夏八木マキ

音楽とペンギンが好き。

夏八木マキ

音楽とペンギンが好き。

マガジン

最近の記事

アップグレード

小学生のお友だちと絵を描いていた。 旅に出ていたボロボロの猫が元気になる絵。 「レベルアップだよ!」って私が言ったらその子が、「レベルアップじゃなくて、アップグレードでしょ。」と書き直した。 そうだね、レベルアップとアップグレードは似てるようで全然違うね。 レベルアップは今の自分のまま力をつけること。アップグレードは今とは違う、次の世界に進むことだ。 子供はすごい。無意識にものすごいことを言う。 生まれ変わったら何になりたいの。って言われたから「もう生まれ変わらないよ。星にな

    • _

      神様がもし居るなら今までの苦しみぜんぶ抱きしめるから、 私にも、私の人生に関わったたくさんの人にも、 人数分のそれぞれの幸せが訪れますように。

      • 石を投げずに居られない

        宇宙が好き。 まずとても美しい。それに底のない未知が広がっている事実が自分自身という命や人生、生活を忘れさせて心を自由にしてくれる。 一般社会において思想の話をすると少なからずの不協和音を生むしそれが宇宙の話ってなると不思議な人扱いされがちだけれど、私は多次元宇宙論者だし、時間の流れは一定方向だけではないと思っているし(つまり素粒子が違う次元に流れていっている可能性を信じている)、 人間の人智を超えた巨大な魂の意思、宇宙の創造主のような存在を信じている。 人類の誕生、時代・歴

        • 見えない速度で

          春があっという間に過ぎて感情が追いつかない。 目を閉じれば近所で咲いていた枝垂れ桜のピンク色がまぶたの裏で眩しいのに、朝起きてゴミを出しに行く途中にある桜の木はもう緑色の葉で生い茂っている。 遠目に見るコンクリートや道端に咲いてる草花に夏の匂いを感じて、もう季節が変わるんだとその速度になんだか心がそわそわする。 夏が好き。夏生まれだし。夏八木だし。 夏の景色は澄んだ空気の中に太陽が降り注いで、彩度の高いビー玉があちこちで輝いているようなそんなワクワクを感じる。 冷たいクーラー

        アップグレード

        マガジン

        • 軌跡
          0本

        記事

          A short break

          どうしようもない気持ちになって朝一番に水族館へ行った。生活から一時的に離れたかった。深呼吸がしたかった。 早朝の電車にけだるい頭で乗って、運良く座れた座席での時間は眠りによって一瞬で過ぎて、窓に何度か打ちつけたであろう頭が痛かった。 目と心に眩しい陽射しを浴びながら高校生の時もこうやってふいに学校をサボって逆方向の電車に乗って水族館に行ったなぁ、と思い出した。 水族館は優しい。いつも静かにそこに居てくれて昼間でも深い蒼色が一時的に心に休息をくれる。 違和感のないちょうどいい非

          A short break

          brilliant brave blue ①

          その日は痛いほど暑かった。 散歩するには暑すぎる中、暇と行き場のない思いを抱えた私はあてもなくふらふらと歩いて高速道路横の坂道をくだっていた。 サービスエリアに止まる大中小さまざまな車をぼんやり眺めてサービスエリアで売ってるソフトクリームってどうしてあんなに美味しいんだろ、とかそういう事をぼんやり考えていた。 数年前の事だから細かい間違いはあるかも知れないけれど、でも思い返そうとすれば人生の中で俗にいう珍しい・面白い出来事だからこそ今でも割と細かく「その日」を思い出せる。 私

          brilliant brave blue ①

          Instant coffee

          どれだけ誤魔化しても、どれだけ良い日が続いても、 不意に全てを投げ出してしまいたい瞬間というのはくる。 昨日まで、今日の朝まで、数分前まで、大丈夫だったのに、 突然真っ暗な霧に身体と心が包まれて絡みついて離れない、そんな瞬間が確実にある。 今も、そんな時。  スーパーで買った5本入り300円のお湯で溶けるコーヒーは味わうというには深みがないけれど、 それでも部屋の中を檻の中の虎のように行ったり来たりする私を、生活の中で1番身近で手軽な刺激物のように思うカフェインが数分

          Instant coffee

          _

          SNSでもらう好き、とか大好きって体温がないからうまくわかりづらいけど、 自分の事を好きだと言ってくれる人からのお手紙は体温があってその人の生活がほんの少し感じられる気がして何度も読み返してしまう。嬉しい。

          _

          毎日、本を読んでるか、泣いてるか、歌ってる。

          unreleased photo

          SNS未公開の写真20枚です。 再配布禁止。 君の写真フォルダの中だけに居させてね。

          有料
          1,000

          unreleased photo

          egg

          最近自分の魂が一周して真っ新な状態に戻ったように思う。 傷ついた自分を守るために、様々な場所に落ちていたものを拾いあげ無理にくっつけた個性という名の殻が剥がれ、生卵のようにつるりとした、産まれてから数年のあの頃の自分に戻ったような。 きっとそれは少しづつ生きてきたながでついた自分自身の傷を目を塞ぐ事なくまっすぐ見ることの出来る時間が増え、そしてそれぞれのあの時に自分を傷つけた他者、環境、そして自分自身をいい意味で諦める事が出来たから。 産まれて数年の子供の瞳がキラキラと輝いて

          re-road

          ブログを始めます。 何の話から始めようかな、って思ったけれど、 まずは音楽の話からしようかな、と思います。 思い返してみて、 私に音楽を初めて教えてくれたのは高校入学して出会ったある女の子です。 今思えば学生時代に出会った同性の友人は彼女だけだったかも知れない。 出会ったその日にスカイプのIDを交換して、 その日の夜に大量の巨乳グラドルの写真を送りつけてくる、 いい意味で少し頭のおかしい子でした。 私は中学時代、新体操部だったのですが、 いじめられたというより誰かを