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【秋の新作】恋撃ウーラオスVmax〜紅く燃ゆる恋心を添えて〜【CL京都2022】

みなさんCL、また日々の業務おつかれさまです。
さわだです。

最近、肌寒さを感じる季節になってきたかなと思います。そんな僕は、毎日タバコと酒を飲む度に嗚咽がするので年齢を感じますね…。

さて今回は、CL京都2022で9戦目の配信卓にいたテラダレイジくん(以下テラダ)と共に使用した「連撃ウーラオスVmax」の構築を使うに至った経緯、プレイングに対する考え及び候補となったデッキなどを書きたいと思います。

一部有料にして寄稿させていただきます。ご理解の方、よろしくお願い致します。
尖ったご都合構築のようになってしまうかもしれませんが、調整していただいた方達と相談しながら戦える形にいたしました。

特に今回のCL京都の環境予想とデッキの選択の仕方から個人的なプレイングには自信を持ってお伝え出来ると考えておりますので、参考にして頂ければ幸いです。

ここで、大した物は本当に一つもありませんが適当に調整メンバーやお世話になった人及び構築共有をしたテラダの実績を書きたいと思います。

実績

俺(25) @narik_pcg
数検2級
2019シティシーズン4エクストラ ベスト16
2021シティシーズン1 ベスト4(ルカザシ)
2021シティシーズン3 ベスト8(連ウー)

テラダ(21) @Reipoke_07160
2021シティシーズン1 ベスト8(ムゲンダイナ)
2021シティシーズン2 ベスト8(三神ザシアン)
JCS2021 7-2(81位) (悪パ)
CL京都2022 8-1(20位) (連撃ウーラオス)

東のよしさん(21) @PokePokePokeK
2020シティシーズン1 ベスト16(サナキュウ)
2020シティシーズン2 準優勝(レッパ)
CL横浜2021 9-4(56位) (青レシリザ、配信卓)
2021シティシーズン1準優勝(ピカゼク)
2021シティシーズン3優勝(白馬)

のぶ(23) @Cramorant_pcg
東京CL2020エクストラ(三神チャーレム)
横浜CL2021 9-4(101位) (ムゲンダイナ)
愛知CL2021 ベスト16(超越オロヨノ)
2021シティシーズン2ベスト4(黒馬)
2021シティシーズン3ベスト8(白馬)

今回のCLは2年ぶりな上、社会人になったばかりで対面で練習する時間も無く1人回し中心の練習がほとんどで、周りの人に構築を分けて回してもらうことで複数デッキの調整ができました。

周りの方には頭が上がらないです。

以下が目次となります。

1 環境読み〜候補デッキの選択

まず、デッキを考えるにあたってJCSのアーキタイプから約10個近く構築を洗い出し、フュージョンアーツが出ることでどのように環境が変わって行くのかを予想しました。

その中でもミュウVmaxの登場により、環境に相性不利が増えてしまう連撃ウーラオスVmaxが減り、相性有利が取れると思われるゲンガーVmaxが増えると考えました。

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ミュウVmaxはかなり最小限の要求で
・2ターン目までにミュウにエネを手貼り
・ゲノセクトVを置いて上に乗る
というだけで最小値210を叩き出す上に、要求が少ないためにこちら側が後攻を取ると単純に前を取られるだけで負けるということがどのデッキでもあり得ます。

これによって大半のVが先後次第で不利を取り、展開をせずに対戦が終わることから相性不利を取る超弱点の構築、ワンパンの要求がVmaxより低いタッグチームの構築は減少傾向に向かうかなと思ったのと自分はそのような構築は練習時間が限られてるために握れないと思いました。

このことから、連撃ウーラオスVmaxが減ることで新しいデッキタイプが環境に増えるだけでなく、ミュウ(ベンチバリア)の非採用構築が増えてくるということから様々なデッキに余裕が出来るだろうとも考えました。

自分的環境読みの結論から言うと

ミュウVmaxの発売
→ミュウVmax、黒馬の増加
→悪弱点の増加からゲンガーVmaxが増加
→連撃ウーラオスVmaxが不利を取るので減少
→構築上ベンチバリアの非採用によるtier外からの構築増加(今回でいうクワガノン的な構築)
→雪道を上手く使える構築が強そう
→白馬が環境に増加
→三神ファイヤーが上記をメタれることで増加
→白馬、三神、ミュウVmax、黒馬、ゲンガーVmax、ムゲンダイナVmaxが環境に蹂躙する
→三神以外は連撃テンタクルで勝てそう

このことから、tierは以下のようになると予想。

tier1 ミュウVmax 
tier2 黒馬、ゲンガー
tier3 白馬、三神、ムゲンダイナ、テンタクル

ざっくりとこのように予想を立て、これらの構築を組んでみました。

1つ1つの感想から
ミュウVmax→要求が少ないので速い
黒馬→安定して強い
ゲンガーVmax→盤面が揃うと強いが、事故りやすい
白馬→他の構築と比べて器用に立ち回れそうであり、スタンプ雪道が今回かなり強みとなりそう
三神→追加オルタージェネシスが最速ターンで言えたら強いが、ガラルファイヤーV型は周りづらかった
ムゲンダイナVmax→安定して強いが、ミュウVmaxに必ずしも有利では無いため候補からは消えた。
連撃テンタクル→唯一の非V構築で立ち位置は悪くなさそうだと思った。

これらのことから、候補デッキを4つ決めました。

候補
・ミュウVmax
・白馬スイクン
・ゲンガーブラッキー
・三神ザシアン

それぞれの選択理由、使う上でのデメリットを書いていきます。

ミュウVmax

選択理由
発売してからすぐに組んで回したが、2ターン目からVに対して十分な打点が出ることが強く、ゲノセクトVの特性が強く手札が常に安定し立ち回り次第ではどの構築にも有利を取れそうだった。オドリドリが相手の打点を上手く調整出来ている。完走できそう。

デメリット
ゲノセクトVを並べることで前のミュウVmaxを無視されて対戦に負けることがある。
中盤以降の安定は保証されるが、序盤は手札が不安定になりがちなのでミラーマッチが増えることが予想される構築は1ターンでも遅れることが許されないと考えた。
ミラーマッチの練習において解答を見つけるには時間が足りない。

白馬スイクン

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選択理由
スタンプと雪道が十分入っている上にスイクンVを動かす要求が少なく、メロンでハンドが常に細い白馬はしゅんそくの1枚で助かることがあり安定して長期戦を戦えると考えたから。完走できそう。

デメリット
練習段階で混沌のうねりとツールジャマーが入ったミュウに勝てなさすぎた。
初ターンが中々安定しないので10回回したら4〜5回事故りそう。構築として成立してない気がした。
白馬の打点が微妙に足りない。

ゲンガーブラッキー

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選択理由
初ターンは展開しやすい上に打点がいくらでも伸ばせるカードが多く、ルガゾロと同じ動きがしやすいので手慣れてることもあり選択。
タイプ相性的にも環境には有利を取れている。

デメリット
初ターンの展開からドロソを繋いでいけない。
リセットスタンプにめちゃくちゃ弱い。
リソース管理が杜撰になりがちで短期戦向きのスペックかなと思った。

三神ザシアン

選択理由
今の環境は案外三神を切った構築が多いので、環境の外側から刺さりやすいと感じた。構築を安定させれば盤面を絞りつつ上手く戦えるのでどの対面も勝てるように練習が出来た。
三神ファイヤーと比較して安定した構築を作りやすく、逆にガラルファイヤーVを採用すると運任せになると考えた。

デメリット
どの対面も勝てるが、どの対面にも負けるので握るに踏み切れなかった。完走一歩手前で終わりそう。

どの構築もデメリットがあるので解決案をいくつか出して構築を変えてみましたが、三神ザシアンとゲンガーブラッキーは器用に戦える構築が作れずに白馬スイクンとミュウVmaxに絞ることにしました。

ここまでがCLの2週間前のことで、他の候補も無いかと考えつつミュウVmaxと白馬スイクンを回していました。

ここで、毎晩何人かで通話しながら悪口発表会をしていた時に僕のことを親友と思ってるレミさんとポケカの話をしてて、闘タイプが不利な環境におけるニンフィアVmaxの立ち位置及び構築の話になりました。

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ニンフィアVmaxの構築は一般的に多彩なタイプのポケモンが打点を上げるのに必要となるため、連撃ウーラオスVmaxや連撃サーチのオクタン、猿知恵ヤレユータンなどのカードが入っています。

また、ニンフィアVmaxが1ターンで動けるようにガラルファイヤーVの特性からエネルギー付け替えでダイハーモニーを打てるようにも構築されています。

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(参考:7/23成川杯テラダ使用ニンフ)

しかしながら、闘タイプが減ると予想される現環境においてニンフィアVmaxの必要性はあるのか?という問題があります。

連撃ウーラオスVmaxは悪に強く、ガラルファイヤーVは超に強い。ウィークガードを貼られたとしてもうねりの扇を連撃サーチ出来るオクタンがいる。

ニンフィアVmax絶対要らないじゃんか…

というわけでニンフィアVmaxを抜いて連撃ウーラオスVmaxとガラルファイヤーVの構築を作りました。この時に連撃サーチよりも裏工作型の方がインテレオンのクイックシューターによる打点調整がしやすく連撃ウーラオスVmaxの強みを活かせると思い、JCSの時のヨネダタクヤ選手が使ってた構築を原点として考えました。

あと自分はブイズが好きじゃないのもあります。

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見辛いですが、これが原案となる構築です。

これによりミュウVmax、白馬スイクン、連撃ウーラオスVmaxの3つを候補として練習を始めることになります。

2 使用デッキの決定

私事ではありますが、今僕は社会人となり静岡にいるためにポケモンカードが前より頻繁に出来ない環境にいるので練習のほとんどは1人回しになります。

ここで困るのが1人回しになるとミラーの練習をするにはもう一つ同じ構築を作らなきゃいけなくなるということです。

数少ない対面練習の機会は本番までに2回しか作れませんでした。当選するとは思ってなかったので毎週出会い系の女の子と遊ぶ予定を入れてたことを今になって反省しています。

しかし、withは良いアプリでした。

というわけでミュウVmaxと白馬スイクンのミラーマッチ練習はその2回で詰め切ろうとなり、それ以外の環境構築と毎日1人回しをしつつメモを取りながら1日最低10戦はやりました。

その間に連撃ウーラオスVmaxの構築も考えながら「あれが足りない」「これ要らない」「プレイングを定めればここら辺いじれそう」などとやったり、よしくんに夜中に更新した構築を渡して回してもらい、仕事が終わった後に使用感を聞いて構築を変えたりして構築を定めていきました。

そのせいか連撃ウーラオスVmaxの練習はCLの前日までほとんど出来ていなく、対面練習はおよそ10戦程度かそれ以下となりました。

CL2日前の金曜日に、やっと対面練習が出来たのでのぶくんと白馬ミラーをしてもらい、また白馬vs黒馬、ミュウVmaxなどの練習も行ってほとんど勝てませんでした。

CL2日前に山が無くなりました。ミュウVmaxは最後の択としていたので連撃ウーラオスVmaxの練習をそこで急遽始めます。

よって、連撃ウーラオスVmaxを握ることになりました。

3 使用構築

元々連撃ウーラオスVmaxはミラーの練習も十分したことやシティリーグで使ったこともあり、使い慣れていたので基本的な動きは理解できていました。


その時点で使っていた構築がこちらになります。

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