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高橋祥子さんに聴く - これからの人生をもっと自由にする『生命科学的思考』

昨日は、株式会社ジーンクエスト 代表取締役の高橋祥子さんをゲストにお招きして、「母親アップデートLIVE」のライブイベントをしました。YouTubeでご視聴いただけます。

テーマは、これからの人生をもっと自由にする『生命科学的思考』

ご自身も昨年4月にご出産された一児の母。
最新の著書『生命科学的思考』をもとに、これからの人生をもっと自由にするためのマインドセットやヒントをお伺いしました。日々忙しく過ごしている母親のみなさんにこそ、聴いていただきたいです!

ご参加いただいていた方から、チャットや感想をたくさんいただきました。

ありがとうございます!

その一部をご紹介しながら、心に響いたことを書いていきます。

「チーム子育て」は、人類にとって必要なこと

私がはじめに「子育てをされていて、なにか気づいたことはありますか?」と質問したときの高橋さんのお答えに、いきなり惹き込まれました。

「なんて非効率なんだろう、と思いました。」

ご視聴いただいていた方が、すでに感想を書いていらっしゃいますが、

私が母親になって感じているのは、「母親だから、できてあたりまえ」ということが前提になっており、親"だけ"で子どもを育てることのしんどさです。

なぜか、ベビーシッターさんに子どもを預けるのも罪悪感を持ってしまうし、仕事ならともかく、子どもを預けて自分の時間をつくるなどすると、「子どもを預けてまで、出かけるとは」と言われてしまう世の中。

でも人類は未熟な赤ちゃんをみんなで育ててきたからこそ、ここまで繁栄してきた。

生命体のなかで、これほどまでに弱く未熟で生まれくるのは、人間だけだそうです。ほっといたら自分ひとりでは生き残れない。馬は生まれてすぐ走ることができるのに、人間の赤ちゃんは、歩くようになるまでに1年もかかる。

母親が「孤独」を感じやすいのも、人間は集団で子育てするものだから、それを求めて遺伝子が正しく働いているということ。

ついつい「母親なのに、できてない私はダメなんじゃないか」と思ってしまいがち。特に産後の体もしんどい時期は、「泳ぎ方も分からないのに、海に放り出された」みたいな感覚がありました。母親としてやらなきゃいけないことが、できてあたりまえのプレッシャーとして襲ってくる。

生命の原則として、「チーム子育て」は必要なことなので、それを理解した上で、ひとりで子育てをしない、助けを求めることが大切。

「母親が、自分を否定したり責める必要はまったくない」と断言されていたのが印象的でした。

(ご感想コメントより)
自身をメタ的に見る事で、気持ちとしてはだいぶ楽になる。ただ、乳児期、幼児期の人間を育てるのは、その脆弱さゆえ、どうしても保護者が見る視点は狭くなる。人間の仕組みと社会のアンマッチ、めちゃくちゃスッキリしました。この話、今の育休中メンバーに伝えよう!と決めました!
生命原則からメタ認知することで親も子もいまが生きやすくなるってことがとても響きました。高橋さんがお話されると難しいはずの話が本当にわかりやすいです。
個人的な体験に基づく子育て論とは一線を画した、生命科学的でメタ的な視点がとても新鮮でした。これまで自分が経験してきた、育児に伴う精神的な起伏も、一旦冷静に捉え直せたように思います。貴重な機会をありがとうございました

他人からの評価でなく、自分の評価で生きる

いまは研究者であり起業家として、そして中高生はトランペット、大学はフィギュアスケートと、「どうしてそこまでストイックになれるのか?」お伺いしてみました。

お父さんがいつも「他人のことは気にせずに、自分の世界を深く持て」とおっしゃられていたとのこと。

研究で賞をもらうことや、トランペットやフィギュアスケートも、他人の評価が前提となっている。賞をもらったからといって、喜ぶのではなく、あくまでも自分の評価を大切にする。

このお話は、自分自身の生き方にも子育てにも活かしたい内容でした。

(ご感想コメントより)
他人からの評価でなく自分の評価。子育てにも参考になりました。
そして自分も、半径5メートルから価値を生み出していきたいと改めて思いました。ありがとうございました!!

この他にも、「行動することによって"情熱”が生まれる」「視野を狭くも広くもコントロールすることの大切さ」など、たくさんのお話をお伺いできました。

母親アップデートコミュニティのささのりさんが描かれたスケッチノートはこちらです。

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(全体を通してのご感想コメントより)

めちゃ面白かったです!冷静に考えるってできそうでできてないことが多いけど、一人一人ができれば世の中かなり変わるんだろうなと。行動と初速の話、視野の狭さの話、時間軸の話、ワクチンの話、すべて共感して頷きながら聞いてました。素晴らしい時間をありがとうございました。
子供の脆弱性を支えられるだけの社会を作って進化したのが人間、だから子育てはチームで。ってとても腹落ちしました。
あと「動くから情熱が生まれる」も理解ができました。
ジーンクエストの遺伝子検査を受けてみたいです。
高橋さんご自身も出産育児を経験する中で、ワタシ達と同じように産後うつになりそうだという話で親近感。でも、生命科学的な反応から起こる感情起伏と分かるだけで、かなり楽になる母親は多いですよね。
人間の子育ては、チームで。という根拠ある仕組みを更に伝えていってほしいし、ワタシも発信していきたい!
個人的に心に残ったのは、情熱のところでした。
「自分にとって起業はおおごとではなかった、起業家10人に囲まれていればその人は起業する」と仰っていたと思います。
私は「主体的に取り組む」ことが大事だと常々思っているのですが、HUC(母親アップデートコミュニティ)でいろんなことを支え合って実現していることに触れて、「主体性」って、個から生まれる必要はないのだなということを感じています。主体性も集団として生まれ、発揮するものでもあるのかな?と、ちょっと視野が広がりました。
これから考えていくすごくいいヒントをもらいました。

今回のLIVEでお伺いしたのは『生命科学的思考』のほんの一部分にすぎません。人生をもっと自由に豊かにするために、ぜひ子育てをされている方に読んでいただきたいです!



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