見出し画像

BEMANI PRO LEAGUE -Season2- ドラフト感想 -SDVX編-

 どうも、先日ついに剛力羅とアルジェントを取得しました。T2-Kです。BEMANI PRO LEAGUE ZEROからBPLを追いかけ続けて早3年、ついにBPLがIIDX以外の機種にも進出してきました。ただのファンなのに非常に感慨深いです。私はSOUND VOLTEXをGRAVITY WARSで一度辞め、VIVID WAVEから再度復帰した身なので、ボルテ界隈のプレーヤーをほとんど知らない状態でドラフトを観ていました。ですが、ボルテのモチベーションに火をつけるには十分すぎるほど面白いドラフト会議だったと思います。

・BEMANI PRO LEAGUE Season2 公式サイト

・BEMANI PRO LEAGUE Season2 ドラフト会議

はじめに

 IIDXの時と異なり、各チームのアドバイザーが同席しているところに目を惹きました。IIDXのときはべあーさんが同席していてびっくりしたのですが、今回はいきなりEmoCosineが現れたのを筆頭に、てんあさん、かむさん、つむさんまで出席しており、BPLのボルテージが上がってきたことを強く感じました(同時に、IIDXドラフト会議時のべあーさんの待遇の別格度合いにも改めて驚きました)。

各チームの紹介

 SDVXのチームって、IIDXのチームとキャッチコピーは共通なのですかね?イメージミュージックも違うので全く異なるキャッチコピーになるかもしれませんね。
※各選手のボルフォース値は紹介動画から引用しております

APINA VRAMeS
 -テーマ曲- 
HALO - Tatsunoshin

 今年のKACチャンピオンであるYU11選手を筆頭に、幅広く実力の高い3名をキッチリと揃えた印象です。また、5チームが投票したHALOを引き当てる等、IIDXで魅せたチームの威厳を開幕から発揮したのもポイントでした。

武奏の神暴龍天 
YU11(ゆーいち) 
VF:22.198

 いわずと知れた10thKACチャンピオンです。現在のホーム店舗がアピナ松本店であることから、アピナとしては絶対に獲りたかった選手だったと思います。テレビ信州で特集が組まれたほど注目度・実力ともに高く知られているため、エースの座に恥じない活躍を確実にしてくれると思います。

野増菜家のレジェンド 
KND*48TE(よばて) 
VF:22.129

 こちらも長年高い実力を持つ選手として知られており、高難易度での精度の高さに目を惹きます。Lv18,19でのEXスコアが2巡目指名とは思えないスペックのため、本番で爆発した時の火力の高さが非常に期待できます。

狙うはS-PUC 
PAPER.(ぺーぱー) 
VF:21.867

 中難易度の精度が非常に高い選手です。肩書にS-PUCを掲げていますが、そもそも大量にあるLv17,18をすべてPUCしており、さらにLv17のS-PUCをいくつも達成しているため、特にレギュラーシーズンでの活躍が非常に楽しみです。

GiGO
 -テーマ曲- 
S(TAR)²☆pistol - Mono.

 素の実力はもちろん、本番での実績が十二分に発揮されているメンバーが揃ったチームです。安定火力が高い選手がそろっているため、データからは見えない力で相手チームを翻弄することになると思います。

不死のマルチプレーヤー 
--H.R.--(ほうらい) 
VF:22.154

 Lv19全PUC、過去3度KAC決勝進出と実力・実績ともに強く保証されている選手です。プレー歴、大会出場歴が長いことからベテランの安定感をこれでもかと発揮してくれることが期待されます。

BEMANIロボット 
SIRON.(しろん) 
VF:21.099

 サウンドボルテックスプレーヤー…というよりは5thKACのリフレクビートチャンピオンというイメージが強い選手です。別機種とはいえ一度頂点を取ったことがある実績は間違いなく、ボルフォースからは見えないポテンシャルの高さで数多くの強敵を薙ぎ倒してほしいと思います。

ノリと勢いと精度の男 
DPE(でーぷ) 
VF:21.410

 中難易度の精度の高さがピカイチの選手です。ラウンドワン頂上決戦個人戦では本選進出を果たし、予選3位につけた実績から本番力の高さが伺えるため、格上相手でも臆しないプレーに非常に注目です。

GAME PANIC 
 -テーマ曲- 
赫焉のヴァルキュリア -Ragnarøk- - ryhki

 初手のCH選手を引き当て、最後にKAINARU選手で締めた、まさにゲーパニに始まりゲーパニに終わるドラフト会議だったと思います。IIDX同様、選手の強さもさながらキャラクターの強さにも光るものがあるチームに仕上がりました。

愛のSOUND VOLTEX 
CH(かねこ) 
VF:22.264

 5チームから競合指名を受けた圧倒的人気選手です。とにかく精度が異常に高くS-PUCも400譜面以上達成しており、低難易度だろうと高難易度だろうと理論値付近を平然と叩き出せる実力の持ち主です。

GACHIOSHIST 
CHI8.(ちや) 
VF:22.001

 ガチ押し譜面を得意とする選手で、自分のフィールドでの戦いに絶対的な自信を持っているのが特徴です。直近で行われたジャムつく杯で優勝しており本番力が非常に高いため、試合では確実にポイントをもぎ取ってくれるでしょう。

愛知からのムードメーカー​ 
KAINARU(かいなる) 
VF:21.880

 唐揚げで謎のムーブメントを起こした選手です。低~中難易度の精度が非常に高く、どんな相手でも大きく点差を離されることがない安定性があることが伺えました。心臓勝負に持ち込んだら最後、簡単には倒れない芯の強いプレーが見れると思います。

SILK HAT 
 -テーマ曲- 
CUDDLIE CUDDLIE - ゆんゆん

 癖の強い譜面を得意とする選手が揃ったチームです。自選を通す強さがほかのチームと比べて光っている分、他選への対応力や本番での強さがどこまで発揮されるかに注目したいと思います。

漆黒のチャレンジャー 
DAIKI.(だいき) 
VF:22.007

 通常ならばスコアが取りづらいテクニカル譜面に自信を持つ選手です。さらに一発勝負でのスコアにも自信を持っていることから、ほかの選手が嫌がるような失礼選曲で勝負を盛り上げてほしいと思います。

IMPERIAL FLOOR ARTIST 
SEATRUS(しーとらす)
VF:22.085

 楽曲採用経験者の中ではずば抜けて実力の高いプレーヤーです。ボルフォースを見ると1巡指名のDAIKI.選手よりも高いところが驚きです。BPLの場ではぜひ自分の作った曲で勝利を飾ってほしいと思います。

岐阜が生んだボルテアナリスト 
082(おおやぶ) 
VF:21.860

 中難易度の精度が高く、そしてどんな配置でも容易に捌ける強さを持つ選手です。アナリストの肩書通り譜面研究力も非常に高いため、どんな曲が飛んできても跳ね返せることが期待できます。

SUPERNOVA Tohoku
 -テーマ曲- 
Brave Power Leader 《 = Voltage = 》- 概念

 平均年齢23.5歳と若手選手が揃ったチームです。若さゆえに現時点でのデータはおそらく役に立たず、戦いを重ねるごとに次々と成長していくことが期待されます。初戦と最終戦でのチームの強さの違いにも注目したいです。

テクニカルマスター 
LEON(れおん) 
VF:22.094

 テクニカル譜面を得意とし、勝負強さにも定評のある選手です。10th KAC決勝進出をはじめ一発勝負でのスコアの高さが秀でており、どのような譜面が飛んできても必ず高水準のスコアを叩き出してくれると思います。

負けず嫌いな弟キャラ 
TORIDE(とりで)
VF:22.025

 9th KAC準優勝をはじめ本番での強さに自信を持つ選手です。中難易度の実力が高いのはもちろん、一発で出すスコア水準の高さも非常に抜けているため、どんな相手でも圧倒できるポテンシャルがあることが伺えます。

雑食獣 
KIK(きっく) 
VF:21.906

 テクニックを要求される譜面の精度が高い選手です。低~高難易度幅広く対応でき、テクニカル配置を得意としていながらどんな譜面でも高いスコアを出しているところから、高い地力を持ち合わせていることが伺えます。

TAITO STATION Tradz
 -テーマ曲- 
零天視 - 隣の庭は青い(庭師+Aoi)

 選手全員がボルフォース22以上のチームです。全員の最高火力が高いことが保証されているため、EX SCOREや見えないステータスである本番力次第ではどのチームも手に負えないほどの強さになると思います。

遅咲きのヒーロー​ 
WANIROU(わにろう) 
VF:22.096

 譜面の研究力に自信を持つ選手です。対応できる譜面の範囲が非常に広いため、自選の攻撃力はもちろん他選への防御力の高さにも期待でき、タイトーのエースとして鉄壁の活躍を見せてくれると思います。

その右手で旋風を巻き起こせ 
MURAKAMI(むらかみ)
VF:22.332

 世界でも数少ないボルフォース理論値達成者の1人です。1巡指名されなかった事に驚きでした。高難易度楽曲を全てPUCしている経験から守備範囲の広さ・対応力の高さが伺えるため、本番火力まで伴うと誰も敵わないと思います。

北海道が生んだ鬼才 
350B1(みそび) 
VF:22.020

 驚異の現役高校生プロ選手です。若さゆえか実力の伸ばし方が尋常でなく、どの属性の譜面でも極限の高精度を発揮しています。おそらくBPLという戦いの場でますます成長していくことが予想されるため、試合を迎えるごとに進化した姿を見せてくれるでしょう。

ROUND1
 -テーマ曲- 
ステラ・イミグレーション - 後藤 feat. リリカ

 IIDX同様、「ぼくのかんがえたさいきょうちーむ」をしっかりと実現させたチームとなりました。また、実力はもちろん発信力の高い選手も揃っているため、マーケティング面でも強いチームと言えるでしょう。

SOUND "BOLL"TEX 
BOLL(ぼる) 
VF:22.190

 現代サウンドボルテックスを代表するプレーヤーの一人です。5th KACチャンピオンでありKAC決勝進出経験も群を抜いて多く、ラウンドワン頂上決戦でも優勝するなど本番力の高さが頭一つ抜けているといえます。また、どの難易度帯でも容赦なくS-PUCを叩き出せるため、一筋縄では敗れない圧倒的な強さを見せつけてくれると思います。

ボルテ界のエンターテイナー 
XD*POTE.(ぽてさつ) 
VF:22.064

 Youtubeでよく動画を投稿しており、ランダムをよく使うプレーヤーのイメージが非常に強い選手です。が、9th KAC決勝進出を筆頭に素の実力は言うまでもなく高いことが知られているため、どんな場面でも、どんな譜面でも高いパフォーマンスを発揮できることが期待できます。

ランカーキラーガール 
MAHINA(まひな) 
VF:20.454

 BPLでは初の女性プロ選手となりました。10thKAC準優勝の記憶が新しいですし、666の縦連を片手で処理するシーンには多くの人が衝撃を受けたと思います。プロ選手の中では最もボルフォースが低いですが、低~中難易度の精度は非常に高いため、ジャイアントキリングを大いに期待したいと思います。

LEISURE LAND
 -テーマ曲- 
Garland - ミハイル + K.key

 実力が高いのはもちろん、譜面の知識や経験など数値化できないところに強みを持つ選手が揃ったチームとなりました。各選手の守備範囲の広さや一発勝負での火力の高さはかなりのものであり、他チームからすると非常に厄介だと思います。

SDVX Database 
24KW(かわちゃん) 
VF:22.149

 データベースを自称している通り、幅広いフィールドで武器曲を持つ選手です。どの難易度帯でも幅広く高水準のスコアを叩き出せるため、自選の強さはもちろん他選を食うパワーも持ち合わせており、他チームを翻弄させることができるでしょう。

BEMANIスペシャリスト 
PICOLTEX(ぴこるてっくす) 
VF:21.926

 言わずと知れた超ベテランプレーヤー、そしてGuitar Freaksチャンピオンとしても知られる選手です(8th KACでのキヤロラエクセは現地で観戦して震えました)。10th KACでは格上の選手を次々薙ぎ倒して準優勝、その高い本番力は誰もが認めるところだと思います。

ボルテ道場 師範 
PNT*EEB(ぺんた) 
VF:21.841

 低~中難易度帯のガードの固さが光る選手です。天下一音ゲ祭の出場経験はあるものの公式大会の出場が少ないとのことなので、不意を衝く選曲や本番火力でダークホース的活躍をしてくれることを期待します。

ドラフト総評と優勝予想

 今回のドラフトの結果からみると、単なる実力(=ボルフォース)の高さだけではなく、選手としての魅力や公式・非公式問わず過去の大会の実績をもとに選ばれたのかなという印象を受けました。おそらくIIDXでの実績を受け、音楽ゲームの広告としての働きや本番力の強さによる大会の盛り上げを意識しての指名だったのでしょう。
 ボルテの知識があまりない素人目線ではありますが、今回の優勝候補はやはりシンプルに強いメンバーが揃ったラウンドワンであり、次点でチーム全体のボルフォース値が最も高いタイトーになります。ただ、BPLではまだあまりプレーヤーに定着していないS-CRITICALの精度が問われるため、勝負は全くの未知数と言えます。
 SDVXのBPLは今年が初年度のため手探り感はあると思いますが、IIDXに負けず劣らずの熱い戦いが繰り広げられることを期待して開幕を楽しみにしましょう!

がんばります