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母親がマネジメントに入れば、組織が健全になる

おはようございます。

昨日は「忙しい母親だからこそセルフリーダーシップを」というテーマで、イベントを開催しました。

ゲストは、国際コーチ連盟認定マスターコーチの木村純子さんです。

多様なバックグラウンドのメンバーが集まる外資系企業で役員まで務められた後、独立され、現在は日本では20数名しかいない国際コーチ連盟認定マスターコーチとして活躍されている木村さん。母親たちの持つ可能性とそれを高めるためのアドバイスを伺いました。

私の心に響いたところと気づきを書いていきます。

母親になることで「トランスフォーメーション」が起きる

まず心に響いたのは「母親になることでトランスフォーメーションが起きる」こと。

母親になって、育休から仕事復帰して最初にぶち当たるのが絶望感。

なぜなら、全然ものごとが思うように進まないから。

それまで当たり前だった「朝起きて会社に出社すること」すら思うように進まない。

子どもが「保育園に行きたくない」とギャン泣きして、自分だけで歩けば10分で済む道も、保育園にたどりつくまで1時間かかったこともある。

なんでも自分の思いどおりに進む訳じゃない。

特に子どもが小さいうち(3歳くらいまで)は、今思い返してみても、思いどおりにいかないこととの戦いでした。

・打たれ強くなる
・忍耐強くなる
・工夫する
・段取り力が上がる
・助けてって言うことができる
・できなくても仕方がないと受け入れられる

これをネガティブな変化としてとらえるのでなく、ポジティブな変化として、「トランスフォーメーション」していると表現されているのが印象的でした。

どうしても、「母親だからできて当たり前」の減点主義で考えてしまったり、これまで100%で出来ていた仕事が100%で出来ない苦しさを抱えてしまったり。毎日が罪悪感との戦いでもある。

でも、困難を乗り越える力や、制約のなかでなんとかしようと思う気持ち、段取りをつけること、工夫を積み重ねること。

これらの母親になってからの「トランスフォーメーション」は、ビジネスパーソンにとっての基礎力。

時短など時間的に制約のある働き方になることもある。

制約のなかでトランスフォーメーションを積み重ねて、ビジネスパーソンとして進化していく。

母親がマネジメントに入る意味

いま日本においては、男性で妻が専業主婦もしくはメインで家事育児をしている人が、マネジメント(特に経営層)に多い。

マネジメントに「なんらかしらの制約のなかで働いたことがある」経験がある人がいると、組織が健全になる。

「母親がマネジメントに入ると組織が健全になる」という木村さんの言葉に、共感でした。

多様な働き方を受け止められるし、トラブルがあったときの対応力や、自分だけじゃなく他者を含めた視野。現状を受け止めながら、理想に向かうエネルギーなど、それまでの経営層になかった視点が入る。

これから介護の比率も上がっていくと思われるし、なんらかしらの制約のなかで働く人の比率は上がっていくと想像します。

だれもが幸せに働ける環境づくりを考えていくときに、当事者として経験しているかの視点は大切になってきます。

私自身も、育休から仕事復帰したときに、ワーキングマザーでひとり親として育てながら働いている方が上司だったことが、すごく心強かった。「長い時間働けばいいのではない」という価値観を持たれていたので、自分の置かれた状況のなかで、どうやってパフォーマンスを出していくかに集中できたし、それを評価してくれたのは、ほんとにありがたい。

逆に言うと、それが無かったら、仕事を続けられてなかったかもしれない。

母親だけじゃなく女性のリーダーシップ研修をされている木村さん、7/31と9/4にリーダーシップの体験イベントがあるそうです!




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