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世界の子育てとジェンダー 〜台湾のリアルを近藤弥生子さんから学ぶ〜

国際女性デーを記念して、オンラインイベントを開催しました。

『オードリー・タンの思考』『台湾はおばちゃんで回ってる⁈』など多数の著書を出版されているノンフィクションライターの近藤弥生子さんをゲストにお迎えし、子育てとジェンダーについて、たくさんのお話がお伺いできました。

私たちが運営している母親アップデートコミュニティ(HUC)では、『台湾はおばちゃんで回ってる⁈』の読書会をこれまで10回以上行ってきて、たくさんの気づきがあったんです。
たとえば、「自分軸」「同調圧力がない台湾」「スルー能力が高い」「EQ」などなど気になるキーワードが満載。この本を読ませていただくことで、自分のなかで色々な「思いこみ」があることに気づき、良い意味でそれを壊していただける機会となりました。

読書会からの私たちの気づき(心に残ったキーワードの数々)

今回、近藤弥生子さんから直接お話をお伺いすることで、日本にいると見えてこない大切な何かに気づく機会になればと思い、イベントを開催することに。

目的:
・台湾の子育て、母親のあり方、ジェンダー平等の取り組みを知る。
・自分自身の思いこみに気づく。
・その上で、自分自身ができることを考える機会にしていただく。

大切にしたい言葉がたくさんあったので、このnoteに書き留めておきます!

ご参加のみなさんのスモールアクション、80名近くの方々にご参加いただき、感謝感激です!!

おせっかいは自分から

日本では、子連れで電車やバスに乗ったら「人に迷惑をかけない」ようにしなくちゃ、という思いが先行しがちです。

私自身も、赤ちゃんが泣いて、電車を降りたことが何度もあります。

台湾では、「子連れにやさしい」空気があり、「お互いさま」の精神があふれているとか。

台湾はおばちゃんで回ってる⁈』には、おせっかいおばちゃんの存在が描かれています。
スルー能力が高くてストレートな物言い。多様性に富んでいて同調圧力がない。食を大切にし、困ったらみんなで助け合う。そして社会を動かしている。おばちゃん。

へそ出しとかショートパンツとか、他の人にどう思われようが、自分の好きな服を着ているおばちゃん。自分軸にあふれていて、すてきだなぁと思いました。

初対面の人に対しても、ちょっとおせっかい・親切をしてみる。おせっかいが循環しているのが台湾だと知りました。

まずは自分からおせっかいをしてみるのが大事ですよね。

相手の言語を探す

弥生子さんのスモールアクションとしてご紹介いただいたのが、こちら。

「相手の言語を探す」

今回は国際女性デーを記念して「ジェンダー」について、話していただきました。

日本では、女性のリーダーが少ないなどのジェンダーギャップがありますが、いきなり大きく変えようとしても難しい現状があります。

オセロを1つ1つひっくり返していくように、ちょっとずつ人の意識も変化していくというお話がありましたが、まさに私もそのことを実感しています。

でも、「相手の意識を変えたい」と思って話をするものの、なかなか話が通じなくてモヤモヤした、という経験はないでしょうか?

弥生子さんがおっしゃられていたのは、「相手の言語を探す」ことの大切さ。

自分の言語で相手に語りかけても通じないけど、相手の言語で話せば、理解を示してくれることってありますよね。

私も前職でジェンダーギャップの話を、経営陣やリーダーの方にしていたのですが、なかなか通じずに苦労しました。
相手が興味ある「採用や人事」の話だったり、「社員の帰属意識」の話だったり、どんな言葉であれば興味をもってもらえるだろうと試行錯誤していたことを思い出しました。

自分のことを大切にする

台湾の方は、まず自分のことを大切にするそうです。これは、日本に住んでいる私たちからすると、ちょっと違う感覚ではないでしょうか。

日本では、特に母親の方々は子どものために、家族のために、が先行しがちという話をよく聞きます。

私たちコミュニティのみなさんも、毎日毎日いろいろなタスクを限られた時間のなかで一生懸命されている話を聞きます。

今回のイベントでも、日々忙しくされているみなさんに合間をぬってイベントにご参加いただきました。

弥生子さんからのメッセージは、

「今いる自分そのものが素晴らしい」

日本に居たときは、ついつい自分ことは後回しにしてしまいがちだったそうですが、台湾に移住して、少しずつ台湾のみなさんのマインドに影響を受けているとか。

台湾の20代女性と話したときに、「え、自分のことが一番先ですよ。あたりまえじゃないですか。」と言っていたエピソードを紹介いただきました。台湾には、自分を大切にする方々がたくさんいらっしゃるそうです。

自分がハッピーだったら、他の人にもおすそ分けできる。

他にもたくさん素敵なメッセージをいただいたのですが、特に心に残ったことを書き留めてみました。

近藤弥生子さんはVoicyで発信されていますので、ぜひ聴いていただければと思います!

弥生子さん、ご参加のみなさん、ありがとうございました!

お読みいただき、ありがとうございます!もしよろしければ、「スキ」やシェア、フォローいただけると泣いて喜びます!ありがとうございます!