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「百聞は一見に如かず」

南伊豆町

そもそも南伊豆町がどこにあるか、知ってますか?
どんな人がいて、どんな雰囲気の土地か知ってますか?

私は静岡県出身ですが、南伊豆町に行くのは初めてでした。

南伊豆町に行って感じたこと。

それは、どんな場所でも、人に聞いたり写真で見たりするより、行った方が早いということ。

今回は、南伊豆町役場の職員さんにアテンドしてもらいながら、南伊豆町の魅力を存分に堪能してきました。

☆この記事に使用している写真は、すべてフリーランスカメラマンのマツハシタツキくんが撮影したものです。写真をタップしていただくとそれぞれの場所のリンクが貼ってあります。

1.伊豆白浜海岸(下田)

南伊豆町に向かうまでに、海岸沿いを通りました。

そこで出会ったのが、この景色。

綺麗すぎませんか?????

水平線を久しぶりに見ました。

波の音、空気、海の香り。
全てが最高でした。

2.まずは腹ごしらえ

お昼ご飯は『地魚料理 信』にお邪魔させていただき、海鮮丼を堪能。

今回頼んだのはおまかせ海鮮丼でしたが、そのほかにもフライ定食やランチメニューもあります。木の温もりが感じられる、何回でも足を運びたいと思うような素敵な場所でした。テラス席もオススメです♪

3.下賀茂熱帯植物園

想像していたよりも広い温室で、さまざまな植物を見ることができました。

マンゴーの実のなり方って知ってますか?
バナナって一本の木から、一回しか収穫できないって知ってますか?

直接行ったからこそ見れたもの、直接行ったからこそ聞けたお話がたくさんありました。

これは『ヒスイカズラ』という植物です。

つるの先に、鳥のくちばしのようなたくさんの花を房状につけます。

手で持つとこんな感じ。

意外と大きい花なんです。
素敵ですよね。

パーラーでは、ミラクルフルーツの体験やマンゴーの生ジュースなどを楽しむことができます。名産お土産の「メロン最中」も買うことができますよ!

この、下賀茂熱帯植物園では、レンタルスペースの貸し出しも行っていて、フリーマーケットをしたり地域の方が出店をしたりすることもあるそうです。

4.扇屋製菓

扇屋の店主さんの優しさと面白さが抜群でした!

名物の『メロン最中』が、まさかの自分であんこを入れるタイプ!
パリパリの最中とメロン餡が最高に美味しかったです。

メロンの在庫切れで食べられなかったメロンパフェにも再挑戦したい、、、!

実は、この南伊豆でメロンを育てているのは1軒だけ。
高齢化が進み、メロン栽培ができなくなってしまうと、メロンパフェにも影響が出てきてしまいます。
ドミノ倒しのように産業が潰れていってしまう可能性があるんです。
こうした現状も、実際に現地に行って話を聞いたからこそ体感として知ることができました。

私たちにできることは「まず、知ること」なのかもしれません。

5.石廊崎

見渡す限りの大パノラマ。
圧巻でした。

岸壁がある分、白浜海岸とはまた違った迫力のある波の音でした。

鳥の声、波の音、風の音。
『体感』として経験できることほど素晴らしいことはないと思いました。

やはり、経験に勝るものはありません。

6.みなみの甘酒プロジェクト

南伊豆町のある小学校とフリーランスカメラマンのマツハシタツキくんの共同プロジェクトでお世話になった担任の先生とお話をさせていただきました。

感じたのは、それぞれの活動で生まれた点が線となり、面となり、形になったということ。

そして、そこには一切の大人の押し付けが入っていないということ。学びに押しつけはいらないんです。

あくまで大人は、子どもたちが作り上げたものを整えるだけ。
環境や出会いの場を用意するだけ

むしろそれしかできないんじゃないかと思います。

子どもたちは用意された環境の中で、子どもたちなりに学んでいくんです。

子どもたちにとっても、たつきにとっても「新しい挑戦」となったこのプロジェクトは、何物にも変えがたい最高の経験になったと思います。

よくある体験学習では、生徒たちは「お客様」扱いをされてしまいます。そうではなく、それぞれにある程度の責任が生まれるような体験活動が大切なのだと思いました。

発想を実践していくときに、どのようなプロセスを踏んでいくのか。色々な大人がいることを知り、その人たちの力を借りることも十分大きな学びになると思います。

また、お話の中で印象的だったのは『故郷を自分たちの自慢にしたい』という言葉でした。

〇〇ランドのように、整っていない良さがある。
でも、そこに子どもたちが気付くことができない現状がある。

その地域に住んでいないからこそ感じられる感動もある。
その地域に住んでいるからこそ知っている地元のいいところもまだまだたくさんある。

それぞれが内と外で活動することで、何かが繋がる気がしました。

南伊豆の可能性を、私たちが信じなくてどうする。
この可能性を可能性のままで終わらせたくない。

心からそう思います。

7.雲見浅間神社(松崎町)

428段の石段を登り、さらに足場の悪い山道を登った先のこの景色。

この日は雲が厚く、日が落ちる瞬間を見ることはできませんでした。
それでもこの景色。すごくないですか?

でもやっぱり、日が落ちる瞬間を見たいので、きっとリベンジしに行くと思います🙌

8.SNACK  RICA(下田)

毎月数日だけ限定オープンするスナック。

RICAとは、スペイン語で「豊かな」「美味しい」を意味する言葉だそうです。

オーナーのリカさんが作る手料理と、そこに集う仲間たちで満たされている、最高な空間にお邪魔させていただきました。

なぜ下田に?
なぜスナックを?

それぞれに想いがあって、その土地に根ざしたアクションを起こしている姿が印象的でした。

素敵な空間なので、下田に来た際はぜひ立ち寄ってみてください!
SNACK  RICAの公式Instagramはこちらから!

9.ランプハウス(下田)

優しいおばちゃんが営んでいる小料理屋さんです。

干物・目玉焼き・小鉢・お漬物・味噌汁・ご飯など、全部合わせても600円という学生の家系に優しくどこか懐かしい味を味わうことができるお店でした。

お店の中も、どこか実家に帰ってきたような安心感があり、とても居心地の良い空間でした。アットホームとは、まさにこのことだなぁと。

美味しい料理を堪能した後は、下田の街をお散歩しにいきました。

10.ペリーロード(下田)

ペリーロードを歩くと、下田の魅力を存分に味わうことができます。

レトロな雰囲気の洋館や古民家が数多く立ち並び、枝垂れ柳の並木道と石畳が美しい情景を作り出していました。

ペリーロードの隣には平滑川が流れており、サワガニなどもいる自然豊かな場所でした。

11.龍宮窟(下田)

ハートスポットで有名な場所でもあります。

龍宮窟を見下ろす遊歩道も整備されており、大自然を間近で体感しながら海も洞窟も楽しむことができます。

海底火山の噴火によって降り積もった軽石や火山灰の地層が、波によって2方向に分岐して削られてできたのが龍宮窟です。時間の経過とともに、洞窟の天井が不安定となり崩落し、現在のような天窓が完成しました。

下からの景色は以下の写真のような感じです。

音打ち寄せた波の音が洞窟内に反響し、とても壮大な音を聞くことができました。

この場所も、ぜひ一度は実際に足を運んでもらいたい場所の一つです。

12.south  cafe(下田)

素敵なカフェでアップルパイをいただきました。
想像以上にボリューミーで、大満足!

どのメニューを見ても美味しそうなものばかり!
(今はなかなかできませんが)複数人で行ってシェアするのもありかも、、、と思いました!

とにかく最高だった!

とにかく最高でした。

2日間だけでこの充実度は、すごいです。

「どうだった?」と聞かれても、『最高だった。すごかった。』という言葉しか出てこないです。

やはり、百聞は一見に如かず

一回でいいから、実際に行って欲しい。
行って、その目で見て欲しいと思える景色がたくさんありました。

そして、まだまだ行ききれていない場所もたくさんあります。

現地の人たちにとっての当たり前が、私にとっては当たり前じゃない。
そのギャップを感じる方法を探っていきたいと思いました。

地元の人こそ、地元の良さをもっとアピールできるようになってほしい。

これは、願いでもありますが、私自身ももっと自分の地元を知りたいと思うきっかけにもなりました。

地元だから知っていること。
地元じゃないから気付けること。

きっと、みんなが手を取り合っていけば、できることも増えていくと思います。

「人」と「人」のつながりを強く感じた2日間でした。


(写真提供:マツハシタツキ)

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