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只今何度目かのニートです

しばらくぶりのnoteです。
実はこの2ヶ月程の間にいろんな状況変化がありました。

まずは1年半ほど勤めさせて頂いたお仕事を退職しました。
就労支援のお仕事をさせて頂いていたのですが、福祉の世界は全くの未経験。
そんな状態で入社させて頂き、いろんな経験をさせて頂いたことをとても感謝しています。

そしてお仕事がなくなって只今ニートです。
しかし、この数年間で何度か短期ニートの経験値を積んだことで不安というものはそれほど感じなくなっていました。
これもニートの経験値を積んだおかげです笑。

一番最初のニート時代と今のニートで大きく変わったことは自分にとっての最小値を深く理解できたことです。

北海道に来るまでの2度のニート時代は、とりあえずの惰性で続けていた消費がいくつもあったし、その金額を細かく理解できていませんでした。
実は恥ずかしながら20代の間は一度も自分の出費を記録したことがなく、なんとなく月末に通帳をチェックし、トータルマイナスでなければOKという大雑把な管理をしていました。

そして北海道に来てからも最初の数ヶ月は収入先がまだ見つかっていないにも関わらず、仕事をしていた時と同じようにお金を遣っていました。
仕事をしていないから質素な生活をしなければならないとは思っていないのですが、仕事をしている時としていない時では時間の自由度が全く異なります。

ニートであれば明らかに自分で使える時間の量は多く、単発的にかかるストレス(通勤や予測できない出来事等。)の量は少ないはずなのに同じような頻度でカフェに行ってのんびりしたり、自分でできる食事にもお金を払って外食していたり。

私はもともと時間があれば家事全般は嫌いではないし特にストレスも感じないです。
その自分の得意とする分野に対してもお金を払って誰かにお願いしていてはそのサービスや物への感謝が小さくなってしまいます。

でも今回勤めていた職場で簡単な経理のお仕事もあったのですが、そこで毎日領収書の管理をしていました。こうやると1ヶ月の支出がぼやっとではなくしっかりとした数字で見えてわかりやすい。
当たり前のことだとは思うのですが、数字に苦手意識があった私には仕事でせざるを得ないという状況がとても良いきっかけとなりました。

そこからもう1年以上毎月しっかりとiPadに入れているアプリで管理しています。
そこから見えてきたのが自分がどの分野にどれだけ使っているかということでした。
いつどこでどれだけ遣ったというのが明確なので、ここは仕事が大変だった時だとか、冬に入ってから食費が上がっているとかが明確にわかりました。

今回のニート生活ではそれも踏まえて、しっかり支出の管理をしています。
今は時間があるから自炊強化月間にしようとか、大好きな旅は我慢せず、各駅しか乗れないJRのパスや少し移動時間のかかるバスで移動しようとか。そうすることで新しい発見もたくさんありとても心穏やかにニート期間を楽しんでいます。

そしてこの時間にゆとりのある期間を使って自分にストレスを感じるものをさらに生活から断捨離することにしました。
まず意識し始めたのは働く時間。これまでの間に1日6時間、週4日から5日がストレスが少ないなと思っていたのですが、これは我慢できることが前提の時間ではないのかと思うようになりました。お金を稼がなくてはいけない。だから自分がどこまでならそんなにストレスを溜め込むことなく働けるか。

でも思い返してみれば部活をしているような感覚で働いていた農業でのお仕事時代もありました。また配達のお仕事も自分1人で配達をするためノルマをクリアしていくゲーム感覚でやっていたように思います。

このような自分の得意だったり楽しいの感覚でできることをもう一度改めて思い返してることにしました。そこから今のところ出てきた答えは、まず働く時間帯が得意な時間じゃなかったということ。
私のこれまでのライフスタイルから見ると朝6時から活動していた時の方が体も気持ちも楽でした。普段でも一番元気に活動している時間は6時から14時くらいまで。もうこの後は1日を締める活動に入ります笑。
農業をしていた時に夏の間だけ6時から15時で働いていたことがありますが、確かにとても楽に働けていました。

働きたい時間の量にだけ意識を向けていましたが、もしかしたらこっちの方が自分には大事なんじゃないのかなと思うようになりました。夜8時ごろになるとギリギリ起きているという感覚になるし、最近はずっと夕飯を4時から4時半頃に食べています。(
この方が次の日お腹がとても楽なんです。)

このサイクルであれば働く時間はやっぱり5時半から6時頃が理想な気がしています。
現にまだ人が起きていない時間帯に移動して働き始めるのはとても楽しかった記憶がありあります。

こうなればお仕事の種類もある程度限られてくるし、社会に一応はまっているけれど、大多数の時間が避けれら、ひとり好きの寂しがりとしてはとてもちょうど良いように思います。
これもまだ現在の脳内だけでの判断なので、現実が動くとまた答えは少しずつ変わってくるかもしれませんが、少しこれから動いていく範囲を絞ることができ自己満足しています。

そしてもうひとつ選択肢として考えているのが引越し。
もともと引越し癖のある私ですが、今回にニートになり10日間十勝の友人宅に滞在していました。

旅行としては少し長い期間を生活するように滞在してみて感じたことはやっぱり十勝が好きだと素直に思ったことです。
高校時代3年間住んでいたのですが、今回の最初の移住先として選択しなかったのは車が絶対必要だと思い込んでいたこと。そして仕事を探すのが難しいのではないかとこれも勝手に思い込んでいから。

でも今回の旅で実際に自分の足で歩いて市町村内のバスに乗って、その街にある図書館に行ったり、スーパーや食堂に行ってみて思ったことは、実際にポンっとそこに行ってしまえばそこではそこのライフスタイルが出来上がるということ。

私の理想の方向としてはどちらかというと物はあまり所有せず、小さく生きられることに楽しさだったり幸せを感じます。
この十勝でのないけどあるという感覚はとても素敵だなと思いました。学生時代まだ社会に出ていない時の感覚とはまた違った感覚が自分の中に出てきてとても面白かったです。

小樽や地元である香川県の高松市と比べると十勝の郊外は確かにお店は少ない。でもただ比較した時に少ないだけで町にひとつのスーパーでも何も困ることはなかったし、むしろお金と食材を交換してもらえることにとてもありがたさを感じることができました。
コンビニだってスーパーが閉まった後に唯一食料を販売してくれるとても重要な場所でした。(特に私は車がなかったので。)

比較すればないのだけど、私のライフスタイルには十分すぎるくらいあるを体感できました。今まで自分の住んでいる家の中だけの最小値というのは意識していましたが、住む街自体を意識することができたとても貴重な体験となりました。

実際に住んでみればまた見えてくることもあるだろうし、どう感じるのかなというのも今後の自分の経験値としてとても重要な気がしています。
長くはなりましたが、結論としては十勝に引越してさらなる朝型人間になってみようという今後の方向性のお話でした。

まだまだどのタイミングで十勝のどこに行こうかというのは決定していませんが、これも昨年の4月小樽に引越してきた時と同じ。住所不定無職のまま香川県から来たにも関わらず、今のゲストハウスのオーナーたちに助けて頂き、お仕事も無事いろんな波に逆らわず流されていたら今まで生きてくることができました。

今回も今だ!みたいな感覚は大切に拾っていき、今の小樽暮らし自体も大切にしながら毎日を少しずつ前進させていきたいなって思っています。
またまた書きたくなったらこちらに記していこうと思います。

おわり。

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