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アクセンチュアのインクルージョン&ダイバーシティを推進する社員と語るイベントからの学び

先日、運営している母親アップデートコミュニティのイベントがありました。

アクセンチュアのインクルージョン&ダイバーシティを推進する社員と語る
「ひとりひとりが幸せに働きつづけるために、企業と個人ができること」

アクセンチュアさんと言えば、日経WOMANの2021年版「女性が活躍する会社BEST100」 総合ランキング1位に輝くなど、ダイバーシティな人材採用・組織改革において成果を上げている企業です。

勝手ながら、ジェンダーギャップの推進について勉強させていただき、何か自社で取り入れられることはないだろうかと考えていました。

そのアクセンチュアさんと一緒に、このテーマでイベントができたこと、大変光栄に思います。

何のために、ダイバーシティや、ジェンダーギャップの解消を活動するか?

その答えは、いろいろあります。

私は、ひとりひとりが幸せに働きつづけることだと思っていて、その結果として個人のチームのパフォーマンスが上がっていく。

私たちが企業として、そして個人として、何ができるのだろうか?

このテーマで、お話をお伺いしました。

正直「日本の企業からすると5年くらい先の取り組みをされているし、何か私に取り入れられることがあるんだろうか。」との思いもありました。でもアクセンチュアさんの計らいで、すぐに実践できる内容も多く、大変有意義なセッションでした。
参加いただいたみなさまも、たくさんの気づきがあったようで、うれしく思っています。ありがとうございました。

ゆるくつながれる仕組み

会社の経営戦略として、インクルージョン&ダイバーシティを推進されているアクセンチュアさん。

でも、その陰には今回のゲストの市本さんのたった1人の行動から始まったワーキングピアレンツのコミュニティがあることを知りました。

初めての育休だと色々と不安があります。そもそも分からないこともいっぱいあります。

保育園をどう選んだらいいんだろうかとか、ベビーカーとか、時短で復帰するかどうかなど。

この辺りを社内で気軽に相談できるチャットグループがあったり、育休復帰までに、「私たちはあなたの復帰を待っているよ」という声がけやリーフレットが送付される仕組みがあったり。

羨ましすぎるほど充実しているのですが、それらは社員のみなさんの課題感から、だんだんと仕組みや制度が増えてきて、それに伴いマインドセットも変わってきていると感じました。

すべてを一気に取り入れるのは難しくても、自分の周りだけでまずはやってみる。ゆるくつながれる場や、ひとりひとりの存在を尊重する声がけなど、すぐにできそうと思います。

対話の仕組み

アクセンチュアさんでは対話を大切にされているそうです。

「対話が大事」とは言っても、それがなかなか難しいんですよね。

これまで多くの日本の企業では、対話は大事にされてこなかったと認識しています。なので対話の文化を社内に持ち込み、浸透していく方法について興味津々でした。

具体的には、1対1で行われる対話にヒアリングシートを導入されているといったお話がありました。

特に育休明けとなると働き方が大きく変わります。

全開で働きたいという方もいれば、ワークライフバランスを重視したい方もいる。バリバリ働いていた人も、やっぱり子どもがかわいくて、なんとなく仕事をセーブすることもあるようです。

でも、上司が勝手に配慮してしまうのではなく、本人にヒアリングをする。対話を丁寧にしていくことを大切にされているそうです。上司やチームメンバーから「チャレンジしていいんだよ」という声がけもあると、背中を押してもらえます。

ヒアリングの内容ですが、具体的には家庭内の家事育児分担比率がどうなっているとか、直近1年間のキャリア展望とか、スキルの棚卸とか、どんな働き方をしたい(フルタイム or 時短)、リモートワークの希望とか。

このように対話の仕組み化がされていると、ズレが生まれにくいし、面と向かって聞きにくい・言いにくいこともヒアリングシートにあれば聞ける・言える、と思いました。

女性・男性に関わらず、家事育児分担比率の見える化をしているのは、目から鱗でした。

自分の応援者を増やす

セッションの最後に、ここまで活動を広げられている秘訣や、参加者へのアドバイスがあるかを市本さんにお伺いしました。

「自分の応援者を増やす」こと。

ジェンダーギャップの解消などの取り組みは、草の根活動になりやすい。私も前職で心が折れそうになりながら、やっていました。効果も見えにくいし、時間も労力もかかります。

でも、自分の応援者がひとりでもいれば、相談に乗ってくれたり、すぐに結果に結びつかなくても、応援してもらえることが何より励みになります。

これまでお世話になった、応援いただいたみなさんの顔が頭に浮かんできて、泣きそうになりました。

参加いただいたコミュニティメンバーのnoteも貼っておきます。

お忙しいところイベントにご協力いただきましたアクセンチュアさん、市本さん、本当にありがとうございました。

これから私、私たちができることを積み重ねていきます。

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