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幸せに働きつづける技術

新卒で会社に入ったころは、「成長したい」というシンプルな欲求があった気がします。そもそも仕事を覚えるのに精一杯だし、目の前のことを必死でこなしながら、何も考えなくても成長している。

なぜなら、もともと社会人として持っているものがないから。

でも、仕事をつづけるにつれて、「成長だけ」でもないなと思うようになりました。

特に子どもを出産して、育休から明けてからは、いわゆる仕事と家事育児の両立もあるし、毎日に追われることも多くなりました。

成長だけではなく、自分のライフも考えながら、どうやったら幸せに働きつづけられるのだろうか?

そんなことを考えます。

最近読んだこちらの本、「どうやったら幸せに働きつづけられるのか?」が丁寧にまとまっていました。「自分自身のごきげんを取りながら、幸せに働きつづける技術」を学べる本。

内定者への手紙 リードザセルフ! ー自分の取り扱い説明書をつくろうー

これから社会人になる内定者に向けた本とのことでしたが、社会人20年目の私にもど真ん中でした。

自分なりに、この本のまとめをしてみます。

リーダーの条件とは「自分で自分のごきげんを取れる」こと

世の中にはリーダーの方法論はあふれているのですが、私が好きなのはこの考え。

①Lead the self :まずは自分自身をリードする、自分のごきげんを取る
②Lead the people :そのうえで人々を導く
③Lead the societty :社会を導く

出発点は、Lead the self。

自分自身をリードし、自分のごきげんを取ること。

人はどういう人の元に集まりたいか? それは、高い目標を掲げながらも、常に前向きなエネルギーに溢れている人である。これは自分がフォロワー(付いていく側)であれば分かりやすいが、常にご機嫌で前向きなエネルギーに溢れる人には勝手に人がついていきたくなるものだ。言い換えれば「ご機嫌であること=リーダーの第一歩」である。

ふきげんな人より、ごきげんな人の近くにいたい。

たしかに言われてみればその通りなんですが、あまり考えたこと無かったです。

自分のトリセツをつくる

じゃあ、どうやってLead the self、自分で自分のごきげんを取っていくか?

その方法として、自分のトリセツをつくる手順が書かれていました。

①アンガーマネジメント(怒りを長引かせないために最初にすること)

②ダウンマネジメント(悲しみを長引かせないために最初にすること)

ポイントになるのは、怒りや悲しみを押しつぶすのではなく、この感情を認めたうえで、「ずるずると長引かせない」こと。

長引かせない自分なりの方法を持っておく。

私で言うと、

①アンガーマネジメント(怒りを長引かせないために最初にすること)
・人から離れる
・散歩にでかける
・自然に触れる
・自分の怒りをメモする

②ダウンマネジメント(悲しみを長引かせないために最初にすること)
・寝る
・好きな音楽を聴く
・自然に触れる
・おいしいものを食べる
・ハーブティーを飲む

③4つのゾーンのマトリックスをつくる

・ポジティブ⇔ネガティブ
・日常⇔非日常

この4象限で自分のマトリックスをつくってみる。

ポジティブな領域のものは、質と量を上げる努力をする。

ネガティブな領域のものは、ゼロに近づける努力をする。

ここで大事なのは、「不安」は絶対になくならないので、やるべきは「混乱」を最小化すること。

その方法として「紙に書く」のが、有効と書かれていました。

これはどんな時も何歳になっても有効だと思う。その理由は、①頭の中のメモリーを軽くする、②客観的に整理できるようになる、など考えられる。が、私が思うに一番の目的は「混乱をなくすこと」だと思う。

混乱とは「不安や心配で頭がいっぱいになり、次の行動を取れない状態」である。

ではどうすればいいか? これはあなたが考えていることを三つに分解し、書き出すことだ。三つとは、①事実、②解釈、③ネクストアクション(=次に取るべき行動の一覧)、この三つを整理して可視化することである。その理由は「客観的に課題を分離し、混乱を最小化するため」にある。

ちなみに私もこの4つのゾーンのマトリックスを書いてみました。

今やっているコミュニティの活動はポジティブのゾーンの質と量を上げるのに有効。そしてこうやってnoteを書くのも同じく、ポジティブゾーンに有効。

自分のトリセツは1回書いて終わりじゃなく、どんどん変化するものらしいので、またアップデートしていきたいです。

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