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【感想】BPLS2 各チーム振り返り 【APINA VRAMeS編】

 こんにちは。4か月にわたって一気に駆け抜けたBPLS2も終わってしまいました。SDVXの開幕まで待てない日々を過ごしております。
 今回はBPLの初代王者にしてその強さを誇示し続けたアピナについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。

見据えるビジョンは勝利への道 
-APINA VRAMeS-

戦績

Regular Stage  3位 勝ち点11[3勝2分2敗]46pt
Quarter-Final Stage 3分2敗 6pt

チームへのコメント

 エースのDOLCE.選手が不在となり、連覇が難しいのではないかと思われていました。ところが、そこは前回王者の意地。チームの総合力は非常に高く、思ったより隙の無いメンバーが揃っていました。
①昨シーズンから驚異的な成長速度で日々実力を伸ばし続ける次世代のエースUCCHIE選手
②ソフランや低難易度では屈指の防御力を誇り、チームを勝利へ確実に導く羅針盤NIKE.選手
③最年長の経験と知識でアピナを先導する切り込み隊長KENTAN選手
④Lv12の高密度譜面はもちろん、低レベルでの精度の高さや勝負強さは4巡指名選手の中でも抜きんでている46選手

大魔王の遺志を継ぐUCCHIE選手のオールラウンダーっぷりが目立ちますが、昨年度よりも精度に磨きがかかったNIKE.選手や、武器曲の豊富さが光るKENTAN選手、そして何より新規加入した46選手の強さの凄まじさが想像以上のもので、連覇も夢ではないと思っていました。
 ただ、クォーターファイナル戦で全力で挑んだにもかかわらずGiGOに負けてしまったのは衝撃を受けましたし、敗退時に涙を流して悔しがる選手の姿はどのチームよりも見るのが辛く思いました。それでもアピナは負けてこそ真価を発揮するチームです。次のシーズンは今回以上に恐ろしい姿になって帰ってくることを期待しています。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

ポテンシャル無限大∞ 
UCCHIE(うっちー)

出場回数
レギュラーシーズン 5回(1勝4分 中堅1 大将4) 
クォーターファイナル 1分1敗 次鋒、大将
プレー曲数 
10曲(6勝4敗 ストラテジー 使用2 被使用1)
クォーターファイナル 4曲 ストラテジー使用
獲得pt 
レギュラーシーズン 17pt
クォーターファイナル 3pt

 昨シーズンではファーストステージ第12試合以降すべて引き分け以上とアピナの快進撃を支えた選手です。が、今年はアピナのエースとしてかなり警戒されており、各チームの強敵を当てられることになりました。それでもクォーターファイナル次鋒戦を除いて必ずポイントを獲得しており、エースとしての役割を十分に果たしたと思います。
 また、今シーズンはCHARGEを除く5ジャンルに出場しており、元々のイメージである物量型プレーヤーから進化した姿を見せたことに驚きました。各ジャンルの自選曲のスコアも自己ベスト・本番でのスコアがぶっ飛んでいるのもびっくりでしたね…
 実力・本番力ともに日に日に進化していくUCCHIE選手、来期はさらに実力を伸ばして高水準オールラウンダーと化した姿を見せてくれると思います!

安定の羅針盤 
NIKE.(にけ)

出場回数
レギュラーシーズン 7回(4勝2分1敗 先鋒1 中堅5 大将1) 
クォーターファイナル 1分 副将
プレー曲数 
14曲(8勝1分5敗 ストラテジー 使用1)
クォーターファイナル 2曲
獲得pt 
レギュラーシーズン 20pt (全体3位)
クォーターファイナル 2pt

 今シーズンから指定Aのルールが追加されたことにより、前回以上に猛威が振るうことが予想されたNIKE.選手。ふたを開けてみると初戦こそ今期大暴れしたDINASO選手に敗北したものの、その後はMIKAMO選手、WELLOW選手の2タテを筆頭に次々と強敵を薙ぎ払い、レギュラーシーズン終了時にはなんと全体3位となる20ptを獲得してしまいました!同格となる2巡目同士の対決よりも、プレッシャーが重くなりそうな格上相手のほうが戦績が良いということにもびっくりです。だからこそ、クォーターファイナルに負傷した状態で出場したことで満足のいくプレーができなかったことは本当に悔しかったと思います。
 鋼のメンタルで安定感抜群のプレーを披露し、今シーズンのアピナの猛攻を支えたNIKE.選手。今後も鉄壁の防御力で見事なカウンター劇を見せてほしいと思います!

才能を引き出す導きの智将 
KENTAN(けんたん)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(2分2敗 先鋒4) 
クォーターファイナル 1分 先鋒
プレー曲数 
8曲(2勝6敗)
クォーターファイナル 2曲
獲得pt 
レギュラーシーズン 2pt
クォーターファイナル 1pt

 大会経験豊富、BPL参戦3年目の大ベテラン選手です。が、今期は立ち上がりから苦しい2連敗。特にゲーパニ戦ではあと1点で勝ちを決められなかったなど非常に調子が悪いように見えました。
 ですが、昨シーズン同様KENTAN選手は一度負けてから強くなる選手です。特にGiGO戦では自選曲をチームメイトに託す奇策に打って出た結果一気に調子を戻し、その後の試合はすべてポイントを獲得できました。このKENTAN選手の復活劇にはだれもが驚き、感動したと思います。
 とどまるところを知らないベテラン選手の快進撃はまだまだ続きます。この先も特攻隊長としてチームを導くことを楽しみにしています!

奈良が誇るPEAKマスター 
46(しろー)

出場回数
レギュラーシーズン 5回(4分1敗 先鋒3 大将2) 
クォーターファイナル 1敗 中堅
プレー曲数 
10曲(4勝6敗 ストラテジー 使用1)
クォーターファイナル 2曲
獲得pt 
レギュラーシーズン 7pt
クォーターファイナル 0pt

シーズン前は、4巡指名選手の中では珍しいLv12に自信のある選手であったため、どの場面で出場するのかが非常に注目されていました。ですが、先鋒戦に3回出場したのはちょっと意外だったと思います。
 ただ、46選手の驚くべきところはどんな相手にも一切動じない圧倒的な本番力の高さでしょう。対戦相手全員が格上で、しかも1巡指名選手とは3回対戦しているにもかかわらず、2タテを食らったのはわずか2回。そのうちVELVET選手、CORIVE選手には自選曲を大きく点差をつけて通していることから、4巡指名選手として破格すぎるスペックを持っていたことが伺えます。唯一Lv12での対戦となったラウンドワン戦でも、あの絶対王者U*TAKA選手相手にめげずに食らいついたこともかなり強く印象に残ったと思います。
BPL屈指の台風の目として猛威を振るった46選手。来期では自選曲の強さにさらに磨きをかけて、アッと驚かせるようなジャイアントキリングを連発してほしいです!

チームへの総評

前回王者・エース不在の中連覇を目指すということで、今シーズンは非常にプレッシャーのかかる中のスタートとなりました。立ち上がりこそ不安に思われましたが、そこは負けてから強くなるアピナ。数々の強敵を寄せ付けず、レギュラーシーズン怒涛の快進撃を見せたのは非常に素晴らしかったです。
王者が王者であろうとする努力も並外れたものでした。ゆえにNIKE.選手のオーバーワークによる故障や、UCCHIE選手が磨き上げた武器曲をカウンターされるなど想定外のことが次々と起きたクォーターファイナルは非常に悔しい思いをしたでしょう。アピナのメンバーの涙は他のどのチームよりも直視するのが辛いものでした。
しかし、繰り返すようにアピナは負けてから強くなるチームです。来期は王者へ返り咲く姿を見せてほしいです!

最後に

 アピナは前回のBPLでは主人公と言える活躍をしていました。今シーズンは王者となったことにより、主人公ではなく乗り越えるべき強敵ポジションに移った印象を受けました。そして、強敵であり続けることの難しさも同時に感じさせたと思います。
 またこのチームは次世代を担うUCCHIE選手、46選手の可能性を引き出したのはもちろん、ベテランのNIKE.選手、KENTAN選手の強みを活かしてきたことも注目すべき点でしょう。チームとしてのポテンシャル無限大のアピナ、来期はどんな姿を見せるのでしょうか。

がんばります