自信がない人こそ、いいリーダーになれる
「自信がない」
「どうやったら、自信を持てるのでしょうか?」
私自身ずっと考えてきたことですし、多くの質問をいただきます。
その問いに答えるべく、『なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか』の著者である小早川優子さんと対談イベントをしました。
拙著『I型(内向型)さんのための100のスキル』に共通する点も多く、金言いっぱいのイベントでした。学びと気づきがあふれているので、そのエッセンスをおすそ分けしたく、noteを書きます。
自信がない人ほどいいリーダーになれる理由
え、自信がない人ほどいいリーダーになれるの?
というのが、私が本のタイトルを見たときに思ったことです。
小早川さんに、その理由をずばりお伺いしてみました。
大きく2つあるようです。
①細くて長くコツコツやるのが、時代にフィットしているから。
今は「VUCAの時代」とも言われるように、物事の不確実性が高く、将来の予想が困難な状況です。今までの成功の方程式も通用しません。
自信がない人は、コツコツやっていき、長期的にリターンを出すことができるとか。
ついつい短期的なリターンを求めがちですが、長期的に見たときに自信がない人ほどリターンを出せるというのは、納得感がありました。
私も『I型さんのための100のスキル』で、「ウサギとカメ」の話に触れました。
他者(ウサギ)との比較ではなく、自分のなかの短期的喜びと、長期的喜びに目を向けながら、前に進んでいると、いつの間にかウサギを追い越していたって経験があります。
今回のイベント参加者は、ワーキングマザーの方が多かったのですが、100%の時間とエネルギーを仕事に割けないことで、焦ってしまうことは多いと思います。
それについてもお伺いしてみたのですが、
というお答えが。
いつも「アクセル全開」となっていなくても、長期的に考えたら、またアクセル踏めるタイミングが来る。
大事なのは、その「アクセルを踏みたい」という思いを上司など、周りに伝えておくこと。
伝えておけば、何かチャンスが来たときに声をかけてもらえるかもしれないとか。
②みんなの意見を聞いていく「耕す」ようなリーダーになれるから。
今は成熟期。
大量生産の時代に比べると、モノもあふれていて、いかに付加価値のあるものを作っていくかが求められます。
これまであまり意見やアイデアが取り上げられていなかったマイノリティからも話を聞き、知恵を集めていくことが、小さなイノベーションにつながっていく。
これをできるのが、自信のない人だそうです。
自信がある人であれば、自分の意見に自信があるので、周りからの意見を聞かなくても前に進めるのかもしれません。
でも、自信がない人は、周りの話を聞き、それぞれの強みを活かすことができると言います。
付け加えると、内向型の方々は、人の話を「聴く」とか、「観察をする」ことが得意な傾向があります。それを活かしてメンバーの方々の強みが発揮される環境を「耕す」ことができます。
「希少性が価値」になる
今回のイベントで印象に残っている言葉が、
です。
「マイノリティ」というと、自分の意見がなかなか通らなかったり、発言がしにくかったり、生きづらさを感じやすいイメージがあります。
「マイノリティ」とは、つまり「希少性」なんだ!
と見方を変えてみると、一気に気持ちが明るくなりました。
自分の経験が、誰かの役に立つこともあるし、
自分だけしかしていない経験であれば、そこからの気づきや学びは自分だけのもの。
「希少性は価値」
勇気づけられる言葉をいただきました。
小早川優子さんのご著書『なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか』
拙著『I型(内向型)さんのための100のスキル』
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