【感想】BPL Season2 -SDVX- Regular Stage 第11試合・第12試合 振り返り
こんにちは、T2-Kです。年末年始に今流行りの「アレ」に罹ってしまい、とんでもない目に遭いました。現在は完治して、3連休に呑気に神戸に滞在しておりました。三宮ラウワンの環境すごく良くないですか?
今回もBPLS2 SDVXの感想をゆるりと述べていきます。EXスコア対決、想像より面白くて毎週びっくりです。
※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。
BPLS2 公式サイト
BPLS2 Regular Stage 第11試合・第12試合
第11試合
ROUND1 vs SILK HAT
意地でも勝ちを取りたいラウンドワンに立ちはだかるのは、驚異的な本番力で猛威を振るうシルクハット。鉄壁のシルクハット相手にラウンドワンはどれだけ食らいつけるか、注目の一戦でした。
先鋒 -MEGA MIX BATTLE-
XD*POTE. VS SEATRUS
試合結果
予想 XD*POTE. WIN
結果 XD*POTE. WIN!!
XD*POTE選手は出張など特徴的なツマミ配置が多い曲を中心に選んでいますが、かなり属性がバラバラな印象を受けました。流石エンタテイナー。対するSEATRUS選手は得意な高速鍵盤譜面を中心に選んでいます。自分のフィールドを貫く姿勢はプロらしいなと思います。
試合は3ターン目からジワジワとXD*POTE選手が押し始める展開に。ただ、SEATRUS選手は他選のBEAST BASS BOMB、DaisycutterでEXCEED GEARを発動するトリッキーな戦略をとってきました。2曲ともツマミが特徴的な譜面のため、S-PUC狙いの意図があったのかなと思います。とはいえXD*POTE選手は流石の防御力で7ターン目まで連続でポイントを重ね、9ターン目のDaisycutterでEXCEED GEAR Lv3を決めてきました。SEATRUS選手もラスト3ターンは連続でポイントを決めたものの、ラストターンは惜しくもXD*POTE選手と同点となり、21-20とわずか1点差でXD*POTE選手の勝利となりました。EXCEED GEARの使い方次第では捲れた可能性があったほどの大接戦で、勝ちを決められなかったSEATRUS選手は非常に悔しかったのではないでしょうか。
中堅 -PEAK-
BOLL & MAHINA VS SEATRUS & 082
ROUND1
選曲 Rebuilding of Paradise Lost
SILK HAT
選曲 ultra turbo
試合結果
予想 SILK HAT WIN
結果 SILK HAT WIN!!
この試合、082選手のシャツが名前入っていなかったのですが…もしかして予備のものでしょうか?(IIDXだとG*選手が同じようなことになっていた気がします)。
ラウンドワンが選択した楽曲は後半から急に上がるBPMの対策が必要なRebuilding of Paradise Lost。とはいえそこは流石勝負に強いシルクハット。序盤から判定をガッチリつかんでおり、ギアチェンも完璧に決めてきました(ラウワンの2人はちょっと早めになっているのに対し、シルクハットの2人は少し遅めになっているのが面白かったです)。高速地帯でもリードを完璧に守り切り、そのままシルクハットが先制点をとりました(BOLL選手は自己ベストがmaxだったんですねぇ…今回もmax-6とかなり好記録です。ただ、ここで082選手が自己ベストを7点伸ばしてmax-5を叩き出しています。本番に強すぎるぞ)。
勢いに乗るシルクハットが選択したのはボルテでは絶妙に精度を取りにくいBPM・リズムの曲であるultra turbo(BPM138はIIDXでも光らせるのが難しいですね)。自選のシルクハットは低速のガチ押しパートにツマミ複合、瞬間で入る24分の細かいリズムに対する理解力がやはり卓越しており、96点の大差をつけて余裕の勝利(082選手に至ってはmax-6です)。今までの試合で何度も発揮した勝負強さを遺憾なく発揮したシルクハットが2勝となりました。
大将 -NOTES-
XD*POTE. VS DAIKI.
XD*POTE.
選曲 PANIC HOLIC
DAIKI.
選曲 Ichi-Go! DX Pancake!
新曲 Petit espoir
試合結果
予想 DAIKI. WIN (XD*POTE. 3pt-4pt DAIKI. )
結果 DAIKI. WIN (XD*POTE. 3pt-4pt DAIKI. )
XD*POTE選手が選択したのは対策必須の出張配置が数多く飛び交うPANIC HOLIC(お前HAND-TRIPちゃうんか…?)。解説でも触れられている通り、XD*POTE選手はHAND-TRIP配置が多い楽曲を選ぶ傾向にありますね。とはいえここまで無敗の驚異的な強さを誇るDAIKI.選手、序盤から判定を完璧に掴みとって、中盤は差を詰められたものの最初に作ったリードを完全に守り切って勝利となりました(XD*POTE選手はPUCしているのに9点差もつけるのが恐ろしいです。というかmax-8て何?)。
勢いに乗るDAIKI.選手が選んだのは終始一定の密度の譜面を叩き続ける集中力が要求されるIchi-Go! DX Pancake!。こちらもノリに乘っているDAIKI.選手が圧倒的な安定感を見せつけて余裕の連勝となりました。両者PUCする中、精度で一枚上回ったDAIKI.選手の圧倒的な強さが見えた瞬間でした。
ここで屈辱の3敗が決まってしまったラウンドワン。一矢報いたいラストの初見勝負曲はGiGOアドバイザーであるしーけーさん作曲のPetit espoir(節生さんが降れていた通り、やはり自チームでは選ばれないように考慮されているみたいです)。ノーツレーダーはNOTESとPEAKに振り切っており、かなり重い譜面であることが予想されました。曲はSouhait bleuを想起させる爽やかなメロディでしたが、譜面はBPM222の鍵盤ラッシュと予想通りのストロングスタイルに。そんな中エンタテイナーXD*POTE選手が人智を超えた集中力を発揮し、41点の大差をつけて勝利。しかも初見でPUCを叩き出す全人未踏の偉業を達成しました!この快挙に会場も視聴者も大いに湧きあがったのは言うまでもないですね(しかもXD*POTE選手はこの回の3曲すべてでPUCを達成しています)。
試合結果としてはラウンドワン6pt-8ptシルクハットでシルクハットの勝利となりましたが、この試合で最も見せ場を作ったのはXD*POTE選手だったと思います。Rリーグでは最下位でしたが、インターリーグではラウンドワンがどう化けるか非常に楽しみになりました。そして、安定の強さを見せつけたシルクハットもこのままの調子を保ってインターリーグ似挑んでほしいと思います。
第12試合
SUPERNOVA Tohoku vs LEISURE LAND
IIDX同様猛威を振るうレジャーランド、ここまで無傷の2連勝を達成しており、その勢いは留まるところを知りません。が、勝負に強い智略のスーパーノバはあえてLEON選手を温存するトリックプレーで勝負に挑みました。この戦略の意図が非常に気になります(あと、入場時にレジャーランドがはっちゃけていた件についてもめっちゃ気になります)。
先鋒 -MEGA MIX BATTLE-
KIK VS PNT*EEB
試合結果
予想 KIK WIN
結果 PNT*EEB WIN!!
KIK選手は重めの鍵盤譜面を中心に選択してきました。PNT*EEB選手を上から叩き潰す意図を感じました。一方のPNT*EEB選手はトリッキーな配置が目立つ曲を中心に選んできたようでした。研究力の高いPNT*EEBらしい選曲だなと思います。
今回の試合は序盤からPNT*EEB選手の調子がよく、開幕3ターンで連勝を重ねてきました。とはいえKIK選手も勝負強く、4ターン目のMAYHEMでカウンターを決め、そのままウエンレラの氷華をEXCEED GEAR Lv3で通して逆転。ただ、すぐさまPNT*EEB選手はNEO TREASONをEXCEED GEAR Lv3で取り返してから怒涛の5ターン連続勝利に(このあたりのPNT*EEB選手の表情がすっごくニコニコでした)。ラスト2ターンはKIK選手が連勝したものの、感情をフルに出して勝負を全力で楽しんだPNT*EEB選手が19-20とわずか1点の差を制して勝利となりました。とはいえあと一歩が届かなかったKIK選手も高い精度を見せることができた名勝負だったと思います。
中堅 -NOTES-
LEON & TORIDE VS 24KW & PICOLTEX
SUPERNOVA Tohoku
選曲 2 MINUTES FIGHTERS
LEISURE LAND
選曲 POSSESSION(Gowrock Remix)
試合結果
予想 LEISURE LAND WIN
結果 DRAW
スーパーノバが選んだのは突発的な片手処理への対応力が問われる2 MINUTES FIGHTERS。序盤はレジャランが少し抜けたものの、スーパーノバはガッチリと掴んで離さず。サビに入ったところでスーパーノバが捲り上げ、最後は7点差で勝利となりました(レジャランはツインPUCを達成しているのですが、スーパーノバは流石の高精度でした)。
善戦したものの先制点を取られたレジャランは高度な中速BPMへの精度力を要求されるPOSSESSION(Gowrock Remix)を選択(レジャランのお2人がやっているポーズはUNLIMITED FIREです。それにしても今回のレジャランは妙にテンションが高い)。自選のプライドゆえかレジャランが序盤から圧倒的な精度力を見せつけ、24KW選手はmax-6、PICOLTEX選手はmax-7ととんでもないスコアでツインPUCとなりました(同じくPUCを達成しているLEON選手1人でさえmax-14なので、如何に規格外なのかがよくわかります)。
中堅戦はクロスカウンターで引き分けとなりましたが、諦めない気持ちで勝ち切ったスーパーノバと驚異的な精度力を発揮したレジャランの、それぞれのチームの良さが発揮された一戦でした。
大将 -TRICKY-
TORIDE VS 24KW
TORIDE
選曲 croiX
24KW
選曲 * Erm, could it be a Spatiotemporal ShockWAVE Syndrome...?
新曲 Fl0ating:
試合結果
予想 24KW WIN (TORIDE 2pt-5pt 24KW)
結果 24KW WIN (TORIDE 0pt-7pt 24KW)
今回の大将戦のテーマがTRICKYとあり、とんでもない選曲が飛び交うのだろうという予想はしていました。
まず先攻となるTORIDE選手が選択したのは突発で来る長い16分縦連と中盤での減速が特徴のcroiX(一応初代からボルテを触れているので、選ばれたときに思わず笑顔になりました)。とはいえ24KW選手は当然対策済みでしょう。当たり前のようにPUCを達成し、max-13で勝利となりました。それにしても両者とも縦連が芸術的でした。
24KW選手は激しい速度変化に変則的なリズムで対策が難しい* Erm, could it be a Spatiotemporal ShockWAVE Syndrome...?を選択。以前類似譜面である*Feels Seasickness...*を選択していることもあり、ある意味予測可能回避不可能な選曲だなと思いました。とはいえTORIDE選手は対策バッチリで、サビまでほとんど点差がつかず。とはいえ曲が進むにつれ理解度で上回る24KW選手が大きく差をつけPUCを達成、36点差で勝利となりました(なんで当たり前のようにPUCできるんですか???)。
この時点でレジャーランドの勝利は確定していますが、最終決戦となる初見曲はyuichi NAGAOさんのFl0ating:。ノーツレーダーがNOTES、PEAKにも広がっていることから、間違いなく縦連ラッシュが来ることが予想されました。実際に激しい拍子変更を繰り返しつつも突発的に何度も縦連が降り注ぐ恐ろしい譜面でしたが、両者ともに危なげなくUCを達成。試合結果は早いうちから判定を掴み切った24KW選手が怒涛の3連勝を決めて勝利となりました。
これによりレジャーランドは無傷の3連勝を達成しました。圧倒的な強さを見せ続けるレジャランを止めるチームは現れるのでしょうか。一方のスーパーノバもまだ底知れぬ可能性を秘めています。少しでも油断すれば食われてしまう強さを持っているため、インターリーグは混戦間違いなしだと思います。
来週は早くもインターリーグが始まります!ここから早くも涙を呑むチームが決まってしまうと思うと、かなり辛いものがありますね…来週1/18(水) 21時からの放送を楽しみに待ちましょう。
がんばります