Love
結果
MAKO-G：Close my Eyes for Me
LOOT：Catch Me
試合結果
予想 GiGO WIN
結果 DRAW
この試合は奇しくも前シーズンでドラフト指名されなかった選手同士の対決だったので、そういった視点でも面白い対決でした。
MAKO-G選手はかなり意外な選曲でした。スクラッチが得意なLOOT選手相手だとスクラッチ複合の低レベル曲を選ぶと思っていましたが、選んだのはのはU76NER選手と同じClose my Eyes for Me。ズレ系も得意なLOOT選手相手にある意味真っ向勝負を挑む形となりましたが、U76NER選手を7点超えるトンデモスコアを叩き出して勝利となりました。一発勝負に自信のあるMAKO-G選手の強さが光る試合でした。
とはいえLOOT選手も自信の武器曲を通す力はかなりのものです。選んだのはハネたリズムと高速トリルが難しいCatch Meでしたが、得意の固定オプション(MIRROR)でバッチリと仕上げて安定の勝利となりました。MAKO-G選手も同じオプションでいいところまで行っていただけに悔しさが残ったかもしれません。
ここにきて勝負強さを見せたラウンドワンにとってはとてもよい幕開けだったと思います。
次鋒 -SOF-LAN-
KUREI VS CORIVE
予想
I6VV：GRADIUS -FULL SPEED-
CORIVE：era (nostalmix)
結果
KUREI：GRADIUS -FULL SPEED-
CORIVE：era (nostalmix)
試合結果
予想 GiGO WIN
結果 DRAW
GRADIUS -FULL SPEED-といえばI6VV選手というイメージが広がっていた中、ラウンドワンからGRADIUS -FULL SPEED-を提げて出場したのはKUREI選手。なんとMIRRORでmax-8を叩き出しているみたいです。よくわかりません。ソフランの申し子CORIVE選手相手でも鉄人KUREIのプレーは一切ブレず、26点差をつけて勝利となりました。
ただ、SOF-LANにおけるCORIVE選手の自選は簡単には取らせてくれません。クォーターファイナルで見せたビックリ運指の再来とばかりに選んだのはera (nostalmix)。中盤はハイスピを調整したりSUD+をつけ外したりと不気味な動きをしながらお馴染みの運指で一気にリード。自己ベストを2点伸ばして勝利を掴み、この試合は引き分けとなりました。
ただ、ここで2タテを取れなかったことでGiGOは焦りを覚えたのではないでしょうか。
中堅 -PEAK-
U*TAKA VS CYBERX
予想
U*TAKA：Into The Madness
CYBERX：BLOCKS
結果
U*TAKA：Aurora
CYBERX：BLOCKS
試合結果
予想 DRAW
結果 ROUND1 U*TAKA WIN!!
いよいよ絶対王者U*TAKAが動き出す時が来ました。数々の武器が転がっているこのフィールドで王者が選んだ武器はMAXを達成しているAurora(ちなみに普通の人は天地ひっくり返ってもMAX出ません)。これを正規でプレーする王者を前に、自己ベスト-3、max-22を出したはずのCYBERX選手は16点差をつけられてしまいました(???)。
逆転の危機に陥ったCYBERX選手が選んだのは自身の得意とするガチ押し曲であるBLOCKS。互いにS-RAN、若干銀座譜面でU*TAKA選手を追い詰めるも、ここに来て王者U*TAKAがまさかの自己ベスト+3点を叩き出しカウンターを決めました。勝っても表情を変えないU*TAKA選手の姿はまさにラスボスのようでした。
副将 -CHARGE-
I6VV VS CORIVE
予想
KUREI：Ergosphere
CORIVE：Zenith
結果
I6VV：Wolf 1061
CORIVE：ROCK女 feat. 大山愛未, Ken
試合結果
予想 GiGO WIN
結果 GiGO CORIVE WIN!!
I6VV選手は初戦でCORIVE選手とLv11CHARGEで対決しており、時を超えてリベンジのチャンスとなりました。CORIVE選手を討ち取るために選んだ曲は物量譜面のWolf 1061。CORIVE選手があまり得意としない分野のため、勝負はどうなるかわかりませんでした。
ただ、聖鍵CORIVEはあまりにも強すぎました。終始付け入る隙を見せずリードを保ち続けて勝利を掴みとりました。この時最後のCNを押さえながらグラフを確認して勝利を確信した頷きが最高にクールでした。続く自選のROCK女 feat. 大山愛未, Kenは序盤こそ並んでいたものの猛烈なズレハネの中判定を掴み一気に55点差をつけて2タテを達成。GiGOは大将戦にわずかな望みを賭けることができました。
大将 -NOTES・CHORD-
U*TAKA VS NCHO72
予想
U*TAKA：DEATH†ZIGOQ ～怒りの高速爆走野郎～
NCHO72：Cosmic Cat
結果
U*TAKA：We're so Happy (P*Light Remix) IIDX ver.
NCHO72：TIEFSEE
※両者EXストラテジーカードを使用
試合結果
予想 ROUND1 WIN
結果 ROUND1 U*TAKA WIN!!
ラウンドワンのエースU*TAKA選手の圧倒的強さに加えメンバーの勝負強さが光ったこの試合、GiGOが逆転するには大将戦で2タテをする必要がありました。絶望的とも言えるこの試合でU*TAKA選手が選んだのはWe're so Happy (P*Light Remix) IIDX ver.。正規で極めたU*TAKA選手はNCHO72選手を全く近づけさせない圧巻のプレーで勝利を掴み取りました。一瞬でもリードを奪わせないその姿はまさに勝利をもぎ取る王者でした。
NCHO72選手も一矢報いるためにmax-8を叩き出しているTIEFSEEで勝負を挑みましたが、王者U*TAKAは全く揺るがず。無慈悲にも17点差をつけて2タテを飾りました。
逆転に次ぐ逆転で死の淵から這い上がったGiGOはついに敗退となってしまいました。敗退が決まりCORIVE選手が涙を流す姿は思わず感極まってしまいました。前シーズンからの圧倒的成長を遂げ、今期はエースと知ってGiGOを率いたプレッシャーの重さが伺えます。
ラウンドワンは再びファイナルの舞台に立つこととなりました。前シーズンはあと一歩のところで叶わなかった優勝に向け突き進んでいくと思います。
ついに長かったBPL Season2も残すところファイナルステージのみ。レギュラーシーズンで圧倒的強さを見せた2チームがプリズムホールで激突します！10/15(土)の最終決戦、優勝の栄冠をつかむのは果たしてどちらでしょうか！私もひっそりと現地で応援させていただきます。
がんばります