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私の乳がん体験記~①しこりを見つけて病院に行くまで~
2023年6月、私は乳がんステージ1の診断を受けました。
それまでの私は、過敏性腸症候群や十二指腸潰瘍といったストレスからくる病気にかかりやすかったのですが、まさかがんになるなんて・・・
うちはがん家系ではないし、授乳中も乳腺にトラブルが起きたこともない。なんで?なんで、私が?と信じられませんでした。
ここでは、自分の乳がん体験の記録用として、がんが見つかった経緯とその時の心境を書いていきます。
父の胃がん発覚でがんを身近に感じる
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2023年4月に実父に胃がんが見つかりました。
元々は胃潰瘍でずっと体調が悪く、買い物中に動けなくなり救急車で運ばれたのです。
そして、2カ月ほど入院し、潰瘍部分を切除する手術を受けました。その後の病理検査で潰瘍にほんの少しがんが見つかったのです。
幸い、実父は再発もなく手術から1年が経ちましたが、元気に過ごしています。がんになった身近な親族は実父以外いません。
がん家系ではなく、身近にもがんになった方がいないので、この時初めてがんを身近に感じて怖くなりました。
(がんとは無縁だと思ってたのに、まさか自分の親がなるなんて・・)と毎日ぼんやりと考えていました。
そして、ふっとテレビで胸を自分で触って、しこりを発見する特集をやっていたことを思い出したのです。
胸のしこりを発見、良性だと思いこむ
![](https://assets.st-note.com/img/1713858155923-q4gKbB11GI.jpg?width=1200)
なにげなく自分の胸を触った瞬間、右胸の脇側にコリコリしたものが手に当たります。
もしかして・・これって・・と怖くなり、ネットで色々調べまくりました。しこりができる病気は乳がんだけでなく何種類かあります。
乳腺症
乳腺炎
線維腺腫
葉状腫瘍
この中で更年期の女性に、「乳腺症」という良性のしこりができる病気があることを知りました。
乳腺症とは、30~50代の女性でよくみられる良性の疾患の総称です。乳腺炎や乳がんのような明確な病気ではなく、ほとんどが女性ホルモンのバランスが崩れによって起きる逸脱症候です。
そして、乳腺のしこりは良性の場合が多いということもわかり、私のしこりはきっと良性のしこりでがんではないんだと一安心していました。
乳がんでもしこりができますが、乳腺炎などの良性の病気でもしこりが見られ、乳腺にできるしこりの80~90%は良性だと言われています。
更年期の女性は、ホルモンバランスが崩れる関係で胸のしこりができる事がある。
丁度私も更年期でめまいがひどく、ホルモン治療をしていたこともあり、乳腺症と決めつけて病院に行かずにいました。
病名をはっきりさせよう!と病院へ
![](https://assets.st-note.com/img/1713858407052-rqIY1GZkTS.jpg?width=1200)
私の胸のしこりは良性のもの。そう思いつつずっと気になっていました。
そこで、思い切って更年期の薬をもらいがてら、婦人科でしこりについて相談することにしたのです。
婦人科の先生にしこりのことを相談したら、「すぐに乳腺外来で診てもらった方がいいよ。」と言われました。
乳がんには、女性ホルモンが原因で増殖するタイプのがんがあります。
更年期の薬は女性ホルモンをおぎなう薬なので、がんだった場合、悪影響を及ぼす場合があるのです。この時点で、私は頭が真っ白になってしまいました。
がんかも知れない・・がんだったらどうしよう・・
婦人科の先生の「とにかく早く乳腺外来受診して」の言葉で、「私のしこりはそんなに深刻なものなんだ」と怖くなり、その日は病院での出来事を誰にも言えませんでした。
2週間程悩みに悩んでいましたが、このままずっと考えていてもしょうがないと、心を決めて乳腺外来を受診することにしたのです。
②に続く・・
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