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「意外と」って、素直に嬉しくない?

お疲れ様です、なつきちです。
仕事の帰り道、今日も満員電車に揺られております。 
人身事故もあって今日は長めの乗車時間ですね。

さてさて、先日noteをやることを勧めてくれた友人と、久しぶりにお食事しました。
コロナもあってなかなか会えてなかったこともあり、ケラケラと楽しい時間を過ごせました。

その日はいい感じにメニューが豊富な居酒屋へ友人が連れて行ってくれました。カニクリームコロッケやら、家庭の味的なおつまみばかり頼んでいたのですが、ふとメニュー見つめていたら出会ってしまいました。

メニューの中の
「ベーコンエッグ」「ソーセージと目玉焼き」。
そしての横に「意外と人気!」の文字が添えられています。

@某居酒屋にて

「ベーコンエッグ」「ソーセージと目玉焼き」も両方頼みました。

「意外と人気!」の文字が「ベーコンエッグ」「ソーセージと目玉焼き」のどちらのことも指しているような絶妙な位置に添えられていたので、店員さんに「この"意外と人気!"って言うのはベーコンエッグのことですか?、それともソーセージと目玉焼きのことですか?、どっちが意外と人気なんですか?」とかなんとか、酔ってもいないのに面倒くさい質問を食い気味にさせて頂きまして、注文しました。

とゆうのも朝食メニューが昔から好きで、夜でもスクランブルエッグやシリアルを食べたりすることありましたので、内心とてもウキウキしていました。とっても美味しかったです。

このときに友人と話のネタになったのが「意外と人気!」の「意外と」っていうのは、褒め言葉なのかどうなのかということです。

今回の「ベーコンエッグ」と「ソーセージと目玉焼き」にいたっては、おそらく1日に1回ずつくらい注文が入ればスタッフの間で「意外と注文ありますよね〜」と言われそうなラインでしょうか。

朝食感があるメニューですし、食堂ではなくザ居酒屋!みたいなお店ではスルーする人が多いのではないかと思います。なので今回の場合で言うと「褒め」の方の「意外と」ですよね。アウェーで勝負する朝食群の精鋭って感じです。

では「意外と」が対人に使われたらどうでしょうか?
「あの子って意外にモテるんだよね」
「君って意外と仕事できるんだね」

う〜ん、絶妙なラインでしょうか。
自分が言われているのを聞いてしまったとしたら、「うん?ちょっと余計な一言入ってたよな」と普段から心穏やかな方でも0コンマ何秒の世界で一瞬そんな感情が過ぎ去っていくこともあるでしょうか。

もちろん関係性によって聞こえるニュアンスは違いますが、今回の例で言うと「元々そんな印象はなかったけど」という意味が込められてる感じがします。

・モテる印象がない
・仕事できる印象がない

元々そんなに自信がなかったとしても、他人から敢えて言われると、一言多い感が否めない、でも嫌味を言われてると感じるほどのパワーもそこまでもなく、まさに「うん?」と心を一瞬迷子にさせるラインです。

ソーセージやら卵やらに対して「意外と」と使われるのと対「人」に使われるのでは全く別案件とゆうこと。

ただ、思うのが「意外と」と言っている人に他意はなく、素直に言ってる場合が多いと思います。
単純に、ソーセージや卵に対して発言するときと同じ感覚で素直に「意外と」と言ってしまってるだけな気がします。
人に対しては失礼になることもあるので、配慮ができる人はそもそもそんな言い方はしないでしょうが。

それなのに「意外と」の部分に意識が奪われ過ぎて、その後の「モテる」や「仕事ができる」などの最大の褒めポイントを見逃してしまいがちになるんですね。

これは非常にもったいない。
勝手に被害妄想をして、褒められているのに素直に喜べなくなっている残念な結末です。

大人になってから言葉の裏を読んでしまうことって多くなりませんでしたか?
もちろん、「建前と本音」という言葉があるくらいなので、ある程度人生経験を積んできた大人であれば、当たり前のように相手が発言した言葉の裏を読んであげること自体が暗黙のマナーになっていたりしますよね。

だからこそ、そんなマナーが身に付いて言葉を素直に受け取れなかったり、ある発言を色眼鏡を掛けて見てしまうときもあります。

これってすごく窮屈なことだと感じます。
日々の自分を幸せな気持ちにさせてあげられるのって、自分しかいないな〜と30歳になってからつくづく思います。
どんな出来事でも自分の気持ちの持ちようで、嫌なことでも大したことないと思えたり、ただの日常が愛おしくなったり、何か行動して改善したいと考えるきっかけになったり。

一言余計なニュアンスが混じってたって、大したことない、素直に受け止めた方が何倍も嬉しい。

いつも素直に言葉を受け止められる人でいれたらいいなと、「意外と人気!」らしいベーコンエッグとソーセージと目玉焼き達が思わせてくれた一日になりました。


なつきち

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