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【感想】BPL Season2 -SDVX- Regular Stage 第3試合・第4試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。初見プレー課題曲の難易度が高すぎて泣いています。絶対18じゃねえ...
 今回もBPLS2 SDVXの感想をゆるりと述べていきます。EXスコア対決、想像より面白くて毎週びっくりです。

※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。

BPLS2 公式サイト

BPLS2 Regular Stage 第3試合・第4試合

第3試合 
SILKHAT vs SUPERNOVA Tohoku

 Rリーグの初戦は未知数の実力を持つシルクハットとスーパーノバの対決です。実力は互いに優劣つかずだと思いましたが、本番力で差が出る結果となりました。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
SEATRUS VS KIK

試合結果
予想 SEATRUS WIN
結果 KIK WIN!!

 事前の予想では格上で物量を得意としているSEATRUS選手が有利かと思っていました。が、雑食獣KIK選手の守備範囲の広さは想像を遥かに超えていました
 SEATRUS選手は得意分野である高速鍵盤を綺麗に拾うスキルが求められる選曲を行いました。対するKIK選手は対策していないとビックリする配置の多い譜面を選んできており、譜面の予習の差で刺しに行く意図を感じました。
 試合展開は、SEATRUS選手の自選の高速鍵盤譜面であるWorld's endやAerial FortressKIK選手はしっかりと受け止めて引き分けに持ち込んでおり、さらにKIK選手が選んだ初見殺しのSAMURAI TIGER押し方が独特の*Feels Seasickness...*でEXCEED GEARを使って差し切ったという印象でした。PUCではない同点が多く、勝ちきれなかったことでSEATRUS選手はかなり悔しかったと思います。

中堅 -TRICKY・TSUMAMI- 
DAIKI. & 082 VS TORIDE & KIK

SILKHAT
選曲 good high school
SUPERNOVA Tohoku
選曲 Believe (y)our Wings {V:IVID RAYS}

試合結果
予想 DRAW
結果 SILKHAT WIN!!

  両チームともトリッキーな配置の多いツマミ譜面を選択しました。が、ここで驚異的な本番力を発揮したのがSILKHATのDAIKI.選手でした。
 先攻のSILKHATが選択した楽曲はクネクネしたツマミを丁寧に処理する能力が求められるgood high school。SILKHATの082選手がMIRRORをかけていたことから、かなり入念に対策をしてきたことを感じました(ボルテはあまりMIRROR使う人少ないので…)。シルクハットの2人は自選であることも相まって序盤からしっかりと判定を掴み切っており、余裕のツインPUCを達成。11点としっかり差をつけて圧勝となりました(実はKIK選手がかなり善戦していました。この雑食獣怖い)。
 後攻のSUPERNOVA Tohokuが選択したのは予習必須の配置が飛んでくるBelieve (y)our Wings {V:IVID RAYS}。実力者でも苦労するこの譜面、序盤は自選のスーパーノバがリードをしていましたが、終盤でDAIKI.選手が驚異的な追い上げを見せてmax-5を叩き出して逆転に成功!シルクハットの2タテとなり、勝負の行方は分からなくなりました。

大将 -HAND-TRIP​- 
DAIKI. VS LEON

DAIKI.
選曲 She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん
LEON
選曲 αρχη
新曲 ENDGAME
試合結果
予想 LEON WIN
結果 DAIKI. WIN!!

 光と闇対決お互いのチームのエースが正面からぶつかる対決となりました。実力はほぼ互角のため、ジャンルからして本番で事故を起こさず実力を発揮できるかが勝負の鍵となっていました。
 DAIKI.選手が選択したのはソフラン・縦連なんでもありなTRICKY譜面のShe is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん(君本当にHAND-TRIP?)。DAIKI.選手はMIRRORでしっかりと対策してきており、かなりの自信を感じました。試合は序盤の縦連こそ点差が詰まりましたが、その後は少しずつDAIKI.選手が差をつけていき、圧巻のPUC。気付けば18点差と大きく差をつけた勝利となりました(max-12…?)。
 とんでもない本番力を発揮するDAIKI.選手相手にLEON選手が選んだのは、ハネたリズムで光らせるのが難しいαρχη。最初のツマミをLEON選手が外し、わずかに作ったリードをどんどん広げていったDAIKI.選手が再度PUCを叩き出し、22点差でカウンターを決めました。
 ここまでDAIKI.選手が2本先取しており(中堅戦から通算すると4連続PUC)、この時点でSILKHATの勝利は確定していました。そして最終戦となる初見楽曲は...鳴り響く重低音に不穏な形のグラフ。Yuta Imaiさんが提供したENDGAMEの登場ですゲーパニ戦でやれ
 (同時視聴していた友人が、エフェクターがMASTER TRICKであったことからとんでもない譜面になるとつぶやいていましたが)初見では対応が難しいツマミや爆速鍵盤、複雑な片手処理に出張とこれ本当に18か?みたいな配置だらけの中、初見993kでSを達成したDAIKI.選手が勝利となり、11-3でシルクハットが勝利を取りました。結果はとんでもない本番力を見せつけたDAIKI.選手が圧倒的でしたが、KIK選手のポテンシャルを見せたスーパーノバは、IIDX同様後から追い上げを見せてくれると思います。

第4試合 
LEISURE LAND vs ROUND1

 SDVXへの知識量が豊富な選手が揃ったレジャーランドと、絶対的エース・守備範囲無限のエンタテイナー・パワータイプの縦連人と三者三様のキャラが立っているラウンドワンの対決です。どの選手も本番経験十分であるため、コストを惜しみなく使って勝負に挑んだラウンドワンが有利だと思っていました。

先鋒 -MEGA MIX BATTLE- 
PNT*EEB VS XD*POTE.

試合結果
予想 XD*POTE. WIN
結果 XD*POTE. WIN!!

 知識量が圧倒的なPNT*EEB選手は変則リズムや瞬間的に鍵盤・ツマミが多いなど対策が必要な譜面を選択。地力で勝るXD*POTE.選手は高速鍵盤が主体の譜面を中心に選んだといったところでしょうか。
 今回の試合ではお互いにEXCEED GEARを防ぎあう場面が多く観られました。Made In Love、#Endroll、*Feels Seasickness...*、Divine's:Bugscript、Hellfireの5曲でEXCEED GEARを防いでおり、かなり拮抗した勝負で視聴者としては面白い展開だと思いました。ただXD*POTE.選手がEXCEED GEAR Lv3を発動してmqloを通したことが決定打となり、9-17でラウンドワンが先制点をつかみ取りました

中堅 -TRICKY・TSUMAMI- 
24KW & PICOLTEX VS BOLL & MAHINA

LEISURE LAND
選曲 Discloze
ROUND1
選曲 ↑↑↓↓←→←→BA
試合結果
予想 LEISURE LAND WIN
結果 LEISURE LAND WIN!!

 レジャーランドが選択したのはBPLS2 IIDXの決勝でDINASO選手が選択したDiscloze(DINASOリスペクト)。課題曲の中では細かい鍵盤を丁寧に処理する能力が問われるものであるため、チームの総合力で優位なレジャーランドが本気で刺しに行っているなと感じました。MAHINA選手はMIRRORで対策してきたものの、ツマミを外す痛恨のエラー。安定感抜群のプレーでmax-28となったレジャーランドが先制点を奪いました(何気にBOLL選手がmax-9です。ヤバスギ)。
 厳しい勝負を強いられたラウンドワンが選曲したのは癖の少ないツマミ複合配置を丁寧に処理する能力が求められる ↑↑↓↓←→←→BA(読み方はそのまま上上下下左右左右BA)。精度勝負に自信のあるラウンドワンらしい選曲でした。が、レジャーランドは圧巻のツインPUC。驚異のmax-7(しかもPICOLTEX選手はmax-1!?)で2タテとなりました。

大将 -NOTES- 
PICOLTEX VS BOLL

PICOLTEX
選曲 Leviathan
BOLL
選曲 火狐之舞
新曲 ИADIR
試合結果
予想 BOLL WIN
結果 PICOLTEX WIN!!

 勝負の流れはレジャーランド優位ではあったものの、ラウンドワンの大将を務めるのは5th KACチャンピオンのBOLL選手。本番力はPICOLTEX選手もかなり高いですが、強敵相手に自選を刺し切れるか、そして初見勝負の結果がどうなるか注目でした。
 PICOLTEX選手が選択したのは細かいズレた鍵盤を丁寧に拾う力が求められるLeviathan。様々な音楽ゲームに精通しているPICOLTEX選手らしい選曲ですね。試合は序盤からジワジワと差をつけたPICOLTEX選手が余裕のPUCを達成してmax-22の好プレーで勝利。SDVXにおける鍵盤を光らせる能力がいかに大切かがわかりやすい試合でした。
 続くBOLL選手はトリルを丁寧にとる力が必要な火狐之舞を選択(炎の選曲)。とはいえ癖の少ない譜面であるため、地力で勝るBOLL選手が上から殴る形となりました。試合はBOLL選手が序盤のトリルで差をつけた後、鍵盤の密度が上がるたびに少しずつ突き放していき、PUCでmax-16を叩き出して勝利となりました(PICOLTEX選手の自己ベストよりも高いスコアを叩き出しています)。
 水vs炎でも相討ち試合の運命を決める初見課題曲はИADIR。曲名からしてあのZEИITHの続編であることが伺えたのと同時に、かなり苛烈な譜面になっているだろうという予感がしました(と、同時視聴していた友人が言っていました。私はボルテの知識はあんまりありません)。
 勝負は終始10点差以内でPICOLTEX選手が先行する展開が続きましたが、最後の同時押しで突き放してそのまま初見1NEARでUC(!?)を達成して勝利となり、9-5でレジャーランドの勝利となりました。BPLにおける本番一発勝負の怖い部分と、豊富な大会経験に裏打ちされた圧倒的な実力を見せたPICOLTEX選手の凄さが際立った試合でした。

(最後のDJライブでPUPAが流れた時に、思わずえ?大丈夫?と思ってしまいました)

 次回はLリーグ第2試合、コストを温存するGiGOとゲーパニの対決や、再びMURAKAMI選手が欠場のTradzに情け容赦なく叩き潰しにかかるアピナと見所満載です。12/21(水) 21:00の放送を楽しみにしましょう!

がんばります