車窓から光の粒を見下ろせば 瞳に浮かぶ小さな祈り ◇ ◇ ◇ 眩まない光り輝く夜景にも あなたと灯すコンロの光 ◇ ◇ ◇ ー写真は仕事で行ったシンガポール 祈りが光っていれば、まだ大丈夫だよね でもコンロはちょっと卑近すぎるよね 夏稲🌾
仕事中、足下に置いた鞄の隙間から、携帯電話の着信画面が見えた。セールスだろうと思ったが、何となく気になって手に取ると、珍しく母からの着信であった。電話に出てからふと、昨晩の夢に祖父が出てきて、何も言わずに立っていたのを思い出す。 電話は、祖父の危篤を知らせるものであった。 私は田舎の生まれで、実家と祖父母の家が横並びという環境で育った。周りには田んぼと畑しかなく、特に小学校に入るまで、遊び相手は母と祖父母がほとんどだった。私が物心ついた時には、既に祖父母とも定年を過ぎて家
お久しぶりになってしまいました。 本業で異動があったり結婚する感じになったりしてジタバタしていたら、明日から9月らしい。 早すぎます。 この夏はいろいろありました。 冷房で冷えたあなたの二の腕に頬を寄せるとしみる空しさ もう秋です🍂🌝 夏稲
立春とは名ばかりの、まだ寒い二月のある日に、我が家のくろは、やって来た。 その日はたまたま家族が皆揃っていて、朝からリビングで各々寛いでいたら、外から 「にゃーん にゃーん」と声がする。 猫だ、と窓から外を覗くと、真っ黒な猫がこちらをじっと見ていた。 私は、猫が苦手だった。 というか、動物は全般的に苦手だった。それは他ならない母の影響で、母もまた、動物が苦手だったのである。一方で、父と妹は大の動物好き。特に父は幼少期から犬や猫を飼っており、毎晩一緒に寝ていたという筋金入り
違う媒体ですが、素敵なお題があったので書きました。 我が家の猫、くろ。 通称ぴーちゃん(くろ→くろぴ→ぴーちゃん)との出会いの話です。 くろは自ら家に入ってきた、かなり不用心なタイプの猫でした。 「カクヨム」初めて使ったけど、あっているのだろうか。 よかったら、読んでくださいませ。 夏稲
はじめましてから、ずっと放置してしまいました。 とはいえ、多少書いてはいました。 何かに載ったものは、リンクを貼ろうかなぁと。 何かのページにまとめたほうがいいのかしら。 まあ、増えたら考えます。 他、どうせならと何かに応募してまだ載せられないものも結構あります。 せっかく書いたので落ちたら、載せたいなと。 ちなみに写真はワークショップで書いたクリムトの接吻です。 この話も、なんかで書いたけど、まだ載せられません。 ふふふ🌸
オリーブというものは、日本人にはあまり馴染みがないものだと思う。 私が初めて食べたのは、おそらく幼い頃だと思うが、覚えていない。 私の中に初めてオリーブについての記憶が現れるのは、高校生のときのことだ。 礼法室の畳の上で、砂糖づけになったオリーブを食べた。 それは、茶道部の顧問だった先生が持ってきたもので、どういう成り行きだったかは忘れたが、食べてみようと言われたのであった。 先生と私たちで1つずつ口に入れたが、はっきり言ってまずかった。 しかし、こういうとき「まずいね」
はじめまして。 最近、文章をよく書くので 始めてみました。 しがない会社員で、ねこが好きです。 文学とはまるで関係のない仕事をしています。 書き溜めたもの、何かに応募してみたけどボツになったものなど 置いてみようかなと思っています。 心はあまり丈夫でないタイプですので 何とぞお手柔らかに・・・ どうぞよろしくお願いします。 夏稲