カナダ記録③ 子どもたちのDaycare

こちらに来て4週間が過ぎた。

最初の1週間は準備期間としてのんびりし、翌週から子どもたちは現地のdaycareに通っている。去年と同じところ。

ちなみにdaycareって日本でいう幼稚園と保育園の中間にあるものかなと勝手に捉えていたけど、daycareはアメリカ英語、nurseryはイギリス英語でどちらも保育園を意味するらしい。
(国によって概念が異なるから難しいところだけど、子が通うdaycareは実態としてはやっぱり幼稚園と保育園の中間に近いと思ってる。保育時間の長い幼稚園的な。)

それはさておき、去年と同じところとはいえ、先生やお友達が変わっていたり、娘は学年が上がって去年とは違うクラスなので環境が大きく変わったりで、初日は二人ともずっと不安そうで、離れ際はもちろん泣いた。
娘は私の足にしがみついて離れない一方で、5歳の息子は泣くのをなんとか我慢しようとしつつ、それでも溢れてしまった涙を拭くためのタオルを私に要求するとすぐに『もう帰って!』と、気丈に振る舞おうとしていた。
部屋を出てそっと覗くと、涙を拭きながら先生に連れて行かれる姿が…
あー、健気 of the year 受賞です。

でもお迎えに行くと二人とも落ち着いて過ごしていて、娘は『またカナダ行くー?カナダで遊びたいなぁ♡』と目を輝かせていた(注:カナダとはdaycareのこと)。これが娘のすごいところ。とにかくどこでも遊ぶ環境さえ与えられたら楽しめる能力。
息子も知っている先生に会えて、ハグしてもらえてちょっと落ち着いた様子。

2日目以降は、さっと行ける日もあれば、やっぱり朝は寂しくてぐずぐずしちゃう日も今だによくあったりで、とにかく二人ともよく頑張ってる。
最近では友達と遊ぶことが少しずつ増えてきているみたい。先日はPolicemanごっこをして遊んでると息子が教えてくれた。去年は2ヶ月いて友達と遊んでる話はほとんど聞かなかったのでこれもまた成長。
とにかく友達がフレンドリーなのよね。息子のことを覚えてくれていて、すぐに名前を呼んで駆けつけてくれる子もいたし、私が迎えに行くと先に気がついた友達が子どもたちを呼びに行ってくれたり。

、、ここまで書いて、daycareでの出来事を3週間分も溜めちゃってから書くなんて到底無理だってことに気がつき始めているので、印象的な出来事を一つだけ書いておこう。

息子のすごいところ
朝は寂しくても行っちゃえば楽しい娘とは違って、やっぱりなんだかdaycareに行くことに不安を感じていた息子。
その理由はなんとなく私も気づいていて、今年の先生が結構クールなタイプなんだよね。去年は朝行くと「Hi Araaaaataaaaaa!! Good morning♡」と強めのhug&kissで迎えてくれて、何につけてもso cute! so smart!と褒めちぎってくれる先生だったんだけど、今年の先生は「Good morning! How are you? Let's get ready to play!」とテキパキした感じ。
話せばフレンドリーだし、全く悪い先生ではないんだけど、息子にとっては言葉も何もわからない環境で、強めのハグが心の支えだったんだろうなと思って。

息子は何か困ったことがあった時、先生に自分の考えをきちんと伝えて解決しようとする力があるのだけど、どうしても英語で伝えるのはまだ難しいからここでは私が通訳している。例えば、息子はもう昼寝をしないので、ナップタイムに静かに他のことをして遊んでいたい、とか、雨が降っている時は遊具が濡れているし砂場でも遊べないから外では遊びたくない、とか。
だからもし先生にハグで出迎えて欲しかったらお母さんが伝えるよ、きっとみんな喜んでハグしてくれると思うよ、と伝えた。でもそれは伝えなくて大丈夫、と。その時は、恥ずかしいのかな、まだ心を開いていない人にはハグをお願いしたくないのかな、とか思っていた。
でもその日お迎えに行くと、「先生にhug pleaseと言ってハグしてもらったよ」と嬉しそうに教えてくれる息子の姿が、、涙
なんと!あー、だから伝えなくて大丈夫と言ったんだね。自分で伝えようとその時点で君は心を決めていたんだね。いつも忙しそうな先生のタイミングを伺いつつ、勇気を振り絞って言ったんだね。
はい、健気 of the year 2度目の受賞!

他にもエピソードはたくさんあるんだけど、とにかく二人ともすでに経験値をズンズン積み上げながら、元気にやっている。

もうちょっとで折り返し地点。
親子とも、心身ともに元気に過ごすことが一番の目標!

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