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ぽっかり空いてる時期

とある書籍のディスクガイドを数十枚書き上げる仕事をしています。
「ディスクガイド?」(ヤーレンズ風)と思われる方もいるかと思いますが、音楽アルバムの1枚を全部聞いた上でそれについて簡単に紹介するコメントを書くという仕事です。雑誌の「CD紹介」とか「レコードおすすめ」とか、いわゆるレコメン(推薦するという意味の「recommend」が語源)です。
今回、お仕事として依頼を受けたのは私自身が人生で聞いてきたカントリー音楽の数十枚について取り上げてほしいということで、ちょうど棚卸しにもいいかなと自宅にある数百枚のCD(レコードはそんなに持ってない)から厳選しているところです。その中で、年代順に自分がよく聞いていたアルバムをピックアップしてたのですが、ある数年間だけ1枚もないという事実に気づきました。

全く新譜を聴いてない時期があるなんて!!

あっ!

出産と育児をしてた時期だ

という、単純な理由がわかったのですが、自分でもびっくり

この時期、多分、何も音楽聞いてないかも

いや

古い楽曲とか仕事の音源は聞いてたと思うのですが、何かその年代のヒット曲とかその年代に好きなアーティストがリリースしているアルバムとか全く聞いてなかったんですよ。


それだけ子育てが大変だったんだなぁと今更ながら思う次第です

良くも悪くも子育て期は無我夢中です。異常なまでにハイテンションで子供二人がそれぞれ高校になる頃まで必死でした。(というのも我が家は夫が単身赴任で私が全部一人でやってたので)
おかげで現在下の子が、担任の先生に「最近、母が子離れしてくれない気がする〜」と苦笑いして話すほどらしい・・・私としては放置してる気がするのですが、よくよく聞くと周囲の親はもっと放置してるらしい。いや、話すでしょ?その日にあったこととか!!と、思う私。

話が脱線しましたが、その数年のブランクはもう埋められない。だって、その年代のその時の感性でしか解り得ないことだから。
でもまあ、今になって今の円熟した(?)大人の感性でまたその時代のものを掘り下げるのはそれなりに楽しいかもしれない、、、と、改めてその時代をピックアップしている現在です。

皆さんも、仕事が忙しかった時期、子育てが忙しかった時期、介護してる時期、で音楽と離れる人もいるかと思います。後からまた思い出して拾い集めてください。音楽はあなたの癒しになります。(と、うまくまとめた風の文章)

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