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「これって、どこの部署がやるの?」の質問はナンセンス

ウェルビーイングとか、しあわせとか、考える機会が増えましたが、これらを真面目に取り組んでいる会社さんのお話に感激しました。

先日おこなわれていた幸せを考えるシンポジウムで、「人材育成と幸せ」をテーマにしたセッションがありました。

ユニリーバ島田由香さん、カルビー武田雅子さん、前野マドカさんが登壇されていたセッションです。

このセッションで学んだことを書いていきます。

Happiness is a choice

まず最初に、「幸せは選択である=Happiness is a choice」という話が印象的でした。

あくまでも、社員ひとりひとりが、自分の幸せに責任を持ち、自分自身がここにいるのを選んでいる。これが幸せのスタート地点だと。

そのうえで、会社としては社員が幸せであることを経営課題として、まじめに取り組んでいく。

「幸せになりたい」ではなく、「幸せである」を選ぶのは自分

と島田由香さんがおっしゃっていました。

起こったことを自分でどう解釈するか?

セッションのなかで「自分自身のターニングポイントは?」といった質問が投げかけられました。

武田さんも、島田さんも、「ターニングポイントや、失敗体験をよく聞かれるんだけど、困るんだよね。。」という感じでした。

武田さんは、がんで闘病されていた経験や、離婚、うつの経験もあるとのことですが、起こったことを自分でどう解釈するか?が大事だと。

その度に、自分でコントロールできること、できないことに区分けし、
自分で自分をハンドリングしている感覚だそうです。

よく「後から思えば、あれはいい経験だった」という言葉を聞くのですが、後から思うのではなくて、今の自分からちょっと先の未来にワープした感覚で、今の自分を見てみたらどうか? と考えているのかなと思いました。

やる・やらないの判断基準は、「自分が死ぬときに後悔することなら、やってしまおう」。

「これって、どこの部署がやるの?」の質問はナンセンス

このセッションの質疑応答のときに、「ウェルビーイングは、どこの部署がやるのが良いですか?」という質問がありました。

これに対する島田さんの答えが印象的。

「どこの部署がやるの?」の質問がナンセンス。やりたいと思う人がやる。
これを聞いてくるってことは、やりたい気持ちがあるのでは?
やりたいと思う人がやらないと、うまくいかない。
もし、やりたい気持ちがあるのであれば、近くの人に、自分がやりたいことを言いまくるのがいい。
「叶う」という漢字を見ても、10回言うと叶うとありますよね。

これを聞いて、ハッとしました。

私も、ついつい「これって、人事の仕事かな?」と遠慮してしまったり、他人事にしてしまったり、できないことを自分の立場の言い訳にしてしまうことがあります。

そうじゃなくて、やりたいか、やりたくないか。

ストレートだけど、愛のある回答だなと思いました。

武田さんも、「マネジメントのときに感情を使うように変えていった。自分がやっていたら、伝染していった。」とお話されていたのですが、「どこの部署がやるの?」と考えているくらいなら、できることから始めてみる。


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