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40歳前後でキャリアにコミュニティを活かす方法

40歳前後になると、キャリアについて色々と考えることがあります。

私は40代手前では、「40歳になるまでに、何とか次のキャリアを考えたい」との焦りがありました。

そして、転職活動にもチャレンジするも、あまりうまくいかず。
色々あってコミュニティを立ち上げたり、一般社団法人を設立したり。

そして40代になって、新卒から20年勤めた会社を退職して、人生初めての転職にチャレンジしました。

このまえ、「キャリア x コミュニティ」をテーマに、トークイベントで話す機会がありました。「キャリアにコミュニティを活かす方法あるよね!」と腹落ちしたので、まとめてみます。

ぶっちゃけ、キャリアにコミュニティは活かせるの?

最近では、オンラインサロンやコミュニティなど、数えきれないほどのコミュニティがあります。

「ぶっちゃけ、キャリアにコミュニティは活かせるの?」と聞かれたら、私の答えはYESです。

理由は、一言で言うと「自己理解が深まる」から。

人は自分の持っている物や強みになかなか気づけないと思っています。

・自分が当たり前のようにできることは、他の人も当たり前にできると思ってしまうから

・人は本能的にネガティブを感じやすいため、できないところに注目してしまうから(人類が身を守りながら、生存してきた理由でもある)

つまり、一人では自己理解を進めるのに限界があるのです。

ここで、コミュニティが活きてきます。

会社内の関係とか利害関係のある人ではなく、利害関係のない人とコミュニティを通じて、やり取りする。

そうすると、「あれ、この人にはないけど、自分はこういうことができるんだ」とか「自分にはできないけど、この人は当たり前のようにやっているな」という気づきがあります。

他者からフィードバックをもらうことによって、自分の意外な強みに気づくこともできます。

たとえば、私はコミュニティでファシリテーションをやる機会が多いのですが、「なんか安心して話せるんだよね」とフィードバックをもらえて、自分の意外な強みに気づくことができました。

ポイントは利害関係のない人たちとコミュニケーションして、お互いがフィードバックし合うこと。

利害関係があると、ついつい「評価」とか「良し悪し」が混ざってしまうのですが、利害関係がないとシンプルにその人が持っているものや強みに注目することができます。

コミュニティを活用できる人と、できない人の違いは?

私はこれまで5年ほどコミュニティを運営してきて、自分自身でも様々なコミュニティに参加してきました。ざっと、ここ数年で20-30のコミュニティは試している気がします。

コミュニティを活用して、どんどんキャリアを良い意味で転換したり、転職したり、キャリアアップしている人がいます。

こういうコミュニティを活用できる人たちの共通点は「役割を取りにいっている」こと。

ハードルが高い役割じゃなくても、「議事録書きますね」とか「チャット盛り上げ役やってみますね」とか「イベントで何か手伝うことありますか?」と受付をやってみるなど、色々です。

役割を取りにいくメリットは、まとめると3つあります。

・参加する側ではなく、つくる側の経験ができる

・そのコミュニティに貢献できる

・自分自身のスキルアップにつながる

・同じ体験を通して、つながりができる

私は人見知りで内向型なので、コミュニティに馴染むのも時間が掛かるタイプです。目的のない雑談とか苦手なのですが、役割があると、そのコミュニティに馴染みやすくなるんですよね。

何より、参加する側だけじゃなく、つくる側の経験ができるのが大きいです。

トークイベントのなかでも、「サービス慣れ」とか「受け身」になりやすい社会のなかで、どうやって「自分から主体的に」動いていくかが大事だよね、という話がでました。

良いコミュニティと、悪いコミュニティの見分け方は?

コミュニティは何となく良さそう、じゃあ良いコミュニティをどうやって見分ければいいの?

一言で言うならば、「試してみる」ことが、手っ取り早いです。

どうしても合う・合わないがあると思いますし、選択肢は1つじゃない。

無料で体験できる期間を設けているコミュニティもありますし、気になったものがあれば、まずは試してみる。私の経験から言うと1ヶ月だと良く分からない、なので3ヶ月から半年くらい試してみるのがおススメです。

私なりに良いコミュニティだと思うのは、「継続」と「心理的安全性」です。

コミュニティは立ち上げるのは簡単だけど、「継続」が難しいんです。なので、一定以上(3年とか)継続しているコミュニティは、何らかしらの価値をメンバーが感じているんだと思います。

そして「心理的安全性」。

自分が無理せずに自分で居られること。意見を言えたり、自分で役割を取りにいける雰囲気があること。

私たちコミュニティでも、試行錯誤しながらですが、大切にしている2点です。

キャリアにコミュニティを活かす人が増えますように。

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