ガリガリ=美しい


10代後半の頃
高校2年生〜にかけてかなりストイックにダイエットをしていた
と言っても毎日朝晩走り 毎週ジムやプールで運動 絶食はしない食生活
という至って健康なダイエットである
もちろん間食などもってのほか

私がこよなく愛するパンクロックからの影響が物凄くあった
私が大好きなパンクロッカーは皆ガリガリだったから
ガリガリ=パンク
という概念がずっとあった
余計なものが削ぎ落とされている美しさをパンクに感じていた
太る=死 という偏った考え方もあったのがこの時期だった

このダイエットを続けていたら体重が41.8kgまで落ちた そして生理が止まった
原因は痩せすぎとの事 婦人科で薬を処方してもらった

ガリガリじゃなきゃパンクじゃない
デブ=死
というかなり偏った考え方だった私はある種の摂食障害だったのだろうと思う

数年前に精神科に入院していた時
同じ部屋に摂食障害の女の子がいた
彼女は身長162〜3cm程で体重は40kgをきっていると言っていた 
めちゃくちゃ細かった 羨ましいと思う自分がいた
彼女は食事制限と「瀉血」をしていた
自分で自分の血を抜くという行為は私にはとても恐ろしく思えた 
血を抜いてまで痩せたいと思う彼女

今の時代
摂食障害に悩む人はとても多い
過食と拒食の繰り返しや 無理やり吐いたり
様々な薬を飲み試したり
それらは心の病気からきているのが事実

心と身体は繋がっている

それを忘れてしまうと取り返しのつかないことになる

私は今妊娠中というのもあり ダイエット云々に関しては今は程遠くなったが
毎日の食生活には気をつけている(お出かけしていたり特別な時は別だが)
野菜中心の料理やタンパク質を取り入れる事
糖質は少なく
1人でいる時はなるべく自炊する事

心が健康でいる事が第一だけど
そうもうまくいかないのが人生
時には今の自分を受け入れる事も必要
今だから思えるのは そんなに自分自身にプレッシャーをかけていたのは本当に可哀想なことをしていたな ということ
自分は唯一の自分の味方
可愛がってあげないと自分自身辛くなるだけだ

「痩せているから美しい」というわけではないのだから

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